演:岡宮来夢
概要
吉田秋生の漫画「BANANA FISH」の登場人物。
童顔の日本人青年。19歳だが舞台であるアメリカではミドルティーンに見られる。
(原作の初登場時、ジェンキンス達に「小学生かと思った」と内心で思われ、また後に20歳になってからも、精神衛生センター脱出後に英二を探すアッシュが「20歳になっているはずだが、14,5歳にしか見えない」と英二の特徴を説明している。尚、この時点で身長は「5フィート6,7インチ(約170㎝)と説明されている」)
性格的なものか周囲に警戒を抱かせず心休ませる力があるとマックスに評され、後に自らが語った「激動の2年」の間、アッシュを信じ友情を貫く無垢を持ち続ける。この特性が次第にアッシュの唯一の心の拠り所となっていくが、それ故に彼の最大の弱点となって幾度も命を狙われることになる。
アッシュが最も心を許し誰よりも愛した無二の親友である。
高校時代は棒高跳びの選手でインターハイで上位成績を納め奨学生として大学進学したが負傷によるスランプから伸び悩んでいた。そこで懇意にしていた伊部に誘われ彼の助手としてNYに取材に訪れ、第一話の登場に繋がる。
作中ではアッシュと共にストリート・キッズと行動するが、渡米前は拳銃と縁がなかったため銃の腕前は素人レベル。そのため、ストリート・キッズ一行としては戦力にならない。
アニメ版では容姿に若干の変更がある。
原作・アニメ共に「大きな黒目の童顔」は共通しているが、原作では真っ直ぐのストレートヘアであるのに対し、アニメではやや癖のある髪型。
また服装も原作では白の無地か「FISH BONE」のブランドロゴやデザインのTシャツ姿が多いが、アニメではプレッピースタイルも多く、「norinori」という鳥のキャラクターがプリントされた服を好んで着ている。
イメージモデルは野村宏伸である。
「Fly boy, in the sky」
『BANANA FISH』より前に発表された短編作品で、彼の高校生時代の様子が描かれている。
以下に収録(発行は全て小学館)
- 『Private opinion Banana fish another story』 1995年 (別コミフラワーコミックス・スペシャル)大判コミックサイズ
- 『BANANA FISH another story』 1997年 (小学館文庫)
- 『吉田秋生The Best Selection』 2007年 (フラワーコミックス)
「光の庭 THE GARDEN WITH HOLY LIGHT」
『BANANA FISH』後日談として発表された前後編。7年後のNYでフォトグラファーとなった彼が描かれている。