プロフィール
人物
1990年6月29日生まれ、ドイツ・ザクセン州ブランケンブルク出身(東京都育ち)。
劇団日本児童⇒山王プロダクションを経て、2013年4月1日からアトミックモンキー所属。
本名(出生名・ドイツ人名)は昴・サミュエル・バーチュ(Subaru Samuel Bartsch)で、木村昴は日本人名。
略歴
元オペラ歌手のドイツ人の父親と、元声楽家の日本人の母親の間で、日独ハーフの二人兄妹の長男として出生。7歳までドイツで過ごしていたため、ドイツ語が堪能。
妹の飛鳥も同じ児童劇団に在籍していた過去があり、現在も女優として活動している。過去に『モグモグGOMBO』で一家揃って出演したこともある。祖父は牧師、祖母は医者の家系であり、父が異端だった。
子役時代はモノマネ芸人として羽賀研二の真似をするという一風変わった活動をしていた。しかし、ある時「学校でモテたい」のを理由で自身に箔をつけるため、受かる気はしなかったものの、ジャイアン役のオーディションを受けるのを決意。当時所属していた児童劇団の理事長に懇願して応募する。
結果、声優経験がないのにもかかわらず最終審査まで残り「モノマネではなくオリジナルのジャイアンを作ってください」と注文された木村は自分なりに作っていった。1次オーディションでは590人いた受検者が2次に進出したのはわずかに8人であった。
しかし他の面々(「先生役となった高木渉などが居た」との弁)の演技に押された木村は、経験がない事情もあって「これは無理」と思いつつも「せっかく来たのだから受からないなら何かを残したい」と考えた結果、「芝居を見てもらおう」とのび太を追い回す真似をしながらスタジオ内を走り回った。
流石にそれは止められたが、その行動が功を奏したか「ジャイアンらしい」と判断されたのか最終オーディションで選考・引き継ぐに至った。なお、最終審査では全力でジャイアンを演じたが100点満点で7点などと言われたとのこと。以降2ヶ月間『「友人は勿論、家族にもジャイアン役に受かった事実を口にしてはいけない」箝口令』が敷かれてしまい、当初は周囲に結果を聞かれても「まだ結果が出ていない」と誤魔化していたものの、それが続いたことで周囲からも「落ちたんだ」と同情的に思われたのもあり、大役抜擢が公表された頃にはクラスの空気は冷めきり、モテる目論見は上手くいかなかったようである。結果として当初の目論見と現実が真逆となった。
以降、子役時代より吹き替えを中心にアテレコに関わり、2005年4月15日より、テレビ朝日系で放送のアニメ『ドラえもん』にて、たてかべ和也の後任としてジャイアンこと剛田武の声を担当するようになってからは、本格的に声優としての活動に力を入れるようになった。
活動初期はジャイアン以外を演じる機会は少なかったが、時を経るに連れてより幅広いジャンルに出演するようになった。
2018年にはジョジョの奇妙な冒険(アニメ)にてペッシの声優として登場。
2021年には仮面ライダーリバイスにて仮面ライダーバイス/バイスでもう一人の主人公として出演、声優の中でも仮面ライダーを演じる1人になった他、同作本編内で本人役でも顔出しで出演した。2022年にはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にて、以仁王役を務めることとなった。2023年の大河ドラマ「どうする家康」にも渡辺守綱役で出演している。
2020年4月より「スバにぃ」の名称で子供向け情報番組『おはスタ』の月曜レギュラーとして出演しており10月以降2代目MCを務めていた花江夏樹の後を継ぐ3代目MCとして就任する。その他にも、2022年には昼の情報バラエティ『ヒルナンデス』の木曜レギュラーや番組のナレーションを務めるなどマルチに大活躍している。
