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概要

ご都合主義という言葉には2つの意味がある。

  1. 言動や主張に一貫性がなく、その時々の当人の置かれた場の状況や雰囲気、所謂ご都合に流されて行動する様。似たような言葉に日和見主義主人公補正フラグなどがある。
  2. 1番から転じて物語の進行に都合のよいように作られた強引もしくは安直な設定・展開のこと。作中でツッコミが入ったり、わざとらしさが強調されることがある。
ここでは2番について記述する。

ご都合主義の一例

補正


世界線


設定

  • 後付け設定
  • とりあえずデウス・エクス・マキナ
  • キャラクターやアイテム設定で「○○はありえない」とされているのに例外ができてしまう。
  • 特定の設定だけなかった事になる。
    • キャラクターや舞台に変化が生じた結果としてそうなる場合もある。


破壊からの復活


キャラクター

  • ピンチの際に前置きもなく新兵器や対抗策を披露する科学者。 → こんなこともあろうかと
  • 絶対日常生活において役に立たないであろう知識を即座に解説する物知りキャラ。 → 知っているのか雷電
  • 実は裏で〇〇が△△をサポート/暗躍していた。あるいは黒幕にされる。 → それも私だ
  • 新キャラが登場すると元いたキャラクターの扱いが雑になる。
  • 強敵や心強い味方がストーリーが進むごとに弱体化。
  • 死人を生き返らせることができる条件がある、死亡確認
  • 敵なのに何の説明もなく突然味方にカウントされる。
  • 唐突に便利キャラが登場して困難を解決してしまう。
  • メディアミックスの影響で明らかに人物像が変わっているキャラクターがいる。
  • 相応の悪事を犯したキャラクターなのに味方になると全て赦される(司法取引と言うわけではない)。→ドラゴンボールシャーマンキングなど。


特定のキャラ・道具

  • 沖田十三宇宙戦艦ヤマト
    • 第1作のラストで死亡したはずが後の完結編で…。
  • 湊小春隼坂翠スクールガールストライカーズ
    • 本編で「これ以上キャラが追加されることはない」とかなり念入りに語られているのに、それ以降でプレイアブルキャラが追加される。在来の登場人物たちがそんなこと知ったこっちゃない状況の場合、整合性がとられることもなく、いつの間にか受け入れられていく。
    • これに合わせて、本編でもこのようなキャラの登場以前の話が、登場以降の話の中でさらっとなかったことにされることもある。


事件・邂逅

  • 刑事ドラマなどでよくある「偶然重要な会話を立ち聞き」。
  • 名探偵の行く先々で事件が起こる。→歩く死亡フラグ
  • 名医が旅先で怪我人や病人に遭遇する。
  • 特定の回だけいつもはポンコツなキャラクターが名推理を披露する。
  • 事件と無関係の会話や事象が必ず事件解決の鍵となる。
    • そもそも、本当に事件に関係無いものはわざわざ描く必要が無いためである(ミスリード狙いならともかく)。


通貨・単位


武器・道具

  • 何かが欲しいと思うとそれが道に落ちていたりして簡単に手に入る。
  • 初変身でも戦える/新武器などを初めて手にした時点で完璧に使いこなせる。
  • 1つしかないはずの物が説明なしに複数個登場。
  • ワンオフの試作機がいつの間にか「予備パーツ」とやらで複数作られ再登場(ワンオフだろうと、予備パーツがあるのは当たり前だが)。
  • 決定的な効果のある道具や能力を持っているのに、危機に陥った時に限ってそれを使わない。
    • 後述の販促や尺調整の都合上という場合もある。
  • 随伴歩兵も遮蔽物もなく対象に接近する戦車や、至近距離で戦う戦闘機。
    • ロボットアニメや怪獣映画に登場する。
  • 暴走形態、精神汚染など、技術的にコントロール不可能で使うこと自体があまりに危険すぎるにもかかわらず、なぜかそのアイテムを無理やり使いたがるキャラと、何も調整されていないのにそういうキャラが次回使う時にはなぜか完璧にコントロールされている暴走アイテム。


