概要
漏電や過電流などによる事故などを防ぐための装置。また、契約量を超える電流の使用を防ぐもの(契約ブレーカー)もある。
これらの動作は動作特性の差異こそあるものの、以下の原理で遮断(トリップ)を行う。
- ジュール熱によるバイメタル(補足参照)の変形を利用し引き離すもの
- 電磁石が鉄片を引き付ける力で引き離すもの
- 上記2つの複合型
- マイコン制御のもの
トリップ時にある程度以上の電圧・電流のものになるとトリップ時にアークが生じてしまい電流の遮断ができなくなり遮断器そのものも焼損しかねないため、磁力などでアークを引き付けて拡散・冷却して消弧する消弧装置を内蔵している。
補足
バイメタル・・・異なる2種類の金属を貼り合わせたもの。熱によって曲がりかたが変化し冷めると元の形状に戻る。簡易的な構造なので家電製品では炬燵やアイロン、ホットプレートのサーモスタットや、蛍光灯用のグロー管、ポップアップ式のトースターなどで身近なところでよく使用されている。
漏電用では・・・
漏電用のものはその名の通り漏電検知をしなければいけないため、電流が何処かで漏れていない限り行きと帰りの電流が等しいことを利用しており、行きと帰りの電流に一定以上の差があると漏電しているものとみなしてトリップする。
pixiv内では・・・
配線用遮断器のブレーカーに関したイラストがいくつか投稿されている。