2023年日本テレビの高校生クイズのメインパーソナリティーに就任するも位置的には総合司会の位置づけであたかも日本テレビアナウンサー以外が司会をした初の回となっている。
人物像
身長183cmの体格を活かし、現在はストリート誌を中心にモデル活動も行っている。モデル名はSAMMY:サミー。
小学校1年生の頃に母に買ってもらったCD、「TIC TAC TOE」(ドイツ語HIPHOP)を聴き、大きな衝撃を受け、それ以来ヒップホップにのめり込む。高校に在学中に、高校の親友たちと「TAIFU-N」というヒップホップユニットを結成し、放課後は毎日のように学校の屋上でダンスや、ストリートライブ、ラップバトルをしたという。ヒューマンビートボックスが得意である。反面、声楽の練習は苦手意識が強かったらしく、挙動や、楽器ケースの蓋を開けた匂いのみで気絶する程苦痛であったらしい。
2017年より、ラップソングバトルを題材にした「ヒプノシスマイク」に山田一郎役で出演しその歌声を披露している。また、同キャラクターが歌う曲の歌詞を「好良瓶太郎(コウラビンタロウ)」名義で作詞している。ラジオ番組「ユニゾン!」内で、このペンネームは関智一が名づけたものであると明かした。
演じるジャイアンとは対照的に、と歌が上手で、とあるラジオでしずか役のかかずゆみ氏が、「本当は凄く上手だけど、役の都合上わざと下手に歌っているのにいつも一発でOKをもらっています」と語っている。
なお、関は業界だけでなく所属事務所の大先輩でもあり、声優デビュー後は彼から演技指導を受けているとのこと。
先代ジャイアン役のたてかべとはプライベートでも交流があり、たてかべの生前はさながら親子のような関係だったという(詳しいエピソードはたてかべのページにて)。
このため自分の師匠について、兄貴分として「関智一」、父親として「たてかべ和也」の名を上げている。
2019年9月21日にテレビ朝日系バラエティー番組の激レアさんを連れてきた。にてゲスト出演し、元々、ジャイアン役のオーディションには単なる記念受験として参加したことを明かし、その後のたてかべとの付き合いから、MCを務める若林に『ドイツ生まれ、たてかべ育ち』と呼ばれた。
なお、本人はドラえもんのオーディションに合格した際に、他のレギュラー陣も本作で声優デビューすると勘違いし、自らが15歳、他が30前後だったこともあり「14歳でのデビューする俺メッチャヤバくない?」と思い、少し生意気な態度で初体面を交わしたが、翌週の収録時にWikipediaで調べて有名人だと知り、謝罪したらしい。
ドラえもんの声真似となるとほとんどの人が大山のぶ代氏の演じたもの(大山ドラ後期から定着した保護者感溢れてる方の演技)を意識した声真似となるが、ジャイアンの場合は現在では木村氏の現行バージョンで真似されることが大半であり、全体的に大山版のイメージが根強く残る中でもインパクトを残しており、当初こそ批判も多かったものの、前任とはまた異なった個性が支持されていることがわかる。
無類のコーラ好きとしても知られ、コーラ好きが高じて、世界各国のコーラを集めることが趣味だという。『有吉ジャポン』ゲスト出演時に自室を公開したが、コーラの缶や瓶(未開封品を含む)が綺麗に並べられたコーラ尽くしの部屋になっていた。
その一方、令和に突入したあたりから体重が90kg台になるなど肥満が目立つようになり、見た目が「リアルジャイアン」化しつつある。2020年よりダイエットを開始し『声優と夜あそび』にて経過を報告しているが、食欲は抑えきれないようで中々体重が落ちず、共演者にも間食を度々暴露されている。そして挙句の果てに2021年7月17日放送の『ドラえもん』にてジャイアンが父ちゃんと共に段ボール3箱分のコーラを飲み干すシーンが放送された。
