ここは、トランスフォーマー(第一作)の概要…
1985年7月6日から1986年11月7日にかけて日本テレビ系で放映された、ロボット生命体達の抗争を描いた海外アニメ『トランスフォーマー』シリーズの記念すべき第一作。米国のアニメ会社「マーベル・サンボウ・プロダクション」が製作、日本の東映動画が作画を担当した。(シーズン2からはプロデューサーのネルソン・シンが立ち上げた韓国のアニメ会社であるAKOMも計3話分を担当)
米国では一足早く1984年9月17日~1986年1月9日に『THE TRANSFORMERS』のシーズン1~2として放送された。キャラクターや組織の名前、エピソードの放送順、セリフの内容など、日本版とは細かな違いが多数ある。
特に、日本版ではスカイファイアーの玩具がとある事情で販売できない影響で彼の登場するエピソードが後回しにされた事によりストーリーの順序がおかしくなってしまうなどの違和感も発生(日本では最終エピソードとなる「破滅の日」の後日談「地球滅亡計画」の方が先に放送されたり、インセクトロン初登場回「インセクトロンの謎」が終盤に回されたお陰で「リジェの裏切り」が日本版に於ける初登場回となり唐突に登場する等)。
アメリカの放送規制により戦闘シーンや襲撃シーンでは一人も死者が出ず、乗り物が爆発する寸前に脱出する場面があるなど、誰でも気軽に楽しめる作風に仕上がっている。
また、その他には…
- 同じキャラが2体いる、キャラの色が違うなどの作画ミスが頻繁に起こる
- 正義の味方とは思えない発言を連発、通称:赤いサイバトロン
- 原語版で台詞が無い箇所の多くで台詞ご追加され、登場人物の悲鳴がやかましいなどの現象が起きている(吹替版)
- 崖があると高確率で落ちる司令官
- スタースクリームの元祖ニューリーダー病
- 敵勢力をあたかも心配するかのようなナレーション
- 視聴者から「慈愛大帝」とアダ名を付けられる悪の親玉
- 「コンボイ司令官が爆発する!」→本当に爆発
- 後にコマンドーも担当する平田勝茂による印象に残る吹替
- ↑と共に吹替で多く追加された政宗一成による印象深いナレーション。
……等々、ネタ的な伝説においては枚挙に暇がない。
このためTFシリーズにあまり詳しくない人の間でも(主にネタ方面で)有名だったりする。
ただしこれらの演出は当時の「面白ければ勢いでなんでもOK」というアニメ制作の風潮が後押しした部分もある。
また、正義の味方の過激な発言や行動などは海外作品ではある意味当たり前の演出(ヒーローもまた一人の人間、個性を持つ者であるということ)であり、それが人間味を与えているとも言える。
TFシリーズのディープな好事家にとっては、作画・演出ミスが多いことの方が遥かに重要。
場面によってはナレーターまで変な発言をすることがあり、作品のカオスぶりに拍車をかけて
いる。
作風としてはバラエティ豊富なエピソードからシリアスなエピソードもあり、トランスフォーマーと人間、他の異星人たちとの交流、サイバトロン同士のいがみ合いと助け合いで芽生える友情、そして、各登場人物による群像劇が本作の基礎となり、以降のシリーズでも受け継がれていく。
トランスフォーマーのアフレコは基本的に二本撮りであり、政宗一成曰く、出演者は毎回ヘトヘトになって帰っていたという(特に、政宗はナレーションとして長台詞が多く、サウンドウェーブ役も兼任していたので労力は半端では無かったと思われる)。また、まだまだ新人時代に出演した堀内賢雄や速水奨によると「男ばかりの現場」ということで、テンションが高いうえにみんなピリピリしていたため非常に印象に残っていたとのこと。
さて、今日のあらすじは……
はるか昔、超ロボット生命体「トランスフォーマー」が住むセイバートロン星では、平和を愛するサイバトロンと、武力による惑星の統治を目指すデストロンの2つの種族が永きに渡り戦争を続けていた。この戦争の影響によって、セイバートロン星のエネルギーは枯渇しようとしていた。
サイバトロンは総司令官コンボイの指揮の下、外宇宙へのエネルギー探索を開始。
デストロン軍団、破壊大帝メガトロンの指揮下で、これを妨害すべく追撃を開始する。
宇宙空間での戦闘中、双方の宇宙船が「とある惑星」の重力に引き寄せられてしまう。
両宇宙船はその惑星に墜落。彼らは全員、機能を停止した。
それから400万年後、火山の噴火のショックでサイバトロンの宇宙船アーク号のコンピューター
が再起動。生命再生装置により、「その惑星」の到る所にあるエネルギーを蓄えられ
た物体の姿を変え、復活を遂げた。
メガトロン等デストロン軍団が先に復活し、地球の資源を奪い、地球を我が物にしようと坑道を
開始する。が、ここでアクシデントが起きる。
デストロンの№2、航空参謀「スタースクリーム」の手により、不可抗力ながらサイバトロンも
復活したのだ。
メガトロン率いるデストロンの宇宙支配の野望を阻止するため、サイバトロンは立ち上がった。
こうして、サイバトロンとデストロンは、地球を舞台に戦いを再開する事になった。
さあ、戦いだ!!
