概要
ハリー・ポッターシリーズの外伝作品である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の登場人物。アメリカ合衆国魔法議会(通称:MACUSA)に務める魔法使い。
魔法保安局長官…即ち闇祓い局全体の局長にして最強の”闇祓い”と言われており、魔力に関しては杖無しで魔法を使えた。
常に時の議長であるセラフィーナ・ピッカリーが重要な任務や作戦、果ては国際会議の際に控えさせている程、権力や影響力の高い人物である。ちなみにMACUSAの設立当初、同機関が最も重要として選出した「初代闇祓い」の中に「ゴンダルファス・グレイブス」がおり、今なおアメリカ魔法界の政治に影響力を持つ人物として彼と彼の家系の名は大きくあげられている。当然、その子孫で同じように闇祓いの長官となっているパーシバルも、多くの魔法使いから尊敬を集めていた。
性格
闇祓い局の長官として、その佇まいは権威的で抜け目がない印象がある。黒い外套にスカーフをかけた姿も無造作ながらエレガントさを醸し出しており、それが尚彼の長官としての威厳を際立たせていたのかもしれない。
周囲に対しては命令口調で指示を出したり、物々しい発言をしたりする場面が多い。しかし、彼に従う者や慕う者が多くいる事から好印象の人物だったと思われる。任務に真摯に当るその姿勢は、ティナのような部下である若手の闇祓い達の目標とする所だったのかもしれない。
活躍
物語序盤から、ニューヨーク市街で起こる事件現場に立ち入っていた。(基本的に法律で非魔法界に関係する事を極力禁じているアメリカの魔法使いであるにもかかわらず、警察と共に現場検証に出向いていた辺りも彼の立場が現れている)
ティナがニュートを連行してきた際は上記の事件についての会議中ともあって、議長に追い返された彼女達を見送るに留まったが、後に話を聞くために魔法の杖認可局を訪れるなど、一個人の意見を聞き入れる姿勢を見せる。
MACUSAに従事するその裏で、彼は新セーレム救世軍の少年、クリーデンス・ベアボーンに接触し、彼を魔法界に誘うよう持ち掛け、その代わりに「ある子供」を探す様に命じる。
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