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シャッタード・グラス』に関する情報が不足しています。デザインやカラーリングなど、詳しい情報をご存じの方は書き込みお願いします。


概要編集

日本では『初代アニメ』展開時に、大人の事情で原語版のショックウェーブ(Shockwave)からレーザーウェーブに名前が変更された。だが、『アニメイテッド』の放送以降から、日本でも本来の海外名が採用される(これは光線銃の波長に対する日米での相違もある)ようになったため、現在の日本において「レーザーウェーブ」の名称はG1シリーズか『スーパーリンク』のどちらかを指す。


登場作品ごとに別人の設定だが、胸部が突き出た紫のボディ、背中から生えたチューブが繋がった片腕の光線銃、六角形の頭部に単眼のみの顔は概ね共通している。

その独特なデザインやキャラクター性も相まってファンの間では人気が高く、航空参謀スタースクリームや情報参謀サウンドウェーブとまとめて三幹部と称される。サウンドウェーブと同様に後方支援の任に就き、メガトロンに仕えている場合が多い。シリーズを通して「忠誠心」を信念として描かれており、その忠誠心がいかなる物かが見所の一つ、というより究極の見所。


日本のファンの間ではサウンドウェーブに「音波」という愛称が付けられているのに合わせ、「衝撃波」の愛称で呼ぶファンもいる。


なお、当記事で解説する歴代のショックウェーブは、日本でその名称が適用されている作品のみに限定していく。


G1編集

SDレーザーウェーブ

CV:コーリー・バートン/吹:島香裕

詳細はレーザーウェーブの記事を参照。


マイクロン伝説編集

豪腕提督

CV:ダグ・パーカー/吹:山野井仁

マイクロン伝説』に登場した航空母艦戦艦エアクッション型揚陸艇の3隻の軍艦が合体変形する巨大トランスフォーマー。ただし、海外版『TRANSFORMERS: ARMADA』での名称はタイダルウェーブ(Tidalwave:大津波)であり、無論外見・性格ともに従来のショックウェーブ(レーザーウェーブ)との直接的な関係は一切無い。


メガトロンへの高い忠誠心を持ち、腕っ節も強くその忠臣っぷりと有能さからメガトロンに心底信用されている。更にはメガトロンとの合体能力を持ち、バーニングメガトロンへとパワーアップさせる。ただ、その巨体が仇となって素早い相手に翻弄される場面もしばしば。なお、合体しているからなのか、海上ビークルなのに飛ぶことができる。


初登場時の身長はG1シリーズのメトロフレックスフォートレスマキシマスに比肩する程の巨体を誇るが、戦艦時こそのウリだったのか以降の回では身長が縮み、変形自体しなくなった。


続編の『スーパーリンク』にも引き続き登場しており、外観こそほぼそのままの姿だが、カラーリングは白と緑に変わった。また、とある回でエネルゴンの原石に直接触れた時に稲妻状の傷ができ、以降の回も修復されずそのまま残された。寡黙な点も相変わらずだが、以前よりは口数が増えている。


当初は他のデストロン共々サイバトロンと行動を共にしていたが、アステロイドシティの警備中にテラーコンによって捕らえられたのを機に最終的にガルバトロン率いるデストロンへと戻った。


中盤にてエネルゴンタワーの倒壊に巻き込まれ瀕死の重傷を負った後にショックフリートとしてパワーアップを果たすが、以前とは打って変わって饒舌となり、身長は更に縮んだ。元々口数が少ない人物であったが為に、パワーアップ後のはじけっぷりは同じショックウェーブとは思えない姿である。


スーパーリンク編集

衛星参謀

CV:ブライアン・ドラモンド/吹:神奈延年

G1シリーズのデザインを踏襲したレーザーウェーブ(海外版はショックブラストという名称)がストーリー中盤にて登場。詳細はそちらを参照。


実写映画版編集

ショックウェーブ

CV:フランク・ウェルカー/吹:斉藤次郎

実写映画版3作目『ダークサイド・ムーン』にて登場。劇中では変形を披露しなかったが、玩具はエイリアンタンクに変形する。

サイバトロン星の原住生物を品種改良したというドリラー(画像左)を従えている。


オールスパークを求めて母星を発ったメガトロンを追いかけて地球にやってきたディセプティコンの科学者。設定ではメガトロンに匹敵、あるいは凌駕する実力を持っており、頭もキレるとされる。