登場人物
CVは日本語版のみ記載。
サイバトロン
総司令官コンボイ
CV:玄田哲章
誰もが知っているサイバトロン総司令官。
トレーラートラックに変形するが、実は本体は運転席の部分のみであり、
コンバットデッキ(荷台の部分)は毎回どこから来るのかは謎である。
「ほぉぉぉぉぉぉ!!」と悲鳴をあげながら崖から転がり落ちたり、重傷を負って治療中なのにサイバトロンのザル警備をくぐり抜けてきたコンドルに強襲されて爆発したり、ビルドロン軍団に全身バラバラに解体されるなど、視聴者を飽きさせないために体を張ってエンターテイメントを提供する。
ビークルモードはポルシェ935ターボ。地球の文化に馴染んでいる。
コンボイ司令のフォローによく回っている。声がかっこいい。
「私達は神じゃないがね、もちろん助けてあげるとも!」
CV:速水奨
警備員を担当するが、ザル警備なのはご愛嬌。
デストロンは引きずりおろして細切れにするサイバトロン赤組筆頭。
「赤いサイバトロン戦士は大体口が悪い」という法則を打ち立てた一人であり、「血祭り」で有名なクリフ以上に乱暴な台詞を吐きまくっている。
「デストロンめ、よぉし、引きずり下ろして細切れにしてやる!!」
CV:阪脩
サイバトロンの技術者で、関西弁で喋るマッドサイエンティスト。
彼の発明品は役に立つものからはた迷惑なものまでなんでもござれ。
彼が主導で開発したダイノボットはサイバトロンの戦力として大いに活躍した。
「なめたらあかんぜよ!!」
CV:江原正士
口の悪い軍医。
アイアンハイドと同型の救急車仕様のチェリーバネットに変形する。
「怪我人は黙って、発声回路切っちまうぞ!」
CV:堀内賢雄
J59ウイリスジープに変形。地球の自然が好き。
自慢の鼻とセンサーでデストロンの匂いを察知して偵察し、さらにホログラムを利用して分身を投影したりすることも可能。
「この自慢の鼻で嗅ぎつけて見せますとも!」
CV:喜多川拓郎
姿を消すことができる超A級のスナイパー。この透明化能力を最大限に利用して要所要所で活躍した。 一日も早いセイバートロン星への帰還を望んでいる。リジェJS11に変形。
「すみません司令官、船が満員だったモンで」
コンボイに作戦を提案する戦略家。
ビークルはフェアレディZ型のパトカー。
サイバトロンのシンボルマークのモチーフである。
「よーしみんな争いはそれまで、大人しくしろ!」
CV:城山知馨夫
あらゆる攻撃を無効にできるフォースバリアで仲間を守る戦術家。
4WDハイラックスに変形。
陽気な性格で、いつも仲間を元気づけてくれる。
「ざまぁみろ!血も涙もないことを言うからバチが当たったんだ!反省しろよ?フハハハハハハ!」
ラフファイトを好む赤組。
背部のロケットブースターで飛行可能。「赤いサイバトロン」に比べると若干おとなしめな方。
「つまり村人達が邪魔をして通れないなら、その下を行けばいいって理屈だろ?違う?」
CV:堀内賢雄、喜多川拓郎(第7話)、難波圭一(第19話、第47話)、片岡弘貴(第31話)、城山知馨夫(第49話)
ランボルの双子の兄弟。カウンタック改造車に変形する。
かなりのナルシストで人間にはあまり好意的ではない。
「くそーっ、よくも塗装を剥がしてくれたな!」
CV:片岡弘貴
射撃の名手。
フェアレディZ・S130型に変形する。
明るくおしゃべりな性格だが、これはデストロンに故郷を滅ぼされたという過去があるため。
「ようし、雨を降らせた張本人どもはオレにまかしてくれ、たっぷり礼をしてやる」
CV:城山知馨夫
叫び声がうるさい科学者兼発明家。
自走砲型望遠鏡兼顕微鏡に変形する。
物質拡大縮小機やサビストップなど、彼の発明は役に立つことが多い。
「よーしいいぞ!エンジン点火ァ!いぃやったぁぁああああ!!い゙え゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あぁあ゙ぁあ゙!!」
CV:喜多川拓郎、速水奨、堀内賢雄
