概要
サイバトロンXとはアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』11話「フランケンシュタイン・スパイク」に登場するロボットである。
サイバトロンの面々に人類の技術力をアピールしようとしたスパイクの父スパークプラグ・ウィトウィッキーがサイバトロン戦士の予備パーツから作り出したロボットで、左右非対称でツギハギなボディと怪力を有するなどフランケンシュタインの怪物を想起させる出で立ちをしている。
起動テストで暴走事故を起こした後に鎮圧され、スクラップにされることを惜しんだスパークプラグの意志を汲んだホイルジャックが、重傷を負ったトランスフォーマーの意識を修理中一時的に移しておくスペアボディとして再利用することを提案する。
しかし直後の戦闘でメガトロンの攻撃によりスパイクが重傷を負ったことで、トランスフォーマーではなく人間の意識の器として用いられることになった。
ただスパイクの意識を移されたサイバトロンXは移植の弊害から知能が低下し錯乱。
一時は落ち着きを取り戻したものの待機中に観ていた映画がよりによって『フランケンシュタインの怪物』だったことで今の自分の境遇と重ね合わせたスパイクは再び錯乱。基地から脱走し自分を醜悪な姿に変えたサイバトロンへの復讐心を滾らせていたところをメガトロンに付け込まれ、デストロンに加担してしまう。
その後に勃発した戦闘では持ち前の怪力とウェポンモードに変形したメガトロン、何よりスパイク相手では迂闊に攻撃できないサイバトロン戦士達を相手に一方的な戦いを展開したが、その戦闘で父のスパークプラグを吹き飛ばしてしまったことが切っ掛けで正気を取り戻し崖下に落ちる彼を救出。そのまま攻撃に参加していたデストロンの撃退にも成功する。
一連の騒動が終息した後は治療を終えたスパイクの肉体に意識を戻し、ウィトウィッキー親子は人の体で抱き合い生還した喜びを分かち合うのだった。
ネオサイバトロンX
オボミナスのジェネレーションセレクトスペシャルコミックで登場したロボット。
スパークプラグの形見の改良型で、重症を負ったスパイクが自ら精神を移し替えている。
ウェポナイザーとモジュレーターで構成されており、以下の通りとなっている。
部位 | 構成キャラクター |
---|---|
上半身・左肩・右手 | シックスガン |
左腕・右脛 | アイアンワークス |
右腕 | コグ |
肩武器・右足首 | パワーダッシャーゼータ |
腰 | パワーダッシャークロマー |
左脛 | グリースピット |
左足首 | ブラント |
なお、その後スパイクが元の体に戻ったのかは不明。