概要
ダイノボットの一人で、役職は密林戦士。ブロントサウルス型ロボットに変形する。
スラージ(Sludge)とは「泥沼・ぬかるみ」を意味し、湿地帯での戦いを得意とするという設定に由来する。
実写映画では彼に相当するキャラクターとして、玩具オリジナルのキャラクターでブラキオサウルス型ロボットに変形するスロッグが登場する。
G1
CV:フランク・ウェルカー/吹:堀内賢雄ほか
グリムロック、スラッグと共にホイルジャックとラチェットに最初に造られたダイノボット。武器はブラスターと、ビーストモード時に両目から放つビーム。またダイノボットの中でも最大の恐竜であるブロントサウルスに変形するだけあって脚力だけでも地割れを起こすことのできる怪力の持ち主であり、初陣でフレンジーを打ち負かして彼がダイノボットを恐れるきっかけを作った。「破滅の日Part-2」ではセイバートロン星の重力干渉で天変地異が起きる中、地割れを食い止めていた。
主体性を持たず「強いリーダーに従う」という信条の持ち主で、サウンドウェーブの心理分析でこれを知ったメガトロンからは「馬鹿」と一蹴された。しかし初陣ではスラッグから敵味方の区別に関する問いかけに対して自分たちと同じエンブレムが仲間だろうと回答したり、宇宙船の墜落を理解できずに見ていたスナールを突き飛ばして助けるなど、ダイノボットの中では比較的判断能力が高い。そのためスラッグからも「お前頭良い」と評されている。メガトロンの評価も、話の流れからすると単純に知能の低さのことを言ったのではなく、「主体性がなく、自分の意志で行動できない」という意味合いだと思われる(メガトロンが再三悪く言う自陣営のNo.2とは馬鹿のベクトルが異なる)。
グリムロックに対しても強いだけでリーダーと認めているわけではないようで、「原始の呼び声」でアニマトロンのヘッドストロングがグリムロックを侮辱した際はスナールの次に反応したり、「グリムロックの新しい頭脳」でグリムロックが天才になった時は「お前面白くなくなったから嫌いになった」と評していた。
『2010』でも活躍が多く、ガルバトロンを打ち負かす活躍も見せた。
Fall of Cybertron
本作では他のダイノボットと同様、セイバートロン星出身のトランスフォーマーとして登場。
他のダイノボットと共に錆の海にて極秘任務に赴くも、ショックウェーブとインセクティコンの襲撃を受けて重傷を負い、捜索に来たジャズが発見した際はステイシスロックとなって磔にされていた。ゲームではその後の爆発で生死不明になるも、後日談のアメコミでは生還していたことが明かされている。なおショックウェーブのラボのデータベースから、アパトサウルス型ロボットに改造される予定だったことが明かされた。
マルチプレイでのダウンロードコンテンツにおいても、他のダイノボット4体が配信された中、彼だけハブられるなど扱いは良くない。