武器は右腕のパーティクルウェーブブラスター(という設定だが作中では専らミサイルを撃っていた)と、映画では未使用だが左腕の巨大なブレード。


映画の前日談を描いたアメコミやゲーム『Dark of the Moon』によると、1908年のツングースカ大爆発は彼とドリラーが地球に墜落した事で起きたものであり、旧ソ連の軍事施設にて何十年も冷凍保存されていたが、情報を突き止めたメガトロンによって解放される。ストーリーがショックウェーブが解放されたところで終わるので、実質このゲームのラスボスとなる。

その後もアメコミにてオートボットのジョルトやギャロウェイ補佐官の殺害などを行った。


映画ではチェルノブイリにて保管されていたスペースブリッジのパーツをドリラーを駆って強奪しに現れ、オプティマスプライムと対峙するがすぐに撤退する(後の展開から考えると、パーツを奪えずオートボットと人類に確保されたのはミスではなく意図的だったと思われる)。


シカゴでの決戦でもドリラーと共に参戦、ドリラーにサムとエップス達を追撃させて自らはオートボットと交戦。ビルから落下したエップスの仲間を見てどこから落ちたか=サム達の居場所を即座に算出、特定してドリラーを差し向けるという他のディセプティコンにはない理知的なところを見せた。

またドリラーを倒した直後のオプティマスを狙撃して、長時間戦線離脱させている。


しかしシカゴに降下した米軍の一人のパラシュートが顔に絡まり、視界を奪われた隙に米軍の総攻撃を受けて顔面を爆破されたことで目が千切れかけるほどの重傷を負う。更に復帰したオプティマスのメリケンサックで脇腹を大きく抉られた上千切れかけの目を完全に引き千切られて死亡した。

最期にキャノンを撃とうとしていたが、オプティマスの機転でスペースブリッジ起動装置に向けられ、センチネル・プライムの妨害に利用されるという泣きっ面に蜂な末路だった。


ちなみに『ダークサイド・ムーン』以前の時点でアメコミやゲーム等の媒体では既に登場を果たしており、前者はG1シリーズをベースとした鋭角的なデザインで、後者は攻撃ヘリコプターと砲台に変形するトリプルチェンジャーとして登場している(PSP版では戦車に変形)。


戦車形態はこんな感じ。


亜種編集

ショックウェーブ自身は『ダークサイド・ムーン』にて討ち取られたため、第4作目『ロストエイジ』以降には登場しないものの、同作には反トランスフォーマー組織「KSI」(Kinetic Solutions Incorporated)がディセプティコンの亡骸を解析して製造した人造トランスフォーマーの中にトゥーヘッドと呼ばれる同型の個体がいる。残骸をそのまま流用したのか外見こそよく似ているものの、名前が示す通りこちらは双頭で、角や腕などの細部に違いがある。人格があるのか、他の人造トランスフォーマーに指示を出すような描写もあった。


また、第5作目『最後の騎士王』では性格が正反対なそっくりさんが登場している。


声優・台詞編集

中の人は上記の通りフランク・ウェルカー…なのだが、いかんせん出番が少なく、台詞に至っては序盤で「オプティマース」と口走る程度である。


厳密に言えば、終盤でのシカゴ決戦時にもいくつか台詞があるのだが、何を喋っているのかわかりづらく吹替版では翻訳すらされなかった(英字幕では書かれているものもあり、翻訳時のミスと考えられる)。予告編での大物感はなんだったのか。一方、小説版ではドリラーに指示を出したり、そのドリラーが破壊されたのを見て激昂するなど意外と表情(?)豊かで多弁であった。


ちなみにウェルカーは、実写映画シリーズではサウンドウェーブの声も担当しており、むしろこちらの方が良く喋る。


バンブルビー編集

CV:ジョン・ベイリー/吹:拝真之介

実写映画シリーズのスピンオフ作品となる『バンブルビー』では、サイバトロン星での戦争シーンでG1版に酷似した姿で登場。サウンドウェーブと共にディセプティコンの指揮を執り、オートボットを追い詰めて彼らがサイバトロン星から脱出して宇宙に散り散りになるほどに追い詰めた。


