概要
神奈川県横浜市出身の男性声優。1954年3月26日生まれ。O型。
青二プロダクション(~1979年)⇒ぷろだくしょんバオバブ(1979年~1981年)⇒81プロデュース(1981年~?)⇒大沢事務所⇒元氣プロジェクト⇒B-Box所属。
男らしさと艶と品を兼ね備えた独特の声質で、1976年の『キャンディキャンディ』で「丘の上の王子様」ことアンソニーを演じ注目を集め、『サイボーグ009』の島村ジョー役で人気を決定づけた。凛々しい王子様ボイスで『リトル・マーメイド』のエリック王子なども吹き替えている。
キャリア初期は美形ヒーロー役を得意としていたが、1980年代半ばあたりから主人公のライバルや、コメディリリーフなども多くこなすようになり現在に至る。
その他の代表作に『美味しんぼ』の山岡士郎、『NARUTO』のはたけカカシ、『ジョジョの奇妙な冒険』のカーズ、『夏目友人帳』のニャンコ先生など多数。
デビューから40年を超えても一線での仕事が途絶えたことはないが、たまに仕事は選べと言いたくなるようなものに出る事もある。
吹き替えは、マッツ・ミケルセンをはじめ、アーロン・エッカート、ジョン・トラボルタなどを多く担当している。
特にマッツ・ミケルセンとは、2015年と2023年に二回対面を果たしており、本人から公認されている。
ちなみに、上述のカーズを演じてからは「井上カーズ彦」と言う渾名を付けられている。
また、過去には深見東州監修アニメ神頼みシリーズにて乗客とモデル、ミラクルサイキッカーSEIZANでは、タケルを担当し篠原恵美や納谷六朗と共演している。その後クソアニメポプテピピックポプ子を担当し、ピピ美役の堀川りょうとともに数々のキャラのパロディネタを披露した。
NCISのギブス捜査官を演じてからは壮年の役柄というレパートリーを開拓、これを皮切りに老人の役なども演じるようになった。
元氣プロジェクトからの独立後は『B-Box』を設立し、多くの声優を抱えている。
2022年7月17日付でニチアサキッズタイムにおける3作品に出演し、ラスボスを演じ、見事ニチアサキッズタイムコンプリートを成し遂げた。
人物
声優になると決めるまでプロボウラーを目指したらしく、ボウリングの腕前は声優業界屈指といわれている。そのため、かつてボウリングで『筋肉番付』にチャレンジした事もあった。
四度の結婚歴と離婚歴があるというハリウッドスター顔負けの女性遍歴を持つ。
漫画家のいがらしゆみこが最初の嫁で、彼女との間にはいがらし奈波を儲けている。
二代目嫁は無名の劇団員。三代目嫁は同業の荒川美奈子。四代目嫁は女優の越智静香。ちなみに2011年に離婚してからは独身である。
この頃の女癖の悪さは声優ファンの間でも有名だが、4度の離婚を経験して以降は派手な女性との交友関係はなく、バツ4の独身を維持している。
このことから、一部ではパイプカット疑惑が浮上したものの、真相は不明。
皮肉というべきか、井上の声優としてのステップアップに繋がった吹き替えであるNCISのギブス捜査官(演:マーク・ハーモン)も、離婚歴が3回あるという設定を持っている。
養成所時代に後期の半年間の講師だった永井一郎を恩師として慕い、最初の所属事務所である青二プロダクションも永井の推薦で所属させてもらったが、青二の分裂騒動の際に、ぷろだくしょんバオバブを結成する富田耕生らの側に付いていく形で、青二プロを退所。自分の顔を潰される形となった永井はこれに激怒し、一度は袂を分かち、7年間口を利いてもらえない時期があった。その間、永井と共演する事こそあったものの、アフレコ収録をするスタジオで挨拶をしても返事をしてもらえなかったり、素っ気ない返答しか返してくれなかったという。
その後自身の芝居が上手くなった事を永井が認めてくれた事によりようやく和解したものの、家族ぐるみの付き合いがあるため、父(井上)の女癖の悪さに困り果てた子供達が永井に「もう異母兄弟は欲しくない」と相談しにいくことがあった。これを聞いた永井は激怒し、こっ酷く説教しにいったという。
こうした奔放な遍歴を持つ一方で、役者としての評価は同業者の間で非常に高い。塩沢兼人も生前は関係者と井上の話題をしばしば出しており、塩沢の逝去後に白鳥任三郎を引き継ぐきっかけとなった。また、勝杏里など始めとした井上の下で鍛え上げられ巣立った声優は、師匠と慕い続けるなど慕う者は多い。
郷里大輔とは養成所時代の同期にして同じクラスであったため親友と呼べる間柄で、彼に立ち食い蕎麦屋のアルバイトを紹介してもらった事もあった。そのため郷里が自ら命を絶ったと聞いた際は、お互いの家庭を考えてあまり遊びに誘わなくなったことを後悔していた。『ファイナルファンタジー15』ではかつて郷里が演じたギルガメッシュを担当している。郷里の他にも、生前親交の深かった塩沢兼人、中村秀利、藤原啓治からも一部の役を引き継いでいる。
出身養成所のテレビタレントセンター東京校の同期には、郷里の他にも川島千代子、中谷ゆみがおり、また井上が通ってた昼の部ではないが、同期の夜の部には屋良有作がいた。
被爆2世を公表しており(父が兵士として広島市にいたときに原爆投下があった)、8月6日と8月9日にはブログなどで平和への思いをつづっている。
主な出演作
アニメ
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※1:塩沢兼人の死去による後任。
※2:真ん中の男。
イラスト未確認
ソルジャーボット@ヘボット!
ウサギ@異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する
クラン・サレマキア@転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
ミンチェスター・ド・ロマノフ@外科医エリーゼ
ゲーム
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イラスト未確認
ジェイソン・ハドソン@コールオブデューティー:ブラックオプス
ギルガメッシュ@ファイナルファンタジー15(DLC)
ドー@ペルソナQ2
室媛安慈@ワールドエンドヒーローズ
アニメ神頼みシリーズ乗客、モデル
特撮
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イラスト未確認
田所新造@暴太郎戦隊ドンブラザーズ※俳優として
吹き替え
担当俳優
※イラスト右の人物
イラスト未確認
その他
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イラスト未確認
チャーリー・クロフォード@スピン・シティ
チャーリー・ハーパー@チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ
ドラマCD・その他
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イラスト未確認
関連イメレス
【イメレス】井上和彦さんのキャラを描こう!