概要
蜂須賀家初代当主で、豊臣秀吉の親友にして最古の家臣。
小六は愛称であり、詳細は蜂須賀正勝の項目を参照。
創作
創作では大概、この「蜂須賀小六」名義で登場することが多い。
殿といっしょ
流浪人だったころからの秀吉の友人。大柄でワイルドな風貌をしており、いつも楊枝を咥えている。
外見は強面だが、笑いの沸点が激烈に低くリアクションも大きいため、お笑い好きな秀吉とはすぐに仲良くなった。
信長の忍びシリーズ
(画像左端)
「男蜂須賀がっ!金で動くと思ってんのか!!」
CV:檜山修之
完全に不良風の外見で、髪には油をつけリーゼントにしている。この髪型に自信を持っており、雨でぬれるとテンションが著しく下がる。
『尾張統一記』によれば、元は野武士の頭領だったが、ホームレス生活を送っていた日吉丸を拾い、弟子入りされたらしい。武芸百般を教えるものの日吉丸は全く上達せず、彼が松下之綱に仕官した後、土豪として美濃で暮らしていた。
『信忍』では2巻で初登場。美濃を攻めることになった木下秀吉(日吉丸)と再会し、立派に武士として成長した彼に敬服し、織田軍に下り斎藤龍興と戦った。以降も金ヶ崎、姉川、長浜などで秀吉に従軍し奮戦する。
ちなみに上記の金ヶ崎では、明智光秀が真柄直隆を銃撃した際にリーゼントを貫通されている。
『軍師黒田官兵衛伝』でも半兵衛との死別、信長の突然の死を乗り越え、一世一代の大勝負に繰り出す秀吉を支えた。ちなみに娘の糸姫は後に官兵衛の息子・黒田長政正室となる。
同書6巻にて病に倒れ逝去。晩年、秀吉に対しては「万人に愛されるような天下人になれはせんのだから、足を引っ張るような奴(病に倒れた自分自身含む)は放っておいて、信長公でも手が届かなかった真の天下統一を果たせ」という期待を抱いていたのだが、それを伝えることはできないままだった。その死は秀吉にとっても重く、「お前と飲む酒が一番美味かったぞ」と涙したという。