『ダークサイド・ムーン』と同様に劇中では変形を披露しなかったものの、原語版のDVD/BDソフトの映像特典ではセイバートロニアンレーザーガン、蒸気機関の軍艦、マツダRX-8に変形するという記述がある。これはそれぞれG1、HEARTS OF STEEL、バイナルテックから取った小ネタと思われる。

玩具「スタジオシリーズ」では、後述のプライム版に酷似したエイリアンタンクに変形すると新たに設定されている。


アニメイテッド編集

SHOCKWAVEggrks

CV:コーリー・バートン/吹:檜山修之

アニメイテッド』では物語の中盤から登場。4脚クレーンエイリアンタンク、2つのロボットモードを使い分けてカラーリングの変更も自由自在、おまけに手足伸び放題という今作屈指のチートキャラ。「ちょっと他所の家で情報プリィーーズゥ」(by巻き舌なメガ様)と命令され、身分を隠して潜伏している内にメガトロンが行方不明となったのでお留守番していた。


鹿やトナカイを思わせるような頭部がトレードマーク。歴代のショックウェーブ(レーザーウェーブ)は銃と一体化した左腕が特徴だが、今回は手持ち式。ちなみに本作は初代と同じコーリー・バートンが演じており、現状TV作品で演じた最後のショックウェーブである。また、G1以来の忠臣設定でもある。


今作ではディセプティコンのスパイで、日本語での肩書は「潜入諜報兵」。体のサイズを変化させる能力を使い、オートボットのロングアームに偽装してスパイ活動を行っていた。潜入時期は不明だが、ロングアームの肩書きに「長官」とある事に加え、周りからもかなり慕われていた様子からすると、最低でも本編開始の数年前と思われる。ロングアームに偽装している時は爽やかな性格を演じているが、その本性は物静かかつ冷徹である。


バンブルビーのスパイ捜索に協力する振りをして無実のワスプに濡れ衣を着せたり、自分がスパイだと知ったブラーを罠にはめて処分したりと、何度かスパイ行為がバレかけたようだが、うまく機転を利かせる事で乗り切ってきた。ちなみにブラーはショックウェーブというスパイの存在には気づいていたが、その正体を知らなかった事が彼にとって致命的となった。


正体が露見する寸前でウルトラマグナスを奇襲して重傷を負わせ、マグナスハンマーを強奪。これは奪還されるもアーシーを捕らえてオメガスプリームの起動キーを探るなどスパイとして最後まで活躍した。同じ忠臣のラグナッツとは仲が悪く(というよりラグナッツの方が一方的に嫉妬している)、意図的ではないが邪魔される事が多かった(一方でショックウェーブもドジを踏んだラグナッツを見て指を指して笑うという意外な面を見せている)。


玩具はロングアームへの偽装をも詰め込んだため、ショックウェーブ時と2種のビークルモード(4脚クレーンと戦車)と合わせて2×2の四段変形が可能。ロングアーム偽装時の水色と灰色を主体としたカラーのほか、本来の紫を再現したものも発売された。


アニメで登場した際は、ロングアームと同じグレーカラーであったが、メガトロンの元へ帰参した際にG1版を思わせるパープルカラーへと変化した。最終決戦ではアイアンハイドに敗北(原語版では咄嗟にロングアームの姿に変身して同情を誘おうとしたが失敗している)、主君もろとも逮捕され、サイバトロン星に送還された。


日本語版で演じた檜山氏はトランスフォーマー声優としてはビーストのランページで有名。あちらが「暴力的なヤクザ」キャラだった事を考えればこちらは「インテリヤクザ」と言ったところか。また、演じたキャラ故に、今作ではアドリブは絶無に等しいが、次回予告という名のフリートークでは、ラグナッツのボケに「ググれよ!」等のツッコミを披露している。


War for Cybertronシリーズ編集

しょくうぇ

CV:コーリー・バートン(War for Cybertron)、スティーブン・ブルーム(Fall Of Cybertron)

『War for Cybertron』ではDLC専用キャラクターとして登場したのみで、ストーリー本編に絡む事は無かったが、続編の『Fall Of Cybertron』では、ディセプティコンの技術開発担当として本編に登場。初代レーザーウェーブのデザインに翼を足したような姿をしており、飛行可能なサイバトロン星の移動砲台に変形する。


