マスタービルダー
ますたあびるだあ
グラップルは技師仲間のホイストとで太陽光線を瞬時にエネルギーに変えるソーラータワーの模型を製作した。それはホイルジャックも感心する出来であったが、コンボイはデストロン対策ができていないという理由で実物の建造を許可しなかった。諦めきれないグラップルはホイストと語らっていた。
そこにビルドロンが現れ、「メガトロンと喧嘩別れした」「あんたのような優秀な技師の下で働きたい」と言う。その様子を見たスタースクリームは裏切り者の解体を口にするが、メガトロンは帰ってきた彼らに消え失せろと言うだけ。ビルドロンは「先のやり取りは芝居」「ソーラータワーでサイバトロンを一気に倒せる」と言う。メガトロンはその弁明を信じきらないうちに、信頼を得て利用するには利敵行為がいいと教える。
ビルドロンはグラップルとホイストにデストロン基地から盗んだという触れ込みでエネルゴンを提供し、資材も建築現場から強奪して調達する。グラップルに師事してソーラータワーを完成させると、メガトロンが現れてそれを我が物とする。
コンボイ達が駆け付け、ビルドロンが合体したデバスターの圧倒的な巨体とそれに比例するパワーに苦戦する。コンボイは逆手にとることを思い付き、ソーラータワーにめり込ませてから集中砲火で勝利する。
救助されたグラップルとホイストはコンボイに仲間の修理と廃墟の撤去を命じられる。グラップルはホイストが「もっと素晴らしいタワーが造れる」と慰めると、「これでいいんだ」と言ってソーラータワーの模型を置いて基地に帰る。
今回グラップルとホイストがビルドロン達と共に製作したソーラータワーだが、最終的にはスクラップになる末路を辿ってしまった件については、ゴールデンラグーンの秘密に於いても似た様な事例が見受けられる。
普通ならば、相手に物を取られた際に「取り返す」という手段をまず取る筈だが、サイバトロン、デストロン共に
奪われるぐらいなら破壊する
と言うスタンスを取っており、ファンの一部からは
「これによって抗争は数百万年間も終結せず、セイバートロン星は荒廃したのではないか?」
と指摘されている。
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第14話 マスタービルダー
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