物語
PART1
セントラルシティの市長選に敗れたバーガーは当選した市長(日本語吹き替えでは市長としか呼ばれないが、MAYORなる本名がある)にソーラー発電所を寄贈する。バーガーには自分の株を上げる算段があり、やってきたデストロンを待機していた戦車隊が迎え撃つが、戦車はスタースクリームのナルビームで爆発する。市長が呼んだコンボイ達、サイバトロンがデストロンを撃退する。
次の手を考えるバーガーをコンドルがメガトロンの下に連れ去り、メガトロンはバーガーに「サイバトロンは自分達が善でデストロンが悪と逆のことを流布している」「協力すれば貴方の望みを叶える」と言う。
その後ヘリコプターに乗ったバーガーはサイバトロンが原油を奪い、デストロンが阻止するのを目撃する。そこを収めたビデオテープはホイルジャックの弾で落ち、メガトロンは他にも偽の証拠を入れて返すと言う。
市長主宰のコンボイを名誉市民として迎える式典でそのテープは再生され、ホイルジャックが聖人君子を悪魔に変える発明をデストロンに使う様子にコンボイが地球征服を宣言する様子も流される。
あらゆる可能性を考える立場の市長に言われてサイバトロンが大人しくしているとバーガーが戦車隊を送り込み、同行する市長は不本意ながらサイバトロンを裁判にかける。
裁判でバーガーの証言が引っ掛かるスパイクはビデオを見直し、スタースクリームがコンボイの張りぼてを脱ぎ捨てるシーンを見付ける。ジャガーの妨害を切り抜けてそのテープを公開しようとするが時既に遅し、裁判長はサイバトロン全員を有罪とし、地球からの永久追放を言い渡す。コンボイは受け入れた。
コンボイはスパークプラグとチップに別れを告げ、サイバトロンはバーガーの提供したロケットで地球を去る。その後メガトロンはテレトラン1を操作し、ロケットの行き先を太陽に定めた…
PART2
地球人がデストロンを歓迎する頃、コンボイは部下に言われて考え直し、地球に戻ろうとしてシステムの異変に気付く。アダムスがロケットを操作しようとしてもどうにもならない。ロケットは爆発した。
その様子を見たメガトロンは記者会見で本性を表し、セントラルシティをメガトロニア1とするのを皮切りに、地球を征服して地球人を労働力とすると宣言する。スパイクに言われた市長がテープを見せるまでもなくなった。
サイバトロンはトレイルブレイカーのフォースバリアで助かるが、依然自由は利かなかった。
人々は街中でエネルゴンキューブの増産に従事させられ、発電所には最も相応しい褒美として同じ重労働を課せられたバーガーの姿もあった。チップは何とかサイバトロン基地に駆け込んでサイバトロンを救おうとするが、追ってきたスラストがテレトラン1を撃つ(メイン画像参照)。しかしそれがサイバトロンを解放することにつながった。
世界最強の空軍をものともせず、蹴散らしたデストロンは支配を続ける。そこにサイバトロンが現れ、総力でデストロンを撃つ。数の差もあってデストロンは退却した。
償いの道を考えるバーガーにコンボイは法の裁きを受けるように言うのだった。
余談
原油泥棒を阻止しようとするデストロンの中にスタースクリームがおり前述のように偽コンボイの正体が彼など、作画ミス以前の脚本ミスも見られる。
ちなみに今回登場するスタースクリームの変装は、マスターピースコンボイver.3.0に特典パーツとして付属する。
サイバトロンの地球からの追放の下りは「ダークサイド・ムーン」に踏襲され、シモンズの車椅子はチップにちなんでいる。