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メガトロン

めがとろん

メガトロン(Megatron)とは、『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。
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ビーストウォーズ』シリーズ→ビーストメガトロン
実写TF実写メガトロン

概要

トランスフォーマーデストロンディセプティコン)」のリーダー正義のトランスフォーマー・コンボイオプティマスプライム)とは対をなす存在であり、事実上のラスボスである。

日本版での彼の肩書きは「破壊大帝」で、海外版(原語版)では普通に「ディセプティコンのリーダー」である。なお、海外版でも破壊大帝の肩書きがついているのは日本産TFであるマグマトロンだけである。

作品によっては登場せず、ガルバトロンマグマトロンなど別のキャラクターがリーダーを務めている場合があるものの、大抵は彼の特徴を強く引き継いだ性格となっている。

G1

メガトロン


CV:フランク・ウェルカー(吹き替え:加藤精三

初代アニメこと『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では、拳銃ワルサーP38)に変形する破壊大帝。
荒くれ者のデストロン軍団を纏め上げている知略家であり、彼が繰り出す老獪な策略の数々にサイバトロン達はいつも苦しめられている。

武器は右腕に装着された「融合カノン砲」。ブラックホールホワイトホールの間違いでは?)から反物質エネルギーを引き出す(それはエネルゴンキューブに詰めないのか?というのは言わない約束)トンデモ兵器であるが、この能力は彼のスタミナを非常に消耗させるので、フルパワーでは滅多に使われないという。拳銃に変形してもその威力は衰えないが、変形時に自力で発砲したのは1度のみで、それ以外は部下に引き金を預けている(上司を使って部下が敵を攻撃しているというそのシュールな光景は、一部では「上司アタック」などとも呼ばれている)。

一人称は「ワシ」「余」など。口癖は「この愚か者めが!」で、スタースクリームを筆頭とする反逆者や失敗した部下達を叱責する際の常套句となっている。「素手で捻り潰してやる!」というハッタリも好み(ユニクロンに「誇張するでない」と言われた)、時折「~だワイ」と年長者っぽい語尾になるのも特徴的。

理想の上司という一面

破壊大帝という肩書きを見ると、彼の人柄を知らないモニターの前のみんなは、とても凶悪なロボットという印象を受けるだろう。だが!彼はその物騒な二つ名とは裏腹に、底知れぬ懐の広さを持つ指揮官であり、その紳士的な姿は理想の上司として視聴者を魅了してやまないのである!!(ナレーション風に)

  • 毎回の如く裏切る愚かな部下に対して、叱責や折檻、処罰はするが処刑はしない。侮辱されても目前に大事な事があれば、不問に付す。下剋上に対しては「出来るものならやってみろ」と言わんばかりで、処罰はするがやはり処刑はしない(ただし部下の不平不満は認めない上に、続編である『ザ・ムービー』でガルバトロンに転生した際には即座に処刑している。またサイバトロンを治療しようとしたデストロン軍医グリットを処罰しようとするなど、利敵行為には厳しい)。
  • エネルギー確保を目的としていながら、扱いを誤ると人類に危害を及ぼす原子力エネルギーには手を出さず、狙うのはもっぱら水力発電などのエコロジーなエネルギー源ばかり。軌道修正砲で自ら潮の干満を操ろうとしたことさえある。
  • 破壊大帝どころか、ほぼ毎回何かしらの施設や大型機械を開発したりしている。劇中開発された新技術にやたら目をつけ利用しようとするなど、科学や先進技術への理解もある。
  • 地球人を見下しつつも危害は加えない。利害が一致すれば、同盟を組むこともある(尤も、人道主義などではなく「殺戮に使うエネルギーが勿体ない」という現実的な理由であり、大人の事情を言えば当時のアメリカの放送コードでは登場人物の死亡が描けなかった為でもある)。
  • リンカーン大統領像の椅子に座る際に、像を壊さず丁寧に椅子からどけて座る。
  • 武力支配による「宇宙征服」を目論んではいるが、座右の銘は「圧政による平和を(Peace through tyranny)」である。つまり、物騒な肩書と振る舞いに反して、本心では平和主義者なのである(裏を返せば「自由を封殺した恐怖政治」ということでもあるのだが)。

そのため一部では、慈愛大帝非破壊大帝(もの作り大帝)、破壊聖母等と呼ばれている。きっと、彼の活躍を見れば「自分の上司もこんな人なら良かった…」と思うに違いない。その優秀さのためにこの偉大な指導者が不在になるとデストロン軍団はたちまち後継者争いで揉めたり何をしたらいいか分からなくなり烏合の衆と化してしまうほどであった。

