「やってやるぜ!」
概要
俳協⇒エムカンパニー⇒シグマ・セブンを経て2009年よりマックミック所属。
ガラガラに皺枯れた男らしい独特な声質の持ち主で、一度聞くと耳に残る声をしている。
分かりやすく言うと、ヤの付くオッチャンとか、チンピラ臭い雰囲気が漂っている感じ。
『超獣機神ダンクーガ』の藤原忍を演じて以来、「やってやるぜ!」は矢尾の名刺代わりと言えるセリフとなり、ダンクーガ以外でも矢尾が演じるキャラクターがアドリブで発することがある。
1985年に『超獣機神ダンクーガ』の藤原忍、1986年に『機動戦士ガンダムΖΖ』のジュドー・アーシタと、スパロボ皆勤の主人公を続けて演じ大人気を博した。
男っぽい兄貴肌の男性アイドル声優の先駆け的存在で、アニラジで活躍するほか、音楽活動も精力的に行っていた。
また顔出しで深夜番組やバラエティ番組のドラマなどにも出演していた。
1988年リリースのアルバム(レコード)「DESTINY28」は、恩田尚之がコンセプトアートを手掛けるなどして話題となった。
様々な役を演じているが、やはり男っぽい兄貴キャラが多い。
一方でハーメルやランス、ダーク・シュナイダーのような破天荒なキャラやリンダキューブのネクのような狂気染みた人物、イースのグルーダのようなクールな野心家、ジャンケンマンのオソダシ仮面のようなどこか愛嬌のあるタイプなど悪人なども数多くこなしている。
2017年の劇場版アンパンマンからはホラーマンの声を担当している。何の因果か、半年後に元嫁の冨永がドキンちゃんを引き継ぐことになった(アンパンマンのメインキャストでは既に前例があるが)。
尚、この作品でも元嫁と共演している。
マルチエンターテイナーと言う意味では後の関俊彦、NG-FIVE、山寺宏一、松本保典、緑川光、檜山修之、置鮎龍太郎、三木眞一郎、関智一等の下地を作ったと言える。
櫻井孝宏の番組にゲストで呼ばれた際には櫻井から矢尾さんと酒の席を設けて欲しいと後輩に頼まれて困っている事を愚痴られた。(話が面白そうだからとの事)
因みに本人は大の酒好きである。
故・本多知恵子(2013年没)との共演も多く、ガンダムZZのジュドー&プルが最初と思われがちだが、実は1985年フジテレビ系放送の特撮番組「勝手に!カミタマン」が最初で矢尾はレギュラーキャラの声で本多は顔出しのゲスト出演だった。
スタッフの受けが良かったのか、その後も共演する事が多かったが、本多の訃報を聞いた時、かなりショックだったに違いない。
また、男性声優では若本規夫、飛田展男、中原茂、松本保典、草尾毅、中村大樹らと親交が深く、聖闘士星矢Ωで、若本を除く(中村は後期に二代目ランドクロス大地で出演)、前期で中村を除くこの4人が出演した時点で矢尾の出演を予想した人はかなりの通と言える。
出演作品
アニメ
以下@ガンダムシリーズ
※ スマートフォンゲーム『機動戦士ガンダムU.C.ENGAGE』内のイベントでは制作スケジュールの都合からKENN氏が代役を務めている。
以下@ONEPIECE
※ 矢尾氏の体調不良からアニメ1121話では高木渉氏が代役を務めた。
イラスト未確認
マジタニ@HUNTER×HUNTER(2011年版)
OVA
十郎@うしおととら | ダーク・シュナイダー@BASTARD!!-暗黒の破壊神- | 矢作省吾@メガゾーン23 PARTII 秘密く・だ・さ・い |
聖神邪@魍魎戦記MADARA | ランス@Rance砂漠のガーディアン※ | 八神裕司(左)@八神くんの家庭の事情 |
※ ドラマCD版のCVも担当している。
イラスト未確認
ドラマCD
ゲーム
ランディ@グローランサーⅤ | 清流院琴音@サクラ大戦 | ディスト@テイルズオブジアビス |
千の顔のロン・テリー@天外魔境 第四の黙示録 | エックス@ぷよぷよテトリス | レスター@ラングリッサーⅡ |
ケン/ネク@リンダキューブ | ティベリウス@機神咆吼デモンベイン | |
イラスト未確認
特撮
ニンジャマン/サムライマン@忍者戦隊カクレンジャー | 冥府神ドレイク@魔法戦隊マジレンジャー | デンデンローラー@ビーロボカブタック |
殺人ボクサー・ボリバル@未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ | 上級妖怪オボログルマ@手裏剣戦隊ニンニンジャー | ロボボス@燃えろ!ロボコン |
イラスト未確認
ドクターZ/都築丈博@非公認戦隊アキバレンジャー ※俳優としての出演。
吹き替え
サム@カンフーハッスル |