アストリア(トランスフォーマー)
うるわしのごれいじょう
「あなた方がお義理で集まっていることぐらい知っています。でも、今日はわたくしの誕生日よ。楽しく遊んでもらうわ」
「シケた顔してないで笑顔を見せなさい!……もう!どうしてみんなもっと明るく楽しく振舞えないの?……もう、嫌だ嫌だ。ここはまるで刑務所だわよ!大っ嫌い!!何かもっと楽しいことはないの!?」
CV:/吹:佐々木るん
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第37話「令嬢より愛をこめて」に登場。本名は「アストリア・カールトン・リッツ」。
恐ろしい程に機械との相性が悪い特異体質の持ち主。亡父の跡を継いでハイテクノロジー工業の会長となるも、そんな身の上にうんざりとしている。
誕生日パーティーの最中項目冒頭の台詞で嘆きを露わにするが、彼女の実家の技術に目をつけたデストロン(新ジェットロン)に連れ去られてしまいかけるが、そこにパワーグライドが駆けつけた事で事なきを得る。
そこからパワーグライドはアストリアの事が気になり始め・・・
「ああ、彼って素敵よね。大好き!もう最高!背が高くてハンサムで、ちょっぴりシャイで……うふふふっ!それに空も飛べるわ」
性格は典型的なお嬢様で、かなりのじゃじゃ馬娘。
彼女を助けたパワーグライドにも再び変形してもらうようねだったり、サイバトロン基地に連れていく前にお腹空いたから何か食べたいと寄り道してはメリーゴーランドを堪能したり、と手を焼くほど。
デストロンに人質にされて脅されても「お客のもてなし方も知らない野蛮人」と啖呵を切る肝の据わりっぷりも見せている。
肌身離さずつけているネックレスは父の形見でもあり、触れると怒ってしまう。
そんな彼女だが、実は機械とかなり相性が悪い。
パワーグライドのコンソールに触れるだけで墜落しかけたり、サイバトロン基地内のガレージで整備するスパイクの傍にいるだけで電動ドライバーの先が削れたり、エンジンが炎上したり……と音痴を通りこして大騒動を起こすため、研究室にも立入禁止が促される。
さらには人の記憶を引き出す代わりに廃人にしてしまうサイコプローグすらも故障し、配線がちぎれてしまうレベル。
デストロンは北極上空に空中ステーションを建造。中心部のタワーからエネルギーストームを巻き起こし地球の電磁波を狂わせ、そこからエネルギーを頂戴しようと目論んでいた。
そこでアストリアの父が遺したエネルギー公式を狙い彼女を狙うが、結局失敗。
アストリアは彼女を救うため駆けつけたパワーグライドを救うため、公式の隠されたネックレスをアンテナに投げつける。
やがてアンテナはショートし、エネルギーの暴走により空中ステーションは制御不能に陥る。
挙句の果てに、ステーションはパワーグライドの一計によりデストロン基地にまで落下し一同は散々な目に合うのであった。
一方、アストリアは別れの際にパワーグライドに再会の約束を込めたキスをかわし帰路に就く。
パワーグライドも胸部内メカにハートマークを作るほどときめいてしまうのであった。
「今度街に出てきた時……君に会いに行ってもいいかな?いや、ダメならいいんだ。その……」
「うふふ、もちろんよ。ぜひ寄って!うふふ……あなたってホントかわいい!」
そのため、pixivではパワーグライドとのカップリング絵が多い。