こんなにも紳士的なG1メガトロン。だが、そこは悪の軍団デストロンの総帥、一度に大量のエネルギーを得る為に地球が吹き飛ぶような危険をはらんだ作戦を何度か実行している。メガトロンにとって地球は領土的な支配対象ではなくあくまでもエネルギー略奪対象であって、エネルギーさえ得られるなら良くも悪くも地球がどうなろうが知った事ではない。理想の上司ではあるが、危険な悪役である事に変わりはないのだ。

ちなみにメガトロンにとっての「理想の部下」は、レーザーウェーブ再プログラミング後のブルーティカスとのこと。どちらもメガトロンに忠実だが、特に合体後のブルーティカスは主体性に欠け「命令には忠実だが指示が無いと何をしたらいいか判断出来ない」といういわゆる「指示待ち君」であり、メガトロンは「全ての部下がブルーティカスのようであれば」と思っているらしい(なお、全ての部下に平等に接しているかというとそうでもなく、傭兵であるインセクトロンに対し事前の契約よりも報酬をケチるなど、外様には結構冷たい)。
このように理想の上司ではあるが、基本的に忠実選ばれしものでなければ彼の部下としては務まらないのである。

初代アニメ以後

『ザ・ムービー』ではコンボイとの決闘で重傷を負い、スタースクリームに宇宙へ放逐されたのがきっかけでユニクロンと出会う。その後はガルバトロンを参照。

ビーストウォーズ』にもちょっとだけ登場。同作の時代ではG1メガトロン本人は行方不明となっているが、失踪直前のG1メガトロンが仕組んだ「ある遠大な策略」がビーストメガトロンに引き継がれ、サイバトロンはおろか全宇宙を存亡の危機に陥れた。当の本人は墜落時の衝撃(初代アニメ第1話)で休眠状態に陥っており、セリフこそなかったもののビーストメガトロンのパワーアップに一役買っている。
G1メガトロンを演じたフランク・ウェルカーの出演も検討されていたものの、スケジュールの都合で実現せず、原語版ではビーストコンボイを演じていたゲイリー・チョーク、日本語版ではチータスを演じていた高木渉が演じた。

『G2』では人類と和解しているが、地球人の誤解が元で部下を殺された事により再び人類と対立している。

『レジェンズ』では、G2時代を経て新たなボディを手に入れ、レジェンズ世界のエネルギー目当てに突入。ところが現地人に大歓迎されて困惑、ビーストメガトロンの経営するテラクラッ社を利用し平和的に征服する作戦をとる。このとき同社の会長に就任した。
おまけ漫画とはいえ、ゆるいエネルギー収集作戦を何度か展開するが、第20話(スキッズ収録話)にて部下を庇って致命傷を負い、ついに生涯を閉じた・・・かと思いきやヘッドマスターと化して生き延びる。その後は人格者な態度や言動が多くなり、目立った悪事も無くなった。

担当声優

原語版の声優はフランク・ウェルカー。アメリカでは「Voice Acting God(声優の神様)」とも呼ばれる大ベテラン声優で、動物の鳴き真似がうまい事で知られる。

日本語版の声優は『巨人の星』の星一徹で有名な故・加藤精三氏で、このキャラクターには人一倍思い入れがあったといわれており、歴代メガトロンの玩具をコレクションしていたという話や、実写映画版の吹き替えでもメガトロン役として白羽の矢が立ったものの、「満足の行く演技が出来る自信がない」として敢えて辞退したという逸話が残っている。また、アニメ『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』第12話『トランスホーム』で、メガトロンをパロった「メストロン」を演じ、往年のTFファンを歓喜させたが、残念ながらこれが加藤氏の演じた最後の破壊大帝となってしまった。

初代メガトロンの玩具

玩具は旧タカラが1970年代に展開していた『ミクロマン』の1シリーズ『ミクロチェンジシリーズ』のうち、モデルガンがロボットに変形する『ガンロボ』ワルサーP-38の仕様変更品であり、アメリカのTVドラマ『0011ナポレオン・ソロ』に登場する国際機関「U.N.C.L.E.(通称:アンクル)」の構成員が使用するカスタムタイプのワルサーP-38を再現する為にサプレッサー・スコープ・銃床の追加パーツを同梱した所謂カービン銃に、本体を銀メッキ加工した「アンクルセット」と、それらの付属品を削除し、黒とブラウンのカラーリングに変更した通常版の2つが発売されていた。