言葉・言語

  • 日本を訪れて間もないのに日本語がペラペラな外国人。
  • 地球を訪れて間もないのに地球語ペラペラな宇宙人(高性能翻訳機という場合もあるが)。
  • 異世界ものに多い、日本語が通じる異世界。
  • そもそも世界のどこに行っても主人公の言語で通じる。
  • 動物が人間の言葉を理解しているかのように振舞う。


舞台・場所

  • 行為が終わるまでは数十分経っても次の駅に到着しない痴漢系エロマンガ・エロアニメのバスや電車。
  • 舞台作りに困ると、戦争物だろうとファンタジーであろうと、とりあえず学園もの
  • 中世ヨーロッパ風の世界観なのに時代設定が変。 → ジャガイモ警察(そもそも中世ヨーロッパ風異世界でしかないため、これをご都合と呼ぶのはいささか酷であるが)
  • プレイヤー視点では街の様子がたった数ヶ月で大幅に変わっているのに何事もなく日常を過ごすキャラクターたち
  • 止めたいことや気を逸らしたいことがあると、それに関わる現象ばかり発生する。→マーフィーの法則


謎理論・理屈

  • 説明や展開に困るとトンデモ理論がまかり通る。 → 例:ゆで理論民明書房
  • 主人公が何か失敗すると、何の説明もなく時間がその前に戻る。
  • 試合中でも仲間と喋ったり、途中で回想に入るスポーツアニメ・マンガ。
  • 狙い澄まして突撃してくるトラックに轢かれる転生もの主人公。
  • 理論の筋は通っているが、そこに至るまでの過程が唐突で意味不明というパターンもある。→風が吹けば桶屋が儲かるの理論
  • 人智を越えた力でタイムパラドックスを強引に解決(なお完璧に解決されていなくともその先はなかったことにされる)。


交配・年齢


特撮系

  • その時不思議な事が起こった
  • 悪の組織が作戦を始めたら、たまたまヒーローもそこを訪れていた。 → 特撮ワープ
    • 似た例に人々が敵に襲われている所にヒーローがすぐ現れるなど。と言うより、ヒーローがすぐ駆け付けられる場所にしか敵が出現しない。
    • 敵がヒーローやその近親者の抹殺を目的としている場合は例外。
  • 名乗り口上変身シーン中に危害を加えない悪役
    • これを破ったキャラは創作の歴史上でも確認されている(というか変身妨害の類は初代『仮面ライダー』の時点で存在する)。
    • 類似例として、ヒーローの会話が終わるまで危害を加えない悪役。「茶番はそこまでだ」といった、さも会話をする余裕を与えていたかのような台詞で締められることもある。
  • 必殺技を避けようとしない(それどころか自ら喰らいにいく)悪役。
    • これに関しては敵のプライドの高さや強さを視聴者に見せつける演出の一つとも解釈できる。
  • ヒーローの活動拠点を知っているのにそこに攻め込まない悪役。
  • 再生能力や敵の力を吸収する能力には限界がある。
    • 上限無しのチートキャラはほぼ確実にラスボスか中ボスになるから。
  • より強力な形態を既に持っているにも拘らず、スペックが劣る形態で強敵に臨み圧倒するヒーロー。
    • パワーインフレを逆手に取った演出とも言える。また、ヒーロー自身の絆や成長を描くために使われることもある。
  • 武器やアイテムを投げ捨てたり破壊されたりしても次の戦闘では元に戻っている。
  • 新アイテムが毎週のように雨霰のごとく出てくる。
    • 特にアイテム商法が確率されてきた21世紀以降の作品。
  • 悪役が日本ばかり襲撃する
    • ロケ地の問題で日本の特撮ヒーローによくある光景。派生型として敵の出現が関東に偏っているなど。悪役とは関係ないが、アメリカ等を舞台にした作品が実写版だと舞台を日本に変更されるのも同じ。
    • 一応死ね死ね団等は日本だけを狙う理由付けがされている。


