ラッキーマン
らっきーまん
「実力はないが、ついてついてつきまくる!それがこの私、ラッキーマンだ!!」
CV:田中真弓
追手内洋一が元祖ラッキーマンと合体し、変身した姿。
メキシコサラマンダーのようなすっとぼけた顔、胸の大吉マーク、頭に茶柱が立った湯飲み、福耳(実はピアス穴がある)、足の裏に書かれた「サイコー」が特徴。
実力はないが、ついてついてつきまくる宇宙一ラッキーな正義の味方。
パンチやキックはふにゃふにゃ、ビームはへろへろ。連載前の作品や連載初期はそうでもなかったが、威力のなさは変わりない。目先の欲に弱く、自分が危なくなるとすぐ敵に寝返る・・・と、お世辞にもカッコイイとは言えないヒーロー。心身の成長はほぼまったく見られることは無く、主人公でありながら人間の弱さを体現しつつ、それでも人は生きることを示し続けた登場人物でもあった。
しかし、幸運の星の力で、行動の一つ一つがラッキーへと繫がっていき、予測不能な展開を見せる。相手からすれば、自分の考えそのものがラッキーマンのラッキーに利用されることがしばしばあるため、これほど始末の悪い相手もそうそういないだろう。
ただし、幸運の星が雲で隠れてしまうと胸のマークが凶になり、逆にアンラッキーに見舞われるようになる。天候が悪化するにつれ、大凶となってしまうと、もはや一歩も動けなくなってしまう(ただしこの時にアンラッキーが発生することは何故か全くない)。最終決戦においては幸運の星圏外という状況に陥り、この時も凶同様にアンラッキーに見舞われていた。幸運の星がなければ、本質的に不幸に見舞われるキャラクターなのである(ニュートラルというものがおおよそ無い)。しかし、どんな苦境に陥っても最終的には必ずラッキーでなんとかなっており、幸運の星の力のほうが強いのかもしれない。
200年以上努力し続けた強者も、負け知らずの無敗のヒーローも、50億年に一度生まれるか生まれないかという天才も、圧倒的な力で宇宙征服を企んでいた男も、ラッキーマンと戦うと同レベルにまで落ちる。しかもそのほとんどが、後に味方になっている・・・。
強敵が相手である場合の行動原理はとにかく「死にたくない」の一言に尽き、「生きる」ためだからこそ(見方によっては悪役のような)意地汚い立ち回りをすることもたびたびある。しかしそれは追手内洋一自身の姿勢そのものであり、たとえどんなに不運に見舞われた人生でも死にたいと思ったことは一度もなく、つねに逆転を信じ続ける強さを最初から持っている人でもある。敵へ一時的に寝返るにしても、「生きる」以外の理由で寝返ったことはない。
彼が本当に生を諦めるのは、客観的に万策尽きたと判断した場合のみであり、それ以外であれば、ほんのわずかな可能性にすがり付いてでも「生きる」選択を「必ず」選ぶ。本当に自分ひとりでは万策尽きたと判断したこともあるが、ラッキーマンへの変身中は幸運に見舞われて助かり、そして変身解除時は心の底から諦めた瞬間に運悪くあきらめることに失敗して生き延びている。
そういう意味では、この生への執着は彼の最大の強みの一つであり、それが最終的には勝利を呼び込んでいるとも言える。
最強議論にもたびたび顔を出し、『あらゆる作品のキャラクターの中で最強なのはラッキーマン』と言われることも。さすが師匠!
