CV:銀河万丈
概要
一匹狼のブレーカーで、その正体はイノセントの仕掛人である。
ジロン・アモスの両親を殺した張本人で、その為にジロンに追われることになる。一度ジロンに倒されたかのように装っていたが、ジロンのギャリア入手後に雪山地帯で再び相まみえることになる。
イノセントから超大型ランドシップ「ギブロス」を任されてからは艦長としてアイアン・ギアー一味に立ち塞がってきた。最終話ではブラッカリィに搭乗して決着つけようとするが、なんだかんだで逃げおおせており、敵役としては珍しく生き延びた。(ちなみにホーラ、ゲラバも敵役で生き残っている例。)
常に黒い帽子にマントといういでたちでハードボイルド風にキメているが、ジロンの見てないところではちょっとしたドジを踏んだりしている。葉巻を飲み込んだり、葉巻やキセルなどの火で自分自身の所々を焼いてしまったり、斜面で蹴躓いて走るのが止まらなくなるのがお約束のギャグであった。
「イノセントの仕掛人」「一匹狼」とカッコつけてはいたものの、彼もまた一介のブレーカーであるためランドシップの艦長となった時には嬉しさを隠せず、部下にも「艦長と呼べ!」と命令するなど柄にもなくウキウキしていたり、二枚目になり切れないところがいかにも「ザブングル」なキャラクターである。
当初は「三日の掟」を破ったジロンに追い回されて辟易していたが、なんだかんだと再登場して以降ジロンと決着をつける事に固執するなど、彼もまたジロンに影響され掟を破って行動した人間となった。(ジロンが様々な状況によりティンプだけに構っていられなくなっていくのとは対照的なところがなんとも。)
なお、イノセントの仕掛人である彼が、ごく普通の一般的なロックマンであるジロンの両親をなぜ殺したのか、という疑問については一切不明のままだった。
ティンプ自身はジロンから「両親殺害はイノセントの命令なのか」と問い詰められた際に「そんな細かい事一々指図される俺かよ!」と言っていたので恐らくイノセントは無関係と思われる。あるいはイノセントは仕掛人を使ってシビリアン同士に戦争を起こさせていたので、その一例としてティンプとジロンがあり、たまたまジロンが「三日の掟」を破りシビリアン全体を、果てはイノセントまで変えていくようになったのかもしれない。
ただ単純に、一人のブレーカーによる無差別な強盗殺人だったのかもしれないが。