常に冷静沈着かつ合理的で、感情のようなものは皆無と言ってよいほど持ち合わせない冷徹なマッドサイエンティスト。そのため仲間たちからの人望は無く、スタースクリームニューリーダーとして指揮を執っていた時も「ショックウェーブよりはマシだ」と言われるほど。


メガトロンには忠誠を誓っており、彼からも信頼されてはいるが、密かにメガトロンの融合カノンに匹敵する火力の「レーザーカノン」なる兵器を開発するなど不穏な動きもある。


メガトロンから専用のラボを与えられ、ダークエネルゴンの影響で地表に出てきたインセクティコンを解剖・研究し、その生態を利用して私兵に仕立て上げたり、あるオートボットの誕生に携わったりとやりたい放題だったが、オイタが過ぎてその一人に左腕を食い千切られてしまった。


海外では『トランスフォーマージェネレーションズ』としてFOC名義で玩具がハズブロより発売され、おまけ武器としてゲーム中に登場する武器のレーザーカノンが付属しており、単に手に持たせるだけでなく手首に取り付けG1版に似せる事も可能になっていた。


プライム編集

[TFP] Shockwave

CV:デイビッド・ソボロフ/吹:三宅健太

トランスフォーマープライム』では、ディセプティコンの科学参謀こと技術開発担当として登場。エイリアンタンクに変形するが、変形シーンのお披露目はシーズン3の『ビーストハンターズ』(日本での放送は未定)まで待つ事になる。G1版のデザインをベースに、真っ赤な単眼や屈強な体格、背中から腕へ伸びるチューブ、翼、ビークルモードのデザインなど、歴代ショックウェーブの特徴を掛け合わせたような姿をしている。日本版では何かにつけてドスを効かせた声で「ショック」と呟く。


「Logical(論理的)」である事を何よりも重んじており、常に行動は冷静沈着で合理的。怒っても怒鳴り散らしたりはしないが、静かに理屈っぽくキレて黙々と殺しに来るタイプ。但し例え謀殺されかけて相手がそれに対して見苦しい言い訳を繰り広げていても、その言い訳が論理的に筋が通っていると判断したならあっさり許す論理偏重主義者である。


ディセプティコンの中でも一目置かれた実力者であり、ソリの合わないスタースクリームでさえもその実力を認めざるを得ないほど。ディセプティコンの技術は彼が復元させたり開発したものが多く、脳内侵入プログラムを開発したり、スペースブリッジ技術の復元にも携わっている。


頭脳だけでなく戦闘力も滅法高く、ゴツいボディに見合ったパワーとオートボット側のブラスターによる攻撃が殆ど通用しないほどの頑丈さも併せ持っているが、頭部に煌々と輝く単眼が急所。また動きは極めて鈍く、素早い動きが得意なオートボットに翻弄されて不覚を取ることも多かった。


スタースクリームが捕らえたアーシークリフジャンパーから情報を引き出すために呼び出され、アーシーに脳内侵入プログラムを使ってオートボットの通信の暗号コードを手に入れてオプティマスが地球に避難していることを知る。スペースブリッジでディセプティコンを地球に送り込み仲間が集う前にオプティマスを急襲しようとするが、スタースクリームのやらかしでアーシーとクリフジャンパーに逃げられてしまう。スペースブリッジで地球まで逃げた上で自分達が逃げた後自爆するよう工作した二人をスペースブリッジ内まで執拗に追撃するものの、西部劇さながらの撃ち合いを演じたアーシーに単眼を撃ち抜かれて悶絶、スペースブリッジの自爆に巻き込まれて姿を消した。


『プライム』放送当時は1話限りのチョイ役という事もあってか、玩具は新規開発されておらず、日本では先述のFOC版を流用したものを仕様変更して発売された。翼の部分にアームズマイクロンを接続する為のジョイントが追加され、更にレーザーカノンがカブトムシに変形するアームズマイクロン・ビドへと置き換えられており、手首に取り付けるギミックも削除されている。


担当声優のデイビッド・ソボロフと三宅健太は過去のTF作品への参加経験があり、ソボロフは原語版『ビーストウォーズ』のデプスチャージ(この後には映画『バンブルビー>バンブルビー(映画)』のブリッツウイングも)、三宅は『スーパーリンク』のオメガスプリームや『アニメイテッド』のアイアンハイドなどを演じていた。