1980年代に『トランスフォーマー』として発売された際には各国で仕様が異なっており、日本ではアンクルセットのパーツが付かない通常版のカラーリングをグレーの成型色に変更し、アメリカでは先述のアンクルセットの仕様ほぼそのままで発売されたが、弾丸発射ギミックがアメリカの安全基準に抵触した為に発射機構は取り除かれている。
その後、銃社会である米国では実銃そっくりの玩具に規制が掛けられた為、以降の復刻販売は不可能となってしまったが、日本では前述の『ミクロチェンジシリーズ』のアンクルセットの仕様に戻した復刻版が何度か発売されている。
前述の規制の強化に伴い、以後G1メガトロンが玩具化した際は戦車に変形する場合が多く、「セイバートロン星では戦車に変形していた」という後付設定までもが現れた。

メガトロン


G1メガトロンのリメイクとして、拳銃に変形するメガトロンの玩具もハズブロから『Transformers Classics』(クラシックス)として発売された事はある。だが、一口に拳銃といっても、同じハズブロが販売しているトイガンシリーズ「NERF」のマーベリックによく似た架空の光線銃に変形するよう設計され、実銃と区別しやすくする為に色もやたらとケバい。日本で『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』として発売された際には、G1風の塗装に改められている。

TFシリーズの大人向けブランドである「マスターピース」において、2回商品化がなされた。
2007年に最初に発売された「MP-05 メガトロン」は当時としては完全度の高い商品であったが、どうしても脚が貧弱に見えるなどの技術的限界があった。
それから10年後の2017年、新たに「MP-36 メガトロン」が発売された。前回での技術的問題を解決し、デザインもよりアニメを忠実に再現したものとなり、G1メガトロンの玩具として最高傑作とも言える出来映えとなっている。ただし変形の難易度はかなり高いので安易な気持ちで買わないように。

マイクロン伝説

メガトロン


CV:梁田清之(英語版:デビッド・ケイ)

マイクロン伝説』では戦車に変形。一人称は「ワシ」。
正式名称はビーストウォーズ版と同じく「メガトロン」だが、日本では「マイ伝~」「アルマダ~」と呼ばれる。アルマダの名称は『マイクロン伝説』の英題からとられたもの。ほかに劇中でスラストが口にした「クワガタンク」とも。

歴代破壊大帝の中でも武人気質が高い一方、非常に子供っぽいところがあり、ノリで一句詠んだり、スターセイバーを手に入れてはしゃぐ、空を飛んで大喜び、ショックウェーブと合体してこれまたはしゃぐ、スラストをからかう、コンボイが死んで落胆する、コンボイ復活と聞き元気になる、と色々忙しい。千葉トロンとは違うベクトルでの御茶目さから大きな子供と評するファンもいる。

部下には厳しく、特にスタースクリームに対して厳格な態度になる事が多いが、内心ではスタースクリームに期待をかけており、いつの日か自分を越える事を期待していた為に敢えて厳しい態度をとっていたという、これまた武人らしい心情があった模様。

何気に史上初の人類との和解を果たしたメガトロン。厳密に言えばG2メガトロンも人類と和解しているが、地球人の誤解が元で部下を殺された事によりメガトロンは再び人類と対立しているので、人類と和解したまま物語が終了したのはこのアルマダメガトロンが初となる。
最終回における「何のために戦うのか?」の彼なりの答えと、コンボイとの熱い決闘は必見である。
最期は宿敵であり、友でもあったコンボイを庇ってユニクロンの作った闇へと消えるが…(その後の詳細はこちらで)。

ちなみに日本語版の声優の梁田清之は、過去に『ビーストウォーズ』でデプスチャージを演じている。英語版はビーストメガトロンからの続投であるが、声にエフェクトがかかっている。

ギャラクシーフォース

マスターメガトロン様


CV:中田譲治、英語版:デビッド・ケイ、トレバー・デュバル(第1話のみ)

その名も「マスターメガトロン」。略称は「マスメガ」。
海外版ではアルマダメガトロン・『スーパーリンク』のガルバトロンと同一人物だが、日本語版では異なっている。某新世紀GPX風の自動車やジェット機に変形するが、地球のメカはスキャニングしていない。
主武装はデスマシンガンとデスクロー。その他背中に二基のミサイル発射管を備える。
後述のダークライガージャックとリンクアップ(合体)し、ライガーメガトロンとなる。

前2作の破壊大帝とは打って変わって部下想いじゃない破壊大帝。そんな事もあってか、終盤では部下全員が愛想を尽かして離反してしまう。「使えるからそばに置いていた」と本人が述べている辺り、それなりに部下達の力は認めていた(逆に言えば「使えると評価していた」とも言える)ようだが、歴代メガトロンの中では戦闘力は最強クラスな反面、人望と統率力はブッちぎりで最下位かもしれない。
第41話では、惑星ギガロニアのプラネットフォースの影響でマスターガルバトロンとして生まれ変わる。それまでも圧倒的なレベルにあった戦闘能力はさらに底上げされ、転生直後には手分けして惑星を探索していたサイバトロンメンバーを次々に襲撃。各個撃破する形だったとはいえ、サイバトロン側をほぼ総崩れ状態にまで追い込んでいる。

