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お笑いコンビについてはこちら ⇒ 2丁拳銃


概要

見た目のインパクトが強く、演出効果も派手になるため、デモンストレーションやガンショー、映画やTVゲームで多くみられる。

海外では「Dual wield」「Akimbo」とも。


スタイリッシュなイメージから細身のキャラクターがこのスタイルで戦う事が多いが、実際にはリボルバーでも熟練の射撃競技選手ですら「非常に困難」と評するほど難しく、リボルバーより重いうえ反動を受け止める必要がある自動拳銃などもってのほかであろう。

もっとも、小口径の銃一挺でも一般人には手に余るものだが・・・。


現実世界における二挺拳銃

史実における二挺拳銃のスタイルは、単発式で精度の低く不発も多かった昔の拳銃において

  • 擬似的に装弾数を増やせる
  • そもそもの精度が低いので片手撃ちでも命中率は大して変わらない
  • 不発や故障に対する保険

といった理由で採用されていたものである。

当時はむしろ二挺拳銃の方が主流で、右手用と左手用のセット販売が一般的だった。


メディアでよく二挺拳銃使いとして描かれる西部開拓時代のガンマンも、同様の理由で複数持ち歩くのが普通であった。通常のリボルバーの他にもう一つ短銃身のリボルバーを隠し持っておき緊急時にすぐ持ち替える、「ニューヨーク・リロード」と呼ばれる手法もほぼ同じ理由で開発されたものである。

ただしこの頃になると銃の精度や火力が十分に上がったため、二挺を両手に持つ撃ち方はデメリットが大きく一般的ではなくなっている。二挺目以降はあくまで予備、または撃ち尽くした際に持ち替えるためのものであった(魁!!男塾ドク・ロットンなどフィクションでもこのような手法を用いるキャラクターがいる)。

一応ソ連では、小銃などを持ち歩けない諜報員が緊急時に弾幕を張るための手法として二挺拳銃の訓練を行なっていたが、フルオートの自動拳銃が開発されたことで廃れていった。


多くの弾をばらまける小銃が普及した現在においては、銃を2つ構えるような撃ち方はまず行われないだろう。同時に拳銃の信頼性が向上したことで、2挺以上を持ち歩くことも少なくなっている。

とあるスナイパーが後ろに迫っていた敵に対し、咄嗟にリボルバーとガバメントを両手に持って撃退したという逸話があるようだが真偽は不明。


フィクションにおける二挺拳銃

フィクションにおいて最初に二挺拳銃を効果的に用いたのは小説レ・ミゼラブルとされる。

そこから大衆向け小説を経て、西部劇におけるお決まりとして定着していった。


西部劇が衰退して装弾数の多いオートマチックピストルを使用する現代劇が中心となっていくにつれて廃れていった表現であったが、1986年のジョン・ウー監督の香港アクション映画男たちの挽歌』で印象的に用いられたことで話題となり復活。特に本作が提示した「黒いロングコートマントの如く翻しながら颯爽と二挺のオートマチックピストルを撃ちまくる」というキャラクター像とアクション演出は後続のクリエイター達に多大な影響を与え、一つの類型として定着し、その後のアクション映画やアニメ・漫画等で大いにオマージュされることになる。

そして、2002年の近未来SFアクション映画「リベリオン」では、二挺拳銃のガンアクションに格闘の殺陣を取り入れた『ガン=カタ』が登場し、本映画は海外ではヒットしなかったものの、日本ではヒットを飛ばし、これ以降はそのバトルシーンに影響を受けたと思しきアニメの2丁拳銃キャラクターも少なくない。


近年ではアサルトライフルマシンピストルといった両手で保持する銃を二挺撃ちする作品も増えているようだ。


FPSゲーム等では頻繁に登場し、総じて「精密な照準ができない上、遠距離ではほぼ当たらず、リロードにも時間がかかるが近距離での瞬間火力が非常に高い」といった設定になっている。ストックなど精度を上げるシステムは使えないことが多い。

現実とは違い、スピード感の強いゲームにおいては強武器になることもしばしば。


コンシールド二挺拳銃用ホルスターアダプターなるものが作られていたりする。


該当キャラクター&機体一覧

※作品名の五十音順

厳密には「拳銃」とは言い難いものを使用する者も含む

漫画








アニメ




小説・ライトノベル




ゲーム

※公式の立ち絵ではゼファーだけが二丁拳銃だが、ゲーム内では3人共二丁持ち可能。










特撮・映画









その他


関連タグ

表記揺れ

二丁拳銃 2丁拳銃 二梃拳銃 2挺拳銃 双銃


拳銃  西部劇 ガンマン

ガン=カタ クラリックガン

対化物戦闘用13mm拳銃「ジャッカル」 454カスールカスタムオートマチック ソードカトラス トンプソン姉妹 ディーマグナム マグナムシューター40X スプラマニューバー


バリスティックシールド:法執行機関等で突入時に先頭で盾を持つ事のあるポイントマンは、盾の持ち替えの際に銃まで持ち替えようとするとミスが増えるため左右にホルスターがある二梃拳銃スタイルとなる場合もある。もちろん片手は盾で埋まっているので同時に撃つ事はないのだが。


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