ビーストハンターズ編集

『プライム』シーズン2の過去の回想で研究所が爆発しそのまま消息不明だったが、シーズン3『ビーストハンターズ』にて再登場。焼け野原になったサイバトロン星のオメガロック近辺を捜索していたメディックノックアウトに発見され、ディセプティコン本隊と合流。早速スタースクリームと同格の扱いとしてメガトロンの片腕に登用されている。


サイバトロン星での留守番がてらに進めていた古代種「プレダコン」復活研究の成果として「プレダキング」を生み出した後、メディックノックアウトをパシリに使いつつディセプティコンの科学開発を担当し、ビーコン達を率いる現場指揮官として忙しく活躍していたが、メガトロンの死亡を受けてスタースクリームと共に戦艦ネメシスを脱出し、オートボットの手を逃れている。


スタースクリームとはもともとソリが合わない上に、前述の研究所爆発の際に真っ先に逃走した上に自身の捜索すら行わなかった事からより険悪な間柄になっている。功を焦ったスタースクリームに足を引っ張られ謀殺されかけた一方でショックウェーブ自身もスタースクリームに嫌味を放ったり、ショックウェーブの方からキレてスタースクリームを殺しかけるシーンも見られた。


最終作『プレダコンライジング』では、サイバトロン星の片隅でスタースクリームと共に新たなプレダコンのスカイリンクスダークスティールを創り出した。ユニクロンに憑依されたメガトロンが蘇生させたゾンビ・プレダコン軍団に蹂躙されたものの、持ち前の頑強さで持ちこたえており、最後まで生き延びた。劇中では生存が確認された後にフェードアウトしており、その後の去就は描かれなかった。


海外版の玩具はこの頃に新規開発され、後に日本でも『参乗合体トランスフォーマーGo!』にてカラーリングを変更し、ハンターショックウェーブとして発売された(劇中未登場)。


キュートランスフォーマー編集

CV:石川界人

キュートランスフォーマー』アニメ版では「さらなる人気者への道」から登場し、紫色のトヨタクラウンアスリートS21に変形する。礼儀正しい性格で常に敬語で話す。メガトロンの太鼓持ちであり、台本パートは勿論アドリブパートでも度々彼を褒めちぎっている。


台本パートではサウンドウェーブから提供された話題についてTFシリーズの歴史や知識を解説する役回りを担う(いわゆる解説キャラ)。


左腕の光線銃や、喋る際に点滅する黄色い単眼、メガトロンへの忠誠心などはG1のレーザーウェーブを踏襲したものだが、本作の彼はあくまでもショックウェーブである。スタースクリームから「ショックウェーブなのかレーザーウェーブなのかはっきりしてくれよ!」とツッコまれた際は、「ショック! でございます」と言い返している。


アドリブやフリートークに弱く、カット部分では「お台場にある巨大なアレ」の話題を出しそうになって他のメンバーから制止された。実は井口裕香の大ファンであるらしく、自身が美少女化した際の声優として真っ先に名を挙げていた。メガトロンが彼女とのエピソードを話した際は、「メガトロン様を破壊することも厭わない!」まで憤慨した様子を見せていた。


デ軍回ではまさかのED担当であり、その歌詞からはメガトロンへの忠誠心がもはや忠義を通り越してLOVEの領域に至っている事が窺える内容となっている。


第七話でスタースクリームにTF恒例行事として作画ミスについて言及されていたが、当のQTF第七話には「『キスぷれ』シリーズのスタースクリームについてサウンドウェーブが言及した直後、ショックウェーブの腕の光線銃の位置が左右逆になる」という作画ミスがある。この作画ミスを発生させるには、通常時右を向いているショックウェーブの立ち絵を左向きにして更に左右反転する必要があり、そのような作画ミスが起きる事は考えにくい為、意図的に仕込まれたイースターエッグ的なネタと思われる。


クラウド編集

センシティブな作品

Webで公開された小説『トランスフォーマークラウド』では、時空界のディセプティコンの軍事作戦司令官として登場。自らの命も躊躇わず差し出すほどメガトロンに絶対の忠誠を誓い、メガトロンからも信用されている。