通常のトランスフォーマーを軽く凌駕する馬力を誇る他、通常の火器とは別に両手から放つエネルギー電撃を得意技とし、各惑星のプラネットフォースに対する高い順応性(スピーディアではビークルモードのブースター、アニマトロスではデスクロー、地球ではデスマシンガン、ギガロニアでは前述のマスターガルバトロンへの転生。中でもスピーディアとアニマトロスでは惑星を訪れただけでその恩恵を獲得している)を見せ、さらには異空間ごと初期化されても生還した挙句その際に身にまとっていたエネルギーでライガージャックをコピーし、ダークライガージャックを創造してみせるなど、トランスフォーマーの常識から見てもとうてい説明できないような超常の力を操ってみせていたが、それらは物語冒頭まで幽閉されていた間に、身体が消滅して宇宙を漂っていたユニクロンのスパークの一部をその身体に取り込んだ影響。さらに言えばグランドブラックホール発生もそれによってプライマスとユニクロンの力のバランスが崩れたためであった(DVD9巻のブックレット収録の用語解説より)。

ギャラクシーコンボイとの最終決戦は初代の勇者シリーズのオマージュとなっている。因みに本作ではベクタープライム役の速水奨はエクスカイザーを演じており、勇者シリーズと縁の深い作品となっている。

ちなみに漫画版ではギャラクシーコンボイのパンチ一撃で倒されているせいか、作者の岩本先生も「口先だけになっているような…」とコメントしている。

アニメイテッド

ぶるぁぁぁあ


「ムェガトルォン、トランスフォォウムッ!!」
CV:コーリー・バートン(吹き替え:若本規夫

アニメイテッド』では強力若本な破壊大帝。第1話時点ではサイバトロンジェット、復活後はツインローター方式の攻撃ヘリコプターに変形する。
ファンからの主な通称は、声優になぞらえて「ワカモトロン」「メガ本」「アナゴトロン
なお、吹き替え版の声優は過去に『Transformers Cybertron』(ギャラクシーフォース)でスカージ(フレイムコンボイ)としても出演した経歴を持つ。

知性・技術力・際限なき戦闘能力・冷酷さ・凶暴性を併せ持つ、ある意味で最も破壊大帝という肩書きの似合う存在。しかし、吹き替え版の声優ある意味キャスティング自体がギャグである若本規夫だった時点で、アニメイテッドの方向性は決定していたと言える。

一人称は「我」だが、序盤では「俺様」も使っていた。
今回は右腕にマウントされたフュージョンカノンだけでなく、ヘリコプターのローターが変化した大剣メガニウムソードも装備。
第1話で早々に愚か者に裏切られ片腕を失った挙句、地球に墜落し、首だけになる。
その後、頭部と右腕が若かりし頃のアイザック・サムダック博士によって回収され、50年もの間研究材料として彼の研究室に保管されていた。4話ではサムダック博士の事をフグ田とまで呼んでいる。
13話までは顔は修理中であり、口パクにあわせる必要が無かったのでアドリブし放題だった。

13話終了後の14話予告編では、それまでと比べて実にまともな予告編ナレーションを行ったが、実際は予告編の時間一杯を使って「トランスフォーマーアニメイテッド 次回は我の復活じゃあ!」と言っただけ。
14話のラストで遂に完全復活を果たし、その後も色々と画策したり、愚か者アナゴさんとまで呼ばれたり。
42話における最終決戦でオプティマスに敗れ、部下共々サイバトロン星の収監所へと投獄された。

今は顔だけよ。破壊大帝メガトロン。


第1話でちょっぴり登場したサイバトロンモードの姿は、実写映画版1作目のメガトロンとよく似たヘルメットを被っていた。

幻のシーズン4では、収監所から脱獄した後にマローダーメガトロンへとパワーアップ。戦車とジェット機に変形するトリプルチェンジャーとなる予定で玩具の試作品まで作られていたが、放送局の都合によるシーズン4打ち切りで、あえなくボツとなっている。

プライム

プライムメガ様


「破壊せよ!!」
「コラーッ!ひろしではない、メガトロンだ!!」
CV:フランク・ウェルカー(吹き替え:藤原啓治

プライム』では焼け野原ひろしなメガトロン。通称「ひろしトロン」
外見は、全体的なフォルムこそG1メガトロンをベースとしているが、トゲトゲしいボディのデザインやギョロ目ギザ歯が強調された顔つきなどは実写映画版に近い。
ビークルモードも実写映画版第1作目同様、顔の出たエイリアンジェットに変身する。