8000℃の高温に耐えられるボディを持つ救助員。
はしご消防車に変形する。
火災の消火や救助が主な任務だが、戦闘好きな一面も。
「本当は消したくないんだが、火を見ると本能でね」
CV:塩屋翼、片岡弘貴、難波圭一、速水奨
真面目だが思い込みが激しい保安員。
ファイヤーチーフのカウンタックに変形する。
ネガベイターを巡る戦いではフレンジーの一撃によりブレーンサーキット(頭脳回路)がショートしてニューリーダー病を発症した。
「そして私がリーダーになる。私がだ!」
CV:江原正士、喜多川拓郎、片岡弘貴、塩屋翼、速水奨
冷静だが、ギャンブル好きな戦術家。
DATSUN280Z(フェアレディZ)のレーシングカーに変形する。
排気口から黒い煙幕を噴出してデストロンを混乱させる。
「了解!お安い御用、まあ見ててください」
CV:片岡弘貴
穏やかな性格の修理要員で、ハイラックス40系・レッカー車に変形する。
ワーパスと共に過去にタイムスリップして大暴れしたり、ハリウッドで映画監督にスカウトされて役者デビューを果たしたりと見せ場が多い。
「あの…監督さん、モイストじゃなくてホイストですけど」
CV:堀内賢雄
ホイストの友人である建築家で、クレーン車に変形する。
自らの建築に自信を持っており、建物を破壊されることを嫌う。
ソーラータワーをつくりたいという思い故にビルドロンに騙されたことも。
「一時の儚い夢だったが、いい夢だったよ」
CV:速水奨、江原正士、片岡弘貴
ニューヨークの街を愛する戦士。
シボレーコルベットに変形する。
サンストリーカー同様、車体に傷がつくことを嫌うナルシストのケがある。
「ボンネットが……俺の美しいボンネットが……」
CV:難波圭一
カセットデッキに変形する陽気な通信員。
サウンドウェーブは永遠のライバル。
「ふん、この時が来るのをどんなに待ちかねたか!このサウンドシステムの面汚しめが!」
CV:玄田哲章
戦車およびロケットとその発射台を備えた防衛基地に変形する大型戦士。
その巨体にふさわしい怪力と何物をも恐れぬ勇猛さの持ち主。
「復讐果たせる、この時を待っていた!」
CV:難波圭一、城山知馨夫
ホンダ・シティターボに変形する戦士。出番が非常に少ない。
「ロボット昆虫殺虫剤だってぇ?」
CV:阪脩
スタースクリームの旧友。
大人の事情により、日本語版において登場するのは終盤となる。
「パーティーにお邪魔してもよろしいかな?あいにく招待状は持っていないが」
ミニボット部隊
サイバトロンの小さな戦士たち。小回りが利く。
CV:塩屋翼
小柄なミニボット部隊の一員で、スパイクの親友。
メンバーの中では弟分のような存在で人間キャラと良く絡み、スパイク、スパークプラグと仲が良い。なお結構な毒舌家。
「そこで永遠に冷たくなってな!」
CV:喜多川拓郎
小柄なボディに似合わず好戦的なサイバトロンの赤組。
深紅のボディや気性の荒さが似ているからか、時折アイアンハイドと同一視されることもある。
ポルシェ924ターボに変形する。
「デストロンの奴らを2、3人、血祭りにあげてきます!」
CV:難波圭一
ポンティアック・トランザムに変形する戦闘員。
磁力によって金属を操る事が出来る。
「かつてはメガトロンの首だったはずの金属の塊を蹴っ飛ばしてサッカーでもして遊ぼうじゃないの!」
CV:江原正士、島香裕、喜多川拓郎、片岡弘貴、堀内賢雄、石井敏郎
火と水が苦手な技術者。アメリカントラックに変形する。
物事を悲観的に捉えがちで他人を否定したり小馬鹿にするような発言で喧嘩っ早いゴングはおろか温厚なホイルジャックをも怒らせたことがある。
「司令官はもうダメなんだ。データバンクがそう知らせている。」
CV:島香裕
小柄でありながら「怪力ゴング様」と自称するほどの怪力の持ち主。
ビークルは4WD車。
音波ことサウンドウェーブにはやたら強いことから「音波キラー」とも呼ばれる。
「それがどっこい違うのさ、安もんのラジカセ野郎!」
CV:石井敏郎