バトル系

  • 戦いで致命的な傷を負い、かつ回復していないはずなのに、次の戦いで普通に動ける。
  • 「殺すには惜しい」と言い、ヒーローを始末できる状況でも始末しない悪役。
  • ヒーローが現れた途端周囲に危害を加えるのを中止する悪役。
  • 尺調整のために敵キャラがしぶとく生き延び続ける。→ノスフェル
  • 味方もしぶとく生き延びている。あるいは死んだはずが生きていた事にされる。
  • 悪役やメインキャラのバレバレな変装に全く気が付かない。
  • ピンチになると奇跡が起こったり、先輩ヒーローが助けに来る。
  • 追い詰められた主人公が叫び声と共に何らかの力に目覚める。 → イヤボーン
    • 叫び声の他、強い思いや決意を抱いた場合にも見られる。
    プリキュアシリーズにおける敵幹部の浄化。 → 妖精無罪
  • 何故か主人公が一人で行動し、偶然出会ったキャラと親しくなるも、後に敵として戦うことになる。→レゼ桃寺神門


リセット系

  • シリーズもので(世界観が同じであるにも関わらず)歴戦のキャラクターの強さがリセットされる。


ご都合主義の様々な手法

「ご都合主義」を逆手に取り、強運の持ち主という設定のキャラを登場させ、上記のような現象が発生するのはその強運故のことと説明できる作品もある。例:「宇宙戦隊キュウレンジャー」のラッキー、「とっても!ラッキーマン」のラッキーマン

装甲騎兵ボトムズ」のキリコ・キュービィーはその究極系とも言える「異能生存体」である(自分の意思で死ぬことすらできない)。

この他、「ご都合主義」と呼ばれるような設定に作中で理由がなされている作品もないわけではなく、例として月が導く異世界道中では美男美女が多いのは世界を管理している女神の趣味趣向に左右されているからと説明されている。あるいは、Conker's_Bad_Fur_Dayのような、ご都合主義の展開を持ち出してなお打開できない状況を作り出すことで、事態の大きさを見せ付けるという手法もある。

また、一見ご都合主義に思える要素が、実は最終章への壮大な伏線だった作品もある

ご都合主義に対する批判

この御都合主義をあえて削ぎ落として、超常的な描写であっても説得力のある設定を持たせた上で、リアリティも追求する事で作品としての魅力に昇華する作品も存在する。

特に有名な例は仮面ライダークウガであり、子供でも容赦無くモブ厳、警察が無能ではない、特撮ワープが存在しないなど、お約束が廃止された。このご都合主義の排除の極致として「主人公も、(守るためとはいえ)暴力を振るった側なのだからラスボスと相討ちになるべきだ」という案も考えられていたが、あくまでも子供達に夢を与える番組なのだからとプロデューサーらが反対した事でボツになった。いかにご都合主義を廃そうとする作品であっても、ジャンルや制約の都合上などから限界があるようであり、物語を円滑に動かす都合上、多少の「ご都合」は必要なのである。

勿論、常識的に起こりにくい・起こり得ないことが起こるからこそ創作物はエンタメ足りうるものであり、ある程度のことであればお約束として許容されるし、むしろ様式美として愛されたりもする。

全知全能の書のように世間でご都合主義と呼ばれる展開が作中設定に組み込まれている作品もある。

極論を言ってしまえば、普通に暮らしていて高確率で起こりうる事だけを淡々と羅列していても物語性や面白さは生まれにくいのであり、平々凡々とした日々を送っている者からすれば物語になっている時点でご都合主義的展開は既に発生しているとも言えよう。

しかし、だからと言って何事にも限度というものがある。必然性も無しにあまりに多用し過ぎれば物語の緊張感を落としてしまうし、あまりにも突拍子のないものであれば読者を置いてけぼりにしてしまうこともあるため、作劇において使い所には注意すべき所でもある。

物語に理路整然とした筋は必要か、整合性とエンタメ性はどちらが重要か。有史以来あらゆる戯作者が頭を悩ませたであろう疑問と不安だが、結局の所行き着くのはその物語を通じて何を伝えたいか、与えたいか、示したいかである。そういった目的、目標がハッキリした上で受け手側がそれを受け入れられる過程であった場合は、たとえどれほどご都合主義的展開であったとしても、それはお膳立てという形で了承されるのである。

逆に言えば、そうした目的や目標がハッキリとしなかったり、途中でブレたり、それが受け手側にとって容認できないような渡し方であった場合は、どれほど整合性や筋が通っていたとしても駄作や迷作、あるいは記憶に残らないモノとして舞台から静かに去って行くのだ。

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