かつては「メガトロナス」と名乗るケイオンの剣闘士であったが、親友のオライオンパックスと共にサイバトロン星の政治改革を目指すようになる。
「メガトロン」と名を改め政界進出するが、強引なやり口のメガトロンは議会からは受け入れられず、更に親友だったはずのオライオンが議会から認められた事で政界に幻滅。
腹心のサウンドウェーブを伴ってディセプティコンを結成し、戦争を引き起こした結果、セイバートロン星をダークエネルゴンで汚染され尽くした死の星へと変えてしまったという過去を持つ。

メガ様いまむかし


メガトロナスだった頃は、「銀色のボディに赤いパーツ、蒼い瞳、シワのない顔」という姿をしていたが、政界から去りディセプティコンを結成するにあたって現在の姿へと変貌した。

忠実な部下であっても使い物にならなければあっさり切り捨てたり、周囲の制止を無視して強引な手段に出たりと歴代のメガトロンと比べるといささか力任せで粗暴な面が目立つが、策略にも長けており、化学兵器やイモビライザーに似た新兵装を開発したり、情報技術者科学者を重用するなど、G1同様理科系に理解がある面も持っている。
また、オプティマスに裏切られた過去からか、有能かつ忠実であるサウンドウェーブショックウェーブを除いた部下や仲間をあまり信用せず、自身を裏切ったスタスクを「見てて面白いから」という理由で生かしておいたかと思えば、飽きた途端に粛清しようとするなど、陰険かつ残忍な性質も併せ持つ。

ユニクロンの血で出来ていると言われる代物「ダークエネルゴン」を摂取しパワーアップしているが、重度のヤク中ならぬ「ダークエネルゴン中」のようで、あの歴代随一のゲスなスタースクリームからも心配されるほど。
一人称は「我」、「俺様」。
ダークエネルゴンの影響か、オプティマスを除いたオートボット達が総勢でかかってもかなわないトンデモな強さを誇るが、迷いを捨てたオプティマス相手ではダークエネルゴンの活性化がないと勝てないという、凄いんだか情けないんだかよくわからない戦闘力の持ち主。

ダークエネルゴンの力でセイバートロン星のディセプティコン戦士を復活させて一気に戦局をひっくり返そうとするも、失敗した挙げ句意識不明の重体に陥り物語中盤まで寝込んでいたが、ネメシス内部に侵入し、脳内侵入プログラムで自身の精神の内部に入り込んだバンブルビーを利用して復活。
そして自身の復活を妨げ、あまつさえニューリーダーを気取りまくっていたスタースクリームにいつも通りお仕置きを喰らわす事となった。
その後、ガイアユニクロンを封印すべくオプティマスプライムと共闘したり、ガイアユニクロン封印後、記憶を失ったオプティマスをデ軍に引き込んだと思ったら記憶が戻って逃げられたり、超アイテムであるアイアコンの遺産の争奪戦を世界各地で繰り広げた。終盤ではスタスクの助力でオメガキーの全てを手に入れたりしているうちにオートボットの基地「オメガワン」の所在地を突き止め、最終話において(該当場面は日本放送分ではカットされたものの)焼け野原に変えた。

その狂人染みた性格から本編では敵味方問わず恐れられる存在だが、本編を外れるとやたらユーモラスな扱いをされる事が多い。
テレフォンサービスやWeb上次回予告、深夜の特別番組などの本編以外の媒体では異様にフランクであり、何故か日本の芸能にやたらと詳しい。カラオケに毒されてテレフォンサービスの余った時間で「My way」を歌おうとしたり、特別番組のインタビューでは谷村新司の「昴」を口ずさんだりしている。

…と、日本吹替版でキャラクターがアドリブネタに走るのはいつものことだが、困った事に原語版の時点で既にネタに走ってしまっている。
放送局のCMでもやはり歌ったり、視聴者からの質問(「好きなケーキは?」「休日何してんの?」「メリル・ストリープの映画でお気に入りなのは?」「ダンスパーティに来てくれませんか?」など)に答えたり、マイリトルポニーなのではないかという疑惑が持ち上がったりしている。

ちなみに吹き替え版の声優は、かつて動物だらけのサイバトロン軍でダーダー言ったりメカ恐竜軍団のリーダーとしてダーダー言ったりしていた。また、深夜の特別番組では愚か者から「ベクターシグマと同じ声じゃないか?」と例の如く陰口を叩かれ、あげくひろし呼ばわりされていた。
オリジナル版の声優はG1メガトロンを演じたフランク・ウェルカーである。