ただ、流石に最上位クラスになると宇宙を幸運の星ごと根本から改変できるレベルの怪物もゴロゴロしているため、ラッキーマンではどうしようもない可能性は高い。「勝率0%」ではラッキーも起こりようがないのだ。
逆に言えば勝率が0.0000000001%でもあればそれを強引に引いて勝ってしまうのがラッキーマンであるため、等身大ヒーローでは最強クラスなのは間違いないだろう。少なくともジャンプキャラの中では「孫悟空とどちらが強い?」と聞かれるレベルの実力者である。
しかし彼にも、大凶以外の(ある意味では真の)弱点がある。なにも宇宙を幸運の星ごと根本から改変するような真似などしなくても、実はちょっとした知恵と力量があれば、出し抜くことはできる。
それは、ラッキーが幸運の星によって起こるため、幸運の星以上の賢さを持たれると、ラッキーも役に立たない仕組み。勝率0.0000000001%を引きに行くにしても、最適なタイミングがあるし、そもそも幸運の星が勝率を引こうと思わなければラッキーは発生しない。ラッキーマンが「∞大吉」になった際、幸運の星自身が運を天に任せたことがあるため、普段のラッキーはいわば「幸運の星による作戦」と解釈することができる。
それが何を意味するかと言うと、ラッキーが起こった直後の「幸運の星の行動タイミングの死角」を突かれたことで、直後の「運的に無防備」な所を倒された場面があったのだ。
戦って勝つ事にしてもこれは同様で、正攻法ではまず勝てないが、ラッキーマンが負ける事にメリットがある状況に持ち込めば簡単に白星を奪える。
作中では勝利マンと勝利(かつとし)くんがラッキーマンに白星を挙げており、
前者はラッキーマンが勝ち負けより戦い自体に疲れて早く終わりにしたい状況で判定勝ち(インチキ)に持ち込み、
後者は世直しマンに寝返った負い目とみっちゃんを含む観衆が勝利くんを応援して罪悪感を感じた事によって降参させている。
原作終盤においては、大宇宙を統べる「大宇宙神」となったのち、大宇宙を統治していたのだが、内政上の問題点を側近に尋ねられて改善案を出されるも、それを上回る改善案を出して側近を驚かせたことがある。
本来なら大宇宙神はヒーロー協会会長へその座を与えられるはずだったのだが、戴冠式にて間違えて冠をラッキーマンに被せてしまったことで、彼が大宇宙神となってしまった。
このとき、会長は「戦うのが嫌いなラッキーマンは、戦いを好まない真の平和主義者」という弁明でどうにかこの状況を取り繕ったのだが、ウソから出たまことと言うべきか、はたまたこれもラッキーの一環だったというべきか、上記の統治ぶりからすると適任というほかなかった。
ラッキーマンは、平和な治世においてこそ運ではなく実力でその真の才能を発揮した。
戦いとは無縁の局面で本領を発揮するヒーローなど、そうはいないのではなかろうか。
「平和な時代になればヒーローはいらない」という指摘は、ラッキーマンには通用しない。
Jスターズビクトリーバーサスに出演、八代亜紀女史のOPもアニソンエディションで用意してもらっている。
原作のように強い味方に頑張ってもらうスタイル…かと思いきや、肉弾戦では一二を争う性能の高さ。
その強さのキモはR1+□で出る範囲攻撃の茶柱サーベル。出が早く、範囲も広く、回転中は無敵。ヒットさせた後はラッキーマンが先に動けてレバー入れのコンボ始動が入り、強攻撃やR1+△などでの追撃もしやすい。
それ以外にも○で出るラッキービームはヒットすると両さんのロケット花火ランチャー同様コンビネーション攻撃を誘発、ホーミング性能も高い。
↑+○のラッキーパンチはへろへろだがこれもホーミング性能が高く、相手の攻撃を受け止めるとカウンターのキックが発動して大ダメージを与える。生当てだと基本コンボの始点にもできてしまえる。
…ここまで書くと強キャラと思われがちだが、攻撃を素振りする・ガードされると運気がどんどん下がっていき性能の低い「凶」モードに変化。
攻撃を外すと自滅行動が間に挿まれ、大きな隙を晒してしまう様になり(自滅行動自体にダメージは無し)、ラッキービームもポトリと落ちる。
運気を回復するにはR1+○で幸運の星の光を浴びたり(体力も微回復)、超必殺技「とどめのラッキービーム」を敵に当てる事(凶モードだと演出も威力もしょっぱくなっている)で回復する。
一護との掛け合いではいつも通りだったり。
中の人が同じルフィとの掛け合いも用意させてもらっている。
運気によって背中のメッセージも変化しており、大吉だと「OKOK 全然大丈夫」、凶だと「もう ダメ」と表示される。
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