概要
父親が会社経営をしている裕福な家庭に育ったが、高校時代にこの会社が倒産したことで一転どん底の貧乏生活へ落ち込んだ。
もともと俳優志望ではなかったが、優勝賞金の500万円を目当てに1984年の角川映画『メイン・テーマ』のオーディションに応募したところ23000人の中から合格し、薬師丸ひろ子の相手役として俳優デビューすることになった。
この演技が新人として高く評価され、また大学受験を失敗したことから役者の道へ進むことを決めた。
角川春樹に気に入られたことから、事務所創立10周年記念映画『キャバレー』の主演をつとめるなど1980年代初期は映画をメインに順調な活動を続けていたが、角川が芸能部門を閉鎖したことから所属事務所を移籍。1990年代までは今で言うイケメン俳優としてアイドル的な人気を博したが、特に「教師びんびん物語」など一連の「びんびんシリーズ」で演じた田原俊彦のバディである榎本英樹役は大当たり役だった。
またこの時期は『独眼竜政宗』・『炎立つ』などのNHK大河ドラマ、日本テレビ『源義経』、角川映画『天と地と』などの時代劇に出演している。
漫画家の吉田秋生などもこの時期に野村に夢中であった。このため『BANANAFISH』の奥村英二は野村がモデルとなっている。
以降は継続して俳優活動をこなしているが、一時期役を選り好みし過ぎたり詐欺にあうなどして借金を抱えていた。『しくじり先生』でも当時の困窮をぶっちゃけていた。
特撮では『ウルトラマンギンガ』『仮面ライダーエグゼイド』『学校の怪談』に出演している。