概要
海瀬壮祐の漫画『グレネーダー』は、月刊少年エースに2003年から2005年にかけて連載された。全7巻。英語表記はGRENADIER(擲弾兵の意)。
テレビアニメ『グレネーダー ~ほほえみの閃士~』は、2004年10月14日から2005年1月13日までWOWOWにて放送された。全12話。キャラクターは同一であるが、シナリオは大きく原作と乖離している。
物語の舞台は日本っぽい架空の戦乱国家で、銃砲火器が異常に発達し、パワードスーツまで存在している。そのため支配階級である武士も銃による武装が一般化しており、銃で闘う者を「閃士」と呼称する。そのため、主家の滅亡や金目当てで山賊やヤクザに落ちぶれた閃士が民衆を苦しめており、平和とは程遠い世界(はっきり言ってしまえば山賊版ワンピース状態)となった。
そんな世界で、銃を手にしながら微笑みを絶やさず1人として命を奪わなかった少女・流朱菜と、時代遅れとなった刀を捨てず侍の誇りを貫き通す弥次郎の物語が『グレネーダー』なのである。
まあとにかく未見の方が思っているようなエロいだけの話ではなく、特に原作漫画版においてはお色気描写はサシミのワサビみたいなもんである。
ストーリー
時は戦国世紀。自分の故郷を目指し旅をしている殲滅閃士(グレネーダー)と呼ばれる現天下最強の閃士天道琉朱菜は、その途中で出会った侍の虎島弥次郎や風船使いの紅みかんと共に、山賊や悪徳武士、最強の閃士十天閃など襲い来る苦難を乗り越えていく。
アニメ版と原作の差異
- 原作では終盤まで出番が無かった天子様の出番が大幅増。
- 琉朱菜の性格が原作よりもおっとりした感じになっている。(これは出自の違いもある)
- 虎島一族に関する設定が掘り下げられず、弥次郎の過去が全く違う。
- アニメでは十天閃がほとんど出てこない。
- 原作では死亡していないキャラがアニメでは死んでいたり、その逆もある。
- そもそも連載中に製作されたため、ラスボスとの戦いが全く異なる。
おっぱいリロード
本作の見どころの一つに天道琉朱菜が行う「おっぱいリロード」がある。これは6連発のリボルバー式拳銃のリロードを、弾切れになると豊かなバストを揺らして胸の谷間から予備の弾丸を正確に6発だけ空中に放り出し、弾丸が空中に浮いている間に手を使わず銃に装填するという離れ技である。これを繰り返して谷間に弾丸がある限り連射を可能にしている。
登場人物
十天閃
その他
主題歌
オープニングテーマ
「KOHAKU」
作詞 - 奥井雅美 / 作曲・編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - 下川みくに
エンディングテーマ
「悲しみに負けないで」
作詞・作曲・歌 - 下川みくに / 編曲 - Sin
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