※以下、海外展開『ビーストハンターズ』のネタばれ注意※












海外でのみ放送された続編『ビーストハンターズ』では、オメガロックの力で建設したニューケイオンのダークマウント要塞で人類に武力的圧力を仕掛けるが、ソラスプライムハンマーで復活したオプティマスに阻止され、要塞を丸ごと破壊されてしまう。
続いて、サイバトロン星の古代種であるプレダコンをクローン技術で再生させて配下にするというショックウェーブのプレダコン計画に着手するも、予想外の進化を遂げていくプレダキングの強さを見て、プレタゴン軍団が制御不能になる事を危惧し計画を放棄。
更に偶発的に発生した事故から、合成エネルゴンとプレダコンのCNAを掛け合わせるとサイバトロン星を再生させるエネルギーを得られる事が判明。破壊されたオメガロックを戦艦ネメシスに復元し、再びサイバトロン星復活と地球の金属惑星化に乗り出した。最終回では、地球の上空に停まった戦艦ネメシスの艦底でオプティマスと決着をつけるべく死闘を繰り広げるも、声を取り戻したバンブルビーによってマトリクスセイバーで胸部を刺し貫かれた。機能停止したメガトロンの亡骸は、そのまま地球へと落下していった。


……かに見えたが、最終作となるOVAプレダコン・ライジング』で、実は生存していた事が明らかになる。

甦る焔


ダークエネルゴンの影響で死に損なったメガトロンは意識不明のまま海底に沈んでいたが、サイバトロン星(プライマス)が再生された影響で目を覚ましたユニクロンにより、封印されてしまった体の代替としてボディを修復され復活を遂げた。
これまでにない絶対的な力を手に入れたメガトロンであったが、所詮ユニクロンの操り人形でしかなく、故郷サイバトロン星を滅ぼす為の尖兵として利用されてしまう。
最終的にはオプティマスによりユニクロンが封印された事でその呪縛から解放された。
ユニクロンが封印された事で憑き物が落ちたのか、あるいは破壊と混沌だけを目指し故郷を滅ぼそうとしたユニクロンの姿をサイバトロン星を滅ぼした己自身に重ねたのか、「破壊からは何も生み出さない」と言い、オプティマス達の眼前でディセプティコンの解散を宣言。そのままサイバトロン星から去って行った。

この時のメガトロンは、各部が錆びついたボディにユニクロンの意匠を取り込んだような姿をしており、各部から角や棘を生やし紫の妖気を漂わせるその姿はあたかもガルバトロンを彷彿とさせるが、劇中で自らをガルバトロンと名乗る事はなかった。(前日談となる小説『Transformers: The Covenant of Primus』にて古代世界のトランスフォーマーとして登場しているためと思われる。)ビークルモードはより実写映画版に近くなったエイリアンジェット。
腕からダークエネルゴンを具現化させた武器(ガントレットにもなるブラスター、ハンマー、槍など)を使用していたが、その中には日本で発売されたメガトロンダークネスに付属していたアームズマイクロン・ハデスを思わせる鎌状の武器もある。

余談だが、『ビーストハンターズ』の玩具の説明書に記載された付属ストーリーでは
「シャークティコン・メガトロン」(参考)としてパワーアップ。黒いボディの随所に水色と紫のアクセントが入った禍々しい姿となっている。なお、肩書もリーダーではなく、破壊大帝となっている。(玩具説明による)

続編の『トランスフォーマーアドベンチャー』では前述の経緯ゆえ直接の登場こそしないものの、戦時中に彼が開発していた兵器を使ってパワーアップを図る者が出たり、呼び戻して戦争を再び起こそうとする者が出たり、私淑していたトランスフォーマーが復活したりと、物語の世界観に影を落としている。

キュートランスフォーマー

藤原さんは渋い声の持ち主


「一体いつになったらコンボイの謎のリメイク版が改善されるんじゃ!全然話が進まんではないか!」
「ロックダウンまでいつの間にかこんなクソゲーにハマりおって…この愚か者め!」
CV:藤原啓治
トランスフォーマー生誕及び日本展開30周年を記念して制作されたチョロQとのコラボレーション企画『キュートランスフォーマー』におけるメガトロン。

当初はQTF化が発表されておらず、ゲームアプリ『帰ってきたコンボイの謎』におけるボスキャラの1人という扱いだった。アニメ版でもオープニングにて原作『コンボイの謎』の隠しステージの肖像画を模したポーズで登場する程度で、ニコニコ動画ではそのシーンが流れる度に「※出ません」などとコメントされるのがお決まりとなっていた。