探査員で鉱物学者。細かいことにまでこだわる性格で、しかも愚痴が多い為、「ぼやきのギアーズ」と呼ばれている。
メガトロンにより胸にあるシークレットセンサースキャン(性格回路)を取り外された時は大のお人好しになった。
4WD車に変形。
「やれやれ参るぜもう。俺がコンピューターゲームを楽しんでる時に限って警報が鳴るんだもんな」
CV:鈴置洋孝
車両に変形するメンバーが中心のサイバトロンにおいて貴重な飛行機に変形する空中戦士。
セイバートロン星に恋人がいるが、地球でも人間の女性と相思相愛のような関係になった。
「これからのスターは空をとべなきゃ始まらないね!」
CV:阪脩
地質学者でバギーに変形する。
自然を愛しており、動物とも会話ができる。
「楽園は失われてしまった...」
CV:喜多川拓郎
戦車に変形するミニボット。
基本的には陽気な性格だが、赤いサイバトロンらしく血の気が多く、狂ったように笑い声をあげながらスタントロン部隊を砲撃したことがある。
「そんなのデストロンの仕業に決まってまさぁ!早速奴らの隠れ家を襲いましょうよ!」
CV:江原正士
海を愛する海上防衛員。ホバークラフトに変形する。
海とそこに暮らす生き物を何より愛しており、海を汚す人間を嘆いている。
「変身の泉」によって一度だけ人間の姿になったことがある。
「でも、オレは単なるマシンじゃないんだ。心臓はエネルギーポンプでも、人間のように感情をもってるし、あんなドロイドなんかと一緒にされてたまるか!」
CV:阪脩
UFOに変形するミニボット。
オメガスプリームのように仲間たちを乗せて星間輸送することが可能(ただしコンボイは大き過ぎるため乗せられない)。
メガトロンに「不細工なずんぐりむっくり野郎」呼ばわりされたり、ナレーターに「ポンコツとは、気を失っているアダムスのことだ!」と解説されたりと色々とかわいそうな奴。
「1階でございます。映画館、ブティック、レストランがございます。」
ダイノボット部隊
ホイルジャックが恐竜の化石から生み出した戦士たち。頭は良くないが怪力自慢。
CV:喜多川拓郎
ホイルジャックによって造られたダイノボット部隊のリーダー。
T-レックスに変形。傲慢かつ自惚れが強いが、実際かなり強い。
「ヨワいリーダーイラナイ!ハカイする!」
CV:石井敏郎、江原正士(第29話)
ダイノボット部隊員でトリケラトプスに変形。ケンカ好き。
「オレ、スラッグ…敵と、戦いたぁい!」
CV:堀内賢雄
ダイノボット部隊員でブロントサウルスに変形。主体性がなく強い者に従って行動するスタンスのため、メガトロンからは「馬鹿」と評された。脚力がものすごく強い。
「オレ、スラージ……一番強いリーダーに……いつでも従うぅ」
CV:城山知馨夫
ダイノボット部隊員でステゴサウルスに変形。背鰭に太陽光を吸収して自分のエネルギーにすることができる。
「オレのナマエ、スナァァァァルゥゥゥ!」
CV:塩屋翼
ダイノボット部隊員でプテラノドンに変形。ダイノボットたちの中では比較的知能は高く親しみやすい性格。
「オレ、スワープ、イブクロなくてヨかった」
デストロン
破壊大帝メガトロン
CV:加藤精三
悪の親玉ではあるが大変心の広いお方で、スタースクリームの裏切りを「この愚か者め!!」と一喝する程度で許す。通称「慈愛大帝」
「へなへなレーザー」「不細工なずんぐりむっくり野郎」などといった珍妙な発言している。
防衛参謀レーザーウェーブ
CV:島香裕
メガトロンの忠臣にして留守番係。レーザーガンに変形。
「どうかお気をつけて、メガトロン様」
情報参謀サウンドウェーブ
CV:政宗一成
ポータブルカセットプレイヤーに変形。部下のカセットロンを胸部に収納している。
「メガトロンサマに言イツケル!」
光学情報兵リフレクター
CV:塩屋翼、難波圭一(第62話~)
口を開く時は常に一緒なスペクトロ、ビューファインダー、スパイグラスの三体が合体してカメラになる。影が薄い。
「「「サイバトロンたちが蘇ったそうだな」」」