我欲も野心も持たず、ただ論理のみを信じるというG1海外版設定に似た性格。メガトロンへの忠誠も、彼の掲げる「絶対的な強者による絶対的な支配」こそが時空界の未来に必要だと論理的に判断し、メガトロンこそがその支配者に相応しいという回答を導き出したからである。その為、キャラクターバイオではもし『SARA』の力を得たならば悪意や欲望ではなく純然たる論理から、躊躇なくメガトロンを排除して自らが支配者になるだろうと語られている。


攻撃ヘリコプターに変形する他、ヘリの状態から手足を展開したオルタネイトモードへの変形能力を持つ。クラウドでの設定においては、二つ以上の変形形態を持つには生まれつきのトリプルチェンジャーか『SARA』の力を得るか拷問に等しい苦痛を受ける改造手術を受けるしかないのだが、ショックウェーブは自分で自分のボディに改造手術を施したことで多段変形を得たとされている。大型ビーム砲台であるショックブラストモードに変形する奥の手を隠し持っており、文中の記述によればこの形態こそが本来の変形形態であり、攻撃ヘリ形態も改造手術で追加したようである。


オプティマスとの戦いで別時空に追放されたメガトロンを呼び戻すべく暗躍、遂にメガトロンを呼び戻すことに成功する。しかし『SARA』を完全に取り込んだメガトロンが「絶対的な強者による絶対的な支配」ではなくただ私情で行動する非論理的な存在となってしまったことで見限り(それまでにも、メガトロンの非論理的な判断に不満を抱いている様子が描かれていた)、最終決戦にて生き残りのディセプティコンを連れて撤退していった。


玩具は『トランスフォーマーレジェンズ』版ホワールのリカラー品としてe-hobbyにて限定販売。ショックブラストモードは後部ブースターを砲口に見立てた所謂「トランスプレイ」の一種であり、原型となるホワールにはない形態である。

左手に装着する武器が『アストロマグナム』(G1にてトランスフォーマーに取り入れられる前の玩具名がアストロマグナム)、『ショックブラストモード』(スーパーリンク版レーザーウェーブの海外名がショックブラスト)と、過去作の同名キャラにちなんだ設定名が付けられている。


サイバーバース編集

TF Cyberverse Shockwave

CV:ライアン・アンデス/吹:稲田徹

サイバーバース』では「ショック」をやたら連呼するキャラ付けとなって登場。G1と実写映画版をミックスしたようなデザインだが、モノアイ部の上側が凹んでいて常に怒った表情のようになっているのが特徴。壁面も走れる四脚戦車に変形する。口癖の「ショック」は『トランスフォーマープライム』版と同じだが、感情を抑えたあちらに対してかなりハイテンションな言動をする。ラボには自身のビークルモードと酷似した警備・作業用であるドローンを徘徊させている。


優れた科学者であり、「今後生まれてくるサイバトロニアンを全てディセプティコンにする」というメガトロンの計画のためにベクターシグマの掌握を行った。それと同時に狂気のマッドサイエンティストでもあり、頭部が2つあるシーカーズを作り出そうとしたり、バラバラになったシャドウストライカーを同じくバラバラになったシーカーズ2人のパーツを使ってツギハギの体にして蘇生させたりと生命倫理もクソもあったもんじゃない実験を繰り広げている。そんな彼も戦争が起きる前は剣闘士メガトロンのファンで、同じくファンであるバンブルビーと意気投合したこともあった。

しかし、その一方メガトロンがしばしば自分の意見を退けて論理に外れた命令を下したり、激昂して理不尽な叱責を受ける事には不満を抱いており、リーダーとしての力量に疑問を呈したり「クーデターもやむを得ないだろう」と考えを口にする場面もある。

また自分以外のディセプティコンを馬鹿共と見下しており、特にサウンドウェーブとは険悪で互いに追い落とす機をうかがっている。


主に回想パートでの登場が主だったが、第11話にて現在パートでも登場。地球にいるシーカーズに命令してバンブルビーとウィンドブレードが潜伏している宇宙船に攻撃を仕掛けせると同時に、宇宙船をハッキングしてちょうどその時記憶を探っていたバンブルビーと繋がり「自分とオプティマスはディセプティコンから送り込まれたスパイである」という偽の記憶を植え付けようとした。