このまま出番なしかと思われていたが、満を持して玩具シリーズに登場。
ロックダウンに続く数少ないディセプティコン枠で、ランボルギーニヴェネーノに変形する。

更に最終回(第13話)にもサプライズ出演。声優は直近の作品である上記の『プライム』でメガトロンを演じた藤原氏が担当しているが、一人称が「ワシ」などG1メガトロンを意識した口調となっている(それを受けてか、途中でオプティマスとバンブルビーもG1風の姿に変形し、オートボットではなくサイバトロンを名乗った)。
実はこれまでの3人(+α)の会話を物陰から盗み聞きしていたらしく、終始ツッコミに徹していたはずのロックダウンが最終的にオプティマスたちと一緒にアプリをプレイするだけになってしまった事に痺れを切らして姿を現した。

本作のゲームアプリにロックダウン以上に不満を抱えていたらしく、論調強く改善を要求する。極めつけに「『コンボイの謎』はコンボイの死の原因を突き止めるゲームなのだから、本人(オプティマス)がプレイヤーキャラになったら意味ないだろ!」とゲーム内容そのものに関わる意見を突きつけ、4人で新たなタイトルを考え直すことを提案する。
第2期にも3話以降ディセプティコン軍団だけの登場回が設けられ、サウンドウェーブ・ショックウェーブ・スタースクリームと揃って準レギュラーとして登場。オートボットに対抗し、彼らを超える人気キャラクターとしての地位の確率を模索する。

愚か者めがニャン!


前述の通り、中の人が過去複数のシリーズでアドリブを演じてきたこともあってか、本作でもそのボキャブラリを遺憾無く発揮している。1期13話では議題パートに入るやいなや食い気味に挙手しながら自ら立案。80年代のバラエティ番組を彷彿とさせるタイトルで話を膨らませ、更にそれに乗っかったロックダウンやバンブルビーの案を拾うなど、これまでになく円滑に議題を展開させた(アドリブに弱いオプティマスからすれば、真の意味で「対照的な強敵」と呼べる存在かもしれない)。
また、同話のカットされたパートではあのゲームを意識したタイトルを提案したり、第2期では大きなお友達層を狙い語尾に「にょ」を付けようとするなど、サブカルチャーにも少なからず関心がある様子。

2期の7話ではキスぷれの話題に興味津々だったり、スタースクリームが人間の少女に憑りついたことがあると聞き嫉妬してスタースクリームを殴り飛ばしたりと、エロオヤジじみた面が散見された。
この話のカットされたパートでは、褒められたら褒め返すという話題から、自分の本来トランスフォーマーにあるまじき部分が見えているという話に脱線してしまっていた。
何かと中の人ネタが多く、過去の出演作について言及されることもある。2期11話では某ダーダー恐竜を再現してみせた。他にも某女性声優とのエピソードを語ってショックウェーブから嫉妬されていた。
なお、アドリブパートではほとんど素の口調に戻り、一人称も「ワシ」から「俺」になる。

アニメ以外

IDWコミック

米国IDW社から出版されたアメコミでは地球を文字通り征服したディセプティコンや、メガトロンの過去とディセプティコン結成までの道のりを描いた作品、他にも戦争終結後のメガトロンの行方を描いた作品などが出版されている。

若メガ


それらによると、メガトロンの前身はメガトロナスという名の鉱夫であったが、オートボット上院議員デシマスに対する暴動をきっかけにケイオンで剣闘士へと転身。
裏の世界でのし上がったメガトロンはサウンドウェーブスタースクリームなど新たな部下達を加え、遂にはセンチネル・プライムと上院議員達による腐敗政治を打倒、ディセプティコンの結成を宣言する(メガトロン・オリジン)。
メガトロンを頂点に据えたディセプティコンはその後も勢力を拡大し続け、サイバトロン星における一大勢力として台頭。新たに圧政を敷いたゼータ・プライムを倒そうとオプティマスプライムと共闘する展開も描かれていた。

『オリジン』でのメガトロンはやたら装飾がゴテゴテしているのが特徴で、これらの装飾はG1メガトロンの玩具に付属していたステッカーをオマージュしたもの。ヘルメットの下の頭部もなんかやたらと物凄い。ちなみに、G1メガトロンのトレードマークだったバケツ型のヘルメットは、IDW版コミックの中ではかつて炭鉱夫達が用いていた作業用ヘルメットに由来しているという事になっている。

NOBODY STANDS IN MY WAY.