ジェットロン
デストロンの航空戦力。F-15に変形。
航空参謀 スタースクリーム
CV:鈴置洋孝
ジェットロンのリーダー。
デストロンナンバー2(笑)の航空参謀。F15戦闘機に変形。
ジェットロン部隊の隊長も勤めるが、部下達には上官と思われていない。
野心家で隙あらばデストロンのニューリーダーになろうとしているが失敗ばかりで、メガトロンとのやり取りはもはやコント。
南の島に流された時に島に埋まっていた戦闘機や戦車を発掘してコンバットロン部隊を産み出した。
「今日から俺様がデストロンのニューリーダーだ!」
航空兵スカイワープ
CV:江原正士
ジェットロン部隊の紫の方で子供が苦手。その名の通り瞬間移動ができるが、あまり使わない。
「スカイワープ、ただいま参上ォ!これでもくらえーぃ!」
航空兵サンダークラッカー
CV:島香裕
ジェットロン部隊の水色の方。デストロンの宇宙征服には懐疑的。
「ああ、メガトロン様もそれを聞いて、驚きのあまりヒューズがぶっ飛びそうだったってよ」
航空兵ラムジェット
CV:石井敏郎、島香裕、城山知馨夫
トンガリ頭が特徴の新ジェットロン。
デルタ型ウィングのジェット戦闘機に変形。
頑丈なボディーを活かした体当たりが得意。
「逆らうとどうなるか、オレ達の力を見せつけてやろうぜ」
航空兵スラスト
CV:島香裕
新ジェットロンの赤色の方。
大口ばかり叩いているが、いざとなると臆病な本性が露わになるチキン野郎。
「これでサイバトロンの思い出ともオサラバできたろうが!」
航空兵ダージ
CV:難波圭一
新ジェットロンの青色の方。
残忍だが、意外にもデストロンの中では常識人ポジション。
「やれやれ、何ともひでぇ有様じゃねえか。全く呆れたもんだ」
カセットロン部隊
サウンドウェーブの部下。カセットテープに変形。
特殊破壊兵フレンジー
CV:城山知馨夫
人型のカセットロン。
生意気で騒々しい性格。
基本的に単独で活動することが多い。
「泳ぎ一つ満足にできない奴が生意気ぬかすんじゃねえよ」
特殊破壊兵ランブル
CV:難波圭一
フレンジーの同型。
小柄ながらもタフ。
「ここをサイバトロンどもの墓場にしてやる!」
諜報破壊兵ジャガー
CV:島香裕
獣型のカセットロン。
基本的に夜間行動を好む。
空中攻撃兵コンドル
CV:フランク・ウェルカー(原語版流用)
鳥型のカセットロン。
サイバトロン基地に侵入し、治療中のコンボイに大ダメージを与えた功績があるほか、スタースクリームを軽々と持ち上げるほどの力持ち。
トリプルチェンジャー
2種のビークルとロボットに変形。
空陸参謀ブリッツウイング
CV:難波圭一、堀内賢雄、島香裕
MiGフォックスバット戦闘機と74式戦車に変形。
アメフトのスタジアムを軍事施設と勘違いして襲撃したことがある。
「ゾーンディフェンスだよ、そのくらいの事もわからんのか」
輸送参謀アストロトレイン
CV:喜多川拓郎
蒸気機関車とスペースシャトルに変形。
シャトルモードでは仲間を何人も乗せられるほど巨大になる。
「先輩も後輩も無い、強いものが勝ちなのだ!」
インセクトロン
昆虫に変形する部隊。メガトロン直属の部下ではなく、互いに利用し合う関係。
諜報工作兵キックバック
CV:石井敏郎、島香裕、江原正士
バッタに変形するインセクトロン。
とても狡猾で、相手の弱みを探り出して命令に従わせる。
「たっぷり食って誰がリーダーかメガトロンに教えてやろうじゃねえか」
心理工作兵ボンブシェル
CV:城山知馨夫
カブトムシに変形するインセクトロン。
コントロール装置であるセレブロシェルを埋め込んで対象を自分の思うがままに操ることができる。
「インセクトロンはそう簡単にくたばったりはしねえ。見てるがいい、オレ達インセクトロンの再生能力を!」
電子工作兵シャープネル
CV:江原正士、速水奨
クワガタムシに変形するインセクトロン。
昆虫モードでは電気機器を遠隔操作することができ、ロボットモードでは雷を呼び寄せる。
「さあ、雷の味をとくと味わってみろぉ!」
