概要
山中を根城として通行人を襲う盗賊のこと。英語で言うとBandit(バンデット)。
屈強な体格で、猪や熊などの毛皮を身に纏っている、というイメージがある。
アフリカの一部や中南米など治安行政が行き届いていない国では21世紀の今になっても存続している。
特にファンタジー創作などでは、同じ無法者である海賊と違い、義賊は少なく、悪人として描かれ、また扱いも小物(雑魚)であることが多い。たぶんどことなく浪漫に欠ける泥臭さがあるからだと思われる。
が、シャーウッドの森を根城にしていたロビンフッドも、梁山泊の108人も、若き日の豊臣秀吉を助けた蜂須賀小六(彼の場合は野武士)も、言うなれば山賊である。
創作に登場する山賊
創作に登場する山賊としては三国志演義における関羽・関平親子の相棒にして、関帝廟の祭神でもある周倉が有名で、彼は黄巾賊から山賊になったが関羽に出会って意気投合して加わる。廖化や裴元紹と言う仲間がいる。
山賊がヒーローサイドになる物語は皆無ではないが、海賊と比べると影が薄い。その中にあって『かいけつゾロリ』の主人公の相棒であるイシシとノシシのコンビも山賊であり、『山賊の娘ローニャ』に至っては山賊視点で物語が描かれる。
関連タグ
荒野の義賊リスティ 山賊熊 ヒグマ(ONEPIECE) カーリー・ダダン
太平洋クラブライオンズ - 1975年の打線がその破壊力から山賊打線と呼ばれた。
埼玉西武ライオンズ - 上記球団の後身球団。2018年の打線が1975年の山賊打線を彷彿とさせるものだったことからこちらも山賊打線と呼ばれることがある。