小さくなっても頭脳は同じ! 迷宮なしの名探偵! 真実はいつもひとつ!
概要
青山剛昌原作の推理漫画作品『名探偵コナン』は、少年サンデーで1994年より連載中。
現在、原作は1000話記念、テレビアニメは20周年記念を達成している、国民的人気作品である。
単行本は現在93巻刊行中。また、世界各国でも大人気であるため多くの国で翻訳されている。裏表紙に付いている左袖カバーは「名探偵図鑑」と称されており、原作者・青山剛昌が描いた世界各国の有名な、名探偵・名刑事がイラスト解説付きで掲載している。掲載するのは日本の人気作品も多く、テレビ局や出版社の枠を超えて、テレビドラマ・映画・漫画・小説まで幅広く紹介している。
テレビアニメは最高23%以上の高視聴率を記録しており、超豪華キャストで現在も絶賛放映中。
劇場版名探偵コナンも、毎年のゴールデンウィークを中心に公開されており、興行収入や集客力でも圧倒的な人気を誇っている。また、全国各地で開催されているコナンカフェなどの特別イベントも大盛況であり、キャラクターグッズなどの関連商品も数多く販売されている。
ストーリーは、主人公・江戸川コナンの名推理とヒロイン・毛利蘭のラブストーリーを中心に展開され、自分の体を小さくした宿敵・黒の組織との対決を軸に、日常で発生する難事件を天才的な推理力で解決していく構成となっている。事件は、原作では3話から4話構成、アニメでは1話完結と前後編で解決する2部構成が中心で、稀に大規模な事件が発生する長編も存在する。特に、組織編は第1話から続く最も大きな大長編として展開されており、黒の組織との直接対決は勿論、容疑者の一人に変装した組織のメンバー、または、重要人物は誰なのかを推理するのが恒例である。
名探偵が大活躍する推理漫画と合わせて、恋愛漫画としての側面もあるのが大きな特徴の一つであり、主人公とヒロインのラブロマンスを中心に描かれながら、周りの登場人物の関係まで同時に進展していくため、ラブコメ好きな女性ファンも数多い。また、冒険活劇を備えた側面もあるため、子供層にまで大人気である。上記のような、様々な要素を大胆に取り入れられているため、従来の推理漫画の枠で収まらない、エンターテイメントの集大成に相応しい超大作に仕上がっている。
ストーリー
天才高校生として有名な名探偵・工藤新一は幼馴染の毛利蘭とトロピカルランドへ遊びに行った帰りに、黒の組織の怪しげな取引現場を目撃してしまい、APTX4869という謎の薬を飲まされる。しかし、組織も気が付かなかった薬の作用により、彼の体は幼児化してしまっていた。自らの正体が組織にばれてしまうと、知り合いの関係者にまで危害が及ぶ可能性がある。小さくなった事実を隠すため、周囲の人達には阿笠博士の遠い親戚である小学生・江戸川コナンと名乗り、日常で発生する大事件を天才的な推理力で解決しながら、謎に包まれた宿敵・黒の組織を追っていく。
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