地球人
CV:速水奨
コンボイ達と知り合ったアメリカ人の青年。一般人のくせに、小さめのトランスフォーマーとそこそこ戦えるほど強い。サイバトロンの作戦行動にも同行し、バンブルに同乗する事が多い。
「あーっ!助けてぇぇぇ!!」
CV:石井敏郎
スパイクの父親。息子共々サイバトロンの良き協力者として活躍。
「ワシにはわからんよ!」
CV:難波圭一
スパイクの親友。下半身不随で車椅子に乗っているが、天才的頭脳と行動力を持つ。
「大変だ、司令官は中枢部をやられた!きっと爆発してしまうよ!!」
CV:高島雅羅
スパイクがゲームセンターで出会った行動力のある女性。
女だてらに強さと時にホイルジャックすら上回る天才的頭脳という、破格の能力を持つ。
「メガトロンが装置を改良するのを見てて、あのビーム射出システムが単純なワイヤークロス方式だってことがわかったの」
ラウル
CV:堀内賢雄
ニューヨークに住む車泥棒の青年。トラックスとブロードキャストの友達。
「まったく、たいした友達だぜ」
Dr.アーカビル
CV:石井敏郎、城山知馨夫
かわいそうな悪の科学者。
「ワシは天才科学者アーカビル、ワシより偉い人間はいない、開け岩!」
主題歌
原語版
「Transformers Theme」(オープニング)
作詞・作曲 - フォード・キンダー、アン・ブライアント
シーズン2から曲調及び映像が一新される。
エンディングテーマはBGM。
日本版
オープニング
「TRANSFORMER 〜トランスフォーマー〜」
歌 - 下成佐登子 / 作詞 - 大津あきら / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 鷺巣詩郎
基本的に原語版の映像と同じだが、タイトルは日本語に差し替えられ尺が足りない分は本編映像を追加している。
第40話からオープニング映像が一新、原語版のシーズン2のOP映像にシーズン1のOP映像及び原語版でシーズン2のエンディングとして使われた本編映像を再編集したもの。同時にアイキャッチが追加された。
『スクランブルシティ発動篇』では原語版シーズン2のものとアニメ本編映像を編集しているがタイトルは英語のまま。
エンディング
「Peace Again 〜ピース・アゲイン〜」
歌 - 下成佐登子 / 作詞 - 大津あきら / 作曲 - 筒美京平 / 編曲 - 鷺巣詩郎
映像は原語版エンディングと同じ本編映像に尺が足りない分に別の本編映像を追加したもの。
キャスト・スタッフのテロップは全話固定で同じものが使用されている。
『スクランブルシティ発動篇』では上記とは別の本編映像に、本作のスタッフテロップが表示されている。
ただ、ブルーティカスが城山知馨夫となっているがTVアニメ本編と同様に実際は島香裕である。
各話リスト
話数(日) | 話数(米) | サブタイトル |
---|---|---|
1 | 1 | 地球への道 |
2 | 2 | ルビークリスタルの秘密 |
3 | 3 | 地球脱出! |
4 | 4 | スペースブリッジ作戦 |
5 | 5 | メガトロンの帰還 |
6 | 6 | SOS!サイバトロン |
7 | 8 | ダイノボット誕生! |
8 | 10 | 謎の巨大隕石 |
9 | 14 | 地球消滅計画 |
10 | 16 | セイバートロン星の掟 |
11 | 17 | フランケンシュタイン・スパイク |
12 | 23 | ソーラーエネルギーを盗め! |
13 | 21 | リジェの裏切り |
14 | 18 | イモビライザー |
15 | 25 | アトランティス浮上! |
16 | 22 | ナイトバードの影 |
17 | 19 | 対決!ダイノボットPART1 |
18 | 20 | 対決!ダイノボットPART2 |
19 | 28 | マスタービルダー |
20 | 29 | インセクトロン・シンドローム |
21 | 24 | 二人のコンボイ |