地球での戦いでスパイク・ウィトウィッキーとコンボイに敗れ昏睡状態となったメガトロンは、しばらく行方を晦ましていたが、レーザーウェーブの手によりボディを改修し体内にスペースブリッジを搭載して再登場している。
こちらのメガトロンは黒い全翼型のステルス戦闘機っぽいサイバトロンジェットに変形する。この姿のメガトロンの玩具について、海外ではアメコミの通りメガトロンの新たな進化形態として発売されたが、IDWのアメコミが展開されていない日本ではメガトロンの前身であるメガトロナスとして発売されたという、日米でそれぞれ異なった展開が行われているTFならではのエピソードがある。

ザ☆バトルスターズ

スーパーメガトロン
ウルトラメガトロン


『Z(ゾーン)』のその後を描いた、日本独自の玩具展開『ザ☆バトルスターズ』では「スーパーメガトロン」の名で登場。機首に融合カノン砲を備えた、マッハ10で飛ぶガンジェットに変形する。
ダークノヴァの力でG1メガトロンがガルバトロン(2010)を経てパワーアップした姿だが、凶暴化は治っておらず、人間を食おうとしたりさえする。
恐らく、額の「SM」(スーパーメガトロンの略)の文字がネタにされ続ける事から来るストレスに起因するものと思われる。

スーパーねえスーパーマーケットなら知っているぞ!
その後は更に最強破壊大帝ウルトラメガトロンへとパワーアップし、スターバスター砲を備えた飛行重戦車に変形…つまり実写映画版メガトロンは、きちんとG1メガトロンを踏襲していた事になる。
漫画では上記の台詞を言った宿敵に「貴様のパワーアップは逃げ足が速くなったということか?」と言っており、コントのような印象も受ける。

シャッタード・グラス

SGメガトロン


「善」と「悪」が逆転した世界のメガトロン。今までのメガトロンとは全く異なる「正義」のメガトロンである。
頭部デザインは黒いヘルメットだった初期パイロット版のG1メガトロンがモデルになっており、若くイケメンである。

大学教授として暮らしていたが、オプティマスプライムの暴挙に心を痛め、ディセプティコン(デストロン)自警団を設立、リーダーとなる。
仲間の為なら自らが犠牲になるのを躊躇わない優しい性格である為、他のディセプティコンから心配されている。

メガトロンのいい部分だけを増したせいか、ライオコンボイ寄りな性格になったのか、きれいなメガトロンとまで呼ばれている。

ちなみに、SG世界でのディセプティコンは自分達を戦闘用に改造する事でトランスフォーム機能と飛行能力を得たが、これらの改造技術はメガトロンが確立した。
(ちなみにBotconで限定販売された玩具は、スーパーリンク版ガルバトロンの仕様変更品で、カラーリングと頭部の造形が異なる)

後にサイクロナスの裏切りに遭い重傷を負うが、ガルバトロンとして復活。
救難ヘリコプターにトランスフォームするようになった。

War for Cybertronシリーズ

MEGATRON -TF Fall of Cybertron


「All Hail Megatron!!」

CV:フレッド=タタショア
戦車に変形する。
かつてはケイオンの剣闘士であったが、セイバートロン星をかつての黄金時代へ戻す為に闘う、ディセプティコン軍団の指導者として登場。セイバートロン星を牛耳る旧支配体系を破壊し、惑星上の生命を汚染する「ダークエネルゴン」を用いてセイバートロン星を支配しようと目論む。

オートボットの思想はとことん否定しており、アイアコンのステラ・ギャラリー(瞑想室)を襲撃した際、瞑想について『自分の無能を棚上げして怠惰の中で泣き言を並べ立てるだけの時間とエネルギーの無駄遣いにしかならない無駄な行為』と断じている。

戦闘では部下に任務を与えるだけではなく、自らも最前線に赴いて的確な指示を飛ばすまさに理想の上司(自身の命令に反論した部下を射殺することもあるが)。

『War For Cybertron』では例の愚か者との馴れ初めや、G1デストロン軍団が搭乗していた大型戦艦ネメシスの出自など、メガトロンやディセプティコンの成り立ちが描かれている(ただしG1の設定とリンクはしない本作独自解釈)。
『Fall of Cybertron』ではメトロフレックスに潰されて死亡したかに思われたが、サウンドウェーブの手によって復活し、ニューリーダーを宣言して好き放題していた愚か者を物理的にお説教。その際にボディを新調している(イラストは新調後の姿である)。

その後、『War For Cybertron』の終盤で墜落し行動不能になったトリプティコンを大型戦艦ネメシスに改修し、ゲートへと逃げるアーク号を追跡している。

このシリーズについて公式サイドから「『プライム』と同じ世界観の物語である」というアナウンスがあったが、双方の作品展開が進むにつれて整合性が取られなくなっている。
公式的には見解は保持されているが、ファンの間(特に日本)では別物としてみなされることが多い。が、こんなことはTFにはよくある事である。

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