第14話にてシーカーズが捕らえたウィンドブレードの記憶を見て、彼女がスペースブリッジでサイバトロン星から地球に来たことを知り同じ手段で地球に向かうことを計画、シーカーズに損傷したスペースブリッジ修復の命令を出す。そして第16話にて、修復が完了したスペースブリッジから遂に地球に到着した。到着して早々、地球の磁場を消滅させて全ての生物を抹殺するという恐ろしい作戦を立案し、これを実行している。バンブルビーらの活躍で作戦は失敗したが、ドローンに尾行させることでアークの在処を突き止めるという抜け目ないところを見せた。


シーズン1最終回にてシーカーズを率いてアークを発見したバンブルビーらの前に現れ、休眠中のオートボットを一網打尽にすべく総攻撃を仕掛ける。直接対決ではウィンドブレードとグリムロックの圧倒的な強さの前に押され気味になったために、火山を噴火させることでアークを破壊する作戦に切り替えるが、ギリギリでアークのシステムが復旧したために失敗に終わった。


ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー編集

CV:トッド・ハバーコーン/吹:茶風林

NETFLIXにて配信されているオリジナルアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』では、『トランスフォーマーシージ』の玩具に忠実なデザインで登場。ただし、玩具に付属する強化パーツは装備していない。近年のショックウェーブと同じく科学技術に秀でており、第1部の『シージ』では、トランスフォーマー達には伝説のアイテムとして知られるオールスパークを手に入れ、オートボットの内部にあるデータを消去してディセプティコンに再フォーマットする特殊な電波を発生させる装置への改造を提言。このおぞましい計画に対し、メガトロンの傍に付いていたジェットファイアーは「痛ましい…残酷だな」とこぼしている。


2018年に発売された『トランスフォーマーシージ』の玩具はG1版をベースとしたデザインとなっており、オルトモードも昔ながらのレーザーガンを思わせる形状となっているが、アメリカ国内での銃規制に対処するためかオルトモードはレーザーガンではなくボディを上下逆にしてスペースシップとなっている。特徴的な単眼は頭頂部のクリアパーツから採光することで発光し、ボディの各部にある5mm径ジョイントには同シリーズのバトルマスターズやウェポナイザーなどが取り付けられる。付属の強化パーツはロボット・ビークルいずれの形態でも装着可能で、ロボットモードでは阿修羅を思わせる4本腕の特異な体型となり、ビークルモードは艦首に巨大な主砲を備えた宇宙戦艦のようなフォルムとなる。

シージ版ショックウェーブ


後に海外では、限定販売枠の『ジェネレーションズセレクト』にてギャラクティックマンショックウェーブが2019年に発売(日本未発売)。これはG1ショックウェーブの基となったトイコーの「超激変電子ロボ アストロマグナム」をアメリカの家電量販店ラジオシャックがライセンスの許諾を得て販売した「ギャラクティックマン」の配色を再現したもので、パープルの本体色はグレーとなり、目のクリアパーツは赤に変更。胸部にはタンポ印刷により白いラインとGalactic Manの文字が施されている。ショックウェーブのカラーバリエーションというよりは原典となった玩具の再現に重きを置いたのか、腕にあるディセプティコンのマークは削除されている。


アーススパーク編集

CV:トロイ・ベイカー/吹:稲田徹

アーススパークでは野良ディセプティコンの1人として登場。

オートボットに寝返った元上司同僚二人が航空機に変身する中、脚部に車輪を装備した四脚の戦車に変身する。

武装はお馴染み左腕のビーム銃に加え、光線に触れたトランスフォーマーを石化したように停止させるイモビライザーを使用する。また、左腕のビーム銃は、グラップリング銃やトランスフォーマーの記憶を探るスキャナーの機能も備えている他、左肩には様々なスイッチが配置されている。

デザインはカラーリングも含めてG1を踏襲しつつ、サウンドウェーブ同様全体的なシルエットがシャープになっている。ただし、玩具はサイバーバースの物のリカラーとなっている為、劇中とはやや異なる造形。


本作ではメガトロンから「古き友」と呼ばれており、友人関係だったようにも取れるが、現在はサウンドウェーブと同様に自分達を裏切ったメガトロンを憎んでいる。脱退したメガトロンの穴を埋めるためか、戦争終盤には地球に来ており、スペースブリッジの真下に地下基地を建設、オールスパークの保管と解析、そしてオールスパークを利用したディセプティコンの大増産計画を企てていた。