ジャイアン役を始めた頃は中学生だったが、いわゆる老け顔で異常に大人びていたため、他の『ドラえもん』声優に30代だと思われていたという逸話がある。なお、他のレギュラー出演者は実際に当時30代前半であり、木村氏がいかに異端な存在であったかがわかる。
自らが主催する劇団では、劇団員の食事を勝手に食べたり、団員のことをまるで自分のことのように語ったり、挙句の果てに奪ったことを忘れて奪われた本人に話しているということもあるとか。そのため、「ジャイアンの100倍面倒くさい」と言われてしまっている。
きれいなジャイアンネタ
先の通り木村が出演していたテレビアニメ作品は、2012年までは「ドラえもん」(2005年~)と「輪るピングドラム」の二作だけで、他の作品にはモブキャラ声優としての登場も無かった。
そのため、「ピングドラム」が始まるまで木村はジャイアン(二代目)の声優というイメージが定着していた。
さわやかにジャイアン声で喋る高倉冠葉は、シ〇コン属性もあり、一部の人からはきれいなジャイアンと呼ばれることもある。
平家ver
主な出演作
アニメ
イラスト未確認
本間丈二@影鰐-KAGEWANI-
大隈優介@2.43
嶽間沢凱介@プリズマ☆イリヤ
ゲーム
ビイト@すばらしきこのせかい | フェリクス・シェーファー@魔法使いと黒猫のウィズ | 狗丸トウマ@アイドリッシュセブン |
バルタザール=フォン=アダルブレヒト@ファイアーエムブレム風花雪月 | ビラク@ファイアーエムブレムヒーローズ | Mr.サム@ツイステッドワンダーランド |
アッシュ・オルブライト@エリオスライジングヒーローズ | ファン・ソンギョン@ソウルキャリバーⅥ | エイティーンボルト@メイドインワリオ |
イラスト未確認
ヤマオロシ@一血卍傑-ONLINE-
J・J@グランブルーファンタジー
コッチ@ファイナルファンタジー7リメイク
吹き替え
※1…キングスマン公開の前年にあたる『戦場のラブレター』からタロン・エガートンの吹き替えをほぼ専属で担当。
イラスト未確認
スキーボ@パックワールド
セルゲイ@武器人間
特撮
ボウリンゲン@動物戦隊ジュウオウジャー | ナレーション、セイザブラスター音声@宇宙戦隊キュウレンジャー | バクダン邪面@魔進戦隊キラメイジャー |
バイス/仮面ライダーバイス@仮面ライダーリバイス | [[]]@[[]] | [[]]@[[]] |
[pixivimage::s] | [pixivimage:] |
イラスト未確認
ナッチョ・クリーピー@快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャーサントラCD
木村昴@仮面ライダーリバイス
その他
ジュン@世にも奇妙な物語 '22秋の特別編のエピソード「元カレと三角関係」
イラスト未確認
ナレーション@天才てれびくんhello,→天才てれびくん、遊戯王ゴーラッシュ‼
天の声@オトナクション
第18話でのラップバトル監修@かぎなど
脚注
*1:関連曲は、『shiningray』・『十面相』・『風待ちハローワールド』・『リモコン』・『しんでしまうとはなさけない!』
*2:TVアニメ「ACTORS-SongsConnection-」でも同じキャスト。
動画番組
2018年10月から佐藤拓也の後任として翌年3月まで関智一と共に金曜担当し、関の2代目パートナーを務める。2019年4月から2020年3月まで2ndシーズンでは金田朋子と共に火曜日を担当した。2020年4月から2022年3月は金田と共に「声優と夜あそび 繋(コネクト)」のMCを務めた。
元祖攻撃軍隊長谷隼人の後を引き継ぐ新・攻撃隊長に就任する。
外部リンク
プロフィール<現所属・アトミックモンキー>
INTERNET ARCHIVEによる、前所属・山王プロダクションでのプロフィール
本人のブログ『新★ガキ大SHOW日誌 !!』
Twitter『木村昴@GiantSUBAru』