22 | 34 | スチールシティ |
23 | 33 | ネガベイターを奪え! |
24 | 27 | ミクロの決死隊 |
25 | 31 | メガトロン地球征服作戦PART1 |
26 | 32 | メガトロン地球征服作戦PART2 |
27 | 35 | ダイノボットの逃亡PART1 |
28 | 36 | ダイノボットの逃亡PART2 |
29 | 38 | タイムトラベラー |
30 | 43 | ゴールデンラグーンの秘密 |
31 | 39 | スカイゴッド |
32 | 41 | 戦士トラックス |
33 | 44 | サバイバル作戦 |
34 | 45 | オメガ・スプリームの秘密 |
35 | 47 | ギャンブル惑星モナカス |
36 | 51 | 令嬢より愛をこめて |
37 | 62 | パニック・ザ・クレムジーク |
38 | 52 | トリプルチェンジャーの反乱 |
39 | 46 | チルドレン・プレイ |
40 | 48 | アルファートリンを探せ! |
41 | 55 | ベクターシグマの鍵PART1 |
42 | 56 | ベクターシグマの鍵PART2 |
43 | 53 | 変身の泉 |
44 | 54 | ホイストハリウッドへ行く |
45 | 57 | 突撃エアーボット |
46 | 59 | ヨーロッパ横断特急 |
47 | 61 | 恐怖のコスミックルスト! |
48 | 40 | デバスターを倒せ! |
49 | 37 | ブロードキャスト・ブルース |
50 | 50 | ターゲットはコンボイ |
51 | 49 | ブロードキャストVSサウンドウェーブ |
52 | 63 | スタースクリーム軍団 |
53 | 64 | ブルーティカスの攻撃 |
54 | 65 | ブルーティカスの復活 |
55 | 60 | 引きおこされた戦争 |
56 | 58 | マスカレード |
57 | 7 | スカイファイアーの再生 |
58 | 9 | インカの秘宝 |
59 | 15 | インセクトロンの謎 |
60 | 42 | トランスフォームをとめろ! |
61 | 11 | 破滅の日PART1 |
62 | 12 | 破滅の日PART2 |
63 | 13 | 破滅の日PART3 |
64 | 26 | サイバトロンの逆襲 |
65 | 30 | コンピュータの反乱 |
備考
- 日本では総集編が9本挿入されている(本放送のみでメディア化されていない)。
- 『サイバトロンの逆襲』と『コンピュータの反乱』は日本未放映で、LDの発売にあたって1995年に吹き替えが行われた。ただし、一部のキャラは当時とは別の声優が担当している。
OVA『スクランブルシティ発動篇』
日本版オリジナル作品として当時の商品に付属していたロボットポイントと交換して貰えるOVAとして製作。1986年4月配布。
日本では2010に先駆けてウルトラマグナス(CV:銀河万丈)が初登場する他、TVアニメ本編では殆ど活かされなかったスクランブル合体を活かした戦闘シーン(手足が入れ替わる、敵に合体する等)など見所も多い作品だが、顔のアップシーンが多い(特にメガトロン)、ガーディアンが合体しただけで戦闘しない、ダイナザウラー(本作ではダイノザウラーと呼称)が登場したところで終わった為メトロフレックスとの戦闘が描かれなかった等尺不足で中途半端に終わってしまう残念な点も。
しかし、日本独自の作品という事で『ザ☆ヘッドマスターズ』からの和製作品の先駆けとも言える。
また、本作でウルトラマグナスを担当した銀河万丈は後年の『アニメイテッド』でもウルトラマグナスを担当している。
関連イラスト
一枚絵
4コマ・まとめ・詰め合わせ
関連タグ
玩具 原点にして頂点 全ての始まり(全ての元凶) カオスアニメ
ザ☆ヘッドマスターズ(日本版)
G.I.ジョー・・・・・・世界観が共通しており、アメコミでは共演している。