しかし、オールスパークを奪還しに来たメガトロンによりコールドスリープ状態にされていたが、長い年月をかけて装置に内側から負荷をかけ続け、脱出に成功する。

地上に出ると、メガトロンと戦争の歴史を学びにきていたテラン達と遭遇、ツウィッチ、ハッシュタグ、ジョウブレイカーをイモビライザーで停止させた上、密かに設置していたドームバリアで自身とメガトロンを隔離する。

更にスペースブリッジのコアを爆発させメガトロンとの心中を図るが、爆発をスラッシュとナイトシェードに阻止された上、自身も油断からイモビライザーを食らい停止、ゴーストにより捕縛された。


日本語吹替はサイバーバースと同じ稲田氏が担当しているが、残虐ながらも知的だった性格のサイバーバースからは打って変わり、チンピラのような荒々しい口調。また声のトーンは初代アニメで島香裕氏が演じた時のレーザーウェーブにもどことなく近い。

また、口癖や笑い声はサイバーバース時と同様ショックだが、子供向けながらもシリアスな作風もあり、サイバーバース時程ショクショク言っている訳ではない。

・・・・・かと思ったらエンドロールで弾けた。

「行くぞー!1!2!3!ショショショショーックウェ〜〜イブ!」


ONE編集

CV:ジェイソン・コノピソス=アルバレス/吹替:星野貴紀


「黙らないからだ!」 「ぅおい!黙らせろって言っただろうがぁ!」


サイバトロンの精鋭であり、プライムたちに仕える組織でありながらセンチネルプライムの謀略により追われる身となっていた親衛隊(ハイガード)の一員。一応のリーダーであったスタースクリームに次ぐ、サウンドウェーブと同格の副隊長相当と思しい。飛行可能なサイバトロンジェットに変形する。デザインはG1準拠であるがカラーリングはサイバーバースに近く、歴代より目が小さめなのが特徴。


劇中での登場は中盤で、スタースクリーム・サウンドウェーブと共に、捕らえたオライオンパックスら一行の尋問にあたった。


直後に立て続いたD-16とスタースクリームの決闘騒ぎ、エアラクニッドらの奇襲ののち、オライオンパックスの協力要請に応えて残りの親衛隊と共にアイアコンへ向かい、センチネルプライムとその軍を急襲し仲間たちを救出すべく奮闘した。


しかし新たなリーダーと定めたD-16がセンチネルプライムを討ち取り、メガトロンへと変貌すると迷いなくこれに追従、共に破壊活動を開始し、更に復活したオライオンパックス=オプティマスプライムをメガトロンの援護のため襲うも一蹴されてしまう。


すべての決着がついたのちはアイアコンから追放されたメガトロンに続いて親衛隊と共に地上へ赴き、エンディングでは肩にエンブレムを焼き付け、親衛隊から改められたディセプティコンの一員となった。


なぜか話す時は大抵怒鳴りながらで、喋りつづけるB-127(バンブルビー)に苛立ちを露わにする、D-16とスタースクリームとの決闘に介入しようとするもサウンドウェーブに制止される、オライオンパックスの協力要請を感情のまま一旦断ろうとする(エリータ・ワンに凄まれてすぐに意見を翻したが)など、歴代のショックウェーブに比べても群を抜いて直情的な性格をしている。


余談編集

  • シャッタード・グラスにも登場しているらしいが、同作は日本で展開は行われず、日本語に翻訳する有志がいないため、詳しいことは分かっていない。
    • 日本における数少ない参考資料として、都もくもくによる同人誌があり、判明しているのは「元精神科医」と「地球に大使として来訪している」の2点のみ。
  • 海外で展開された『コンバイナーウォーズ』にて商品化された際は、ブルーティカスに持たせられるほどの小型サイズであった。専用規格ではないため他のトランスフォーマーにも装備可能。後に日本では『トランスフォーマーレジェンズ』として発売され、カラーリングが一新されたほかヘッドマスターキャンサーが付属している。
  • 実写映画では米軍相手に重傷を負ったのもあり、オプティマス相手にはメガトロンに匹敵すると言われている強さも発揮できずあっさりとやられてしまっていた。しかし当時公開していたバーガーキングとのコラボCMではオプティマスと格闘戦を繰り広げており、設定通りの強さを発揮していた。

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