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実写オプティマス

じっしゃばんのしれいかん

『トランスフォーマー』の実写映画シリーズにおけるオプティマスプライムの通称。
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“我々はここで、いつまでも待っている。”

※現在あまり使われていないタグなため、「オプティマスと実写でアンド検索」するのが望ましい。

概要

日本では長らくコンボイの名が定着していたが、実写版は世界規模で展開された為、日本の商品や本編吹替版でも名称が「オプティマスプライム」のままとなり、映画第1作の後のTVアニメもこれに準ずるようになった。

相当なアレンジが加えられているものの、デザインはもちろん、色合いやモチーフなどはほぼG1コンボイを踏襲している。
コミック版では他のトランスフォーマー同様、運転手(中の人)のホログラムを投影可能のほか、「10-22」というコードネームも持っている。

日本語吹替版はG1コンボイと同じ玄田哲章氏(原語版はピーター・カレン)であるが、抑揚の少ない声となっており、G1コンボイに比べ冷静な司令官らしい性格付けがされている。

初期3部作

1作目、『リベンジ』、『ダークサイド・ムーン』では赤と青のファイヤーパターンが特徴のトラック「ピータービルト379」に変形する。ロボットモードのデザインは少しずつ変わっており、3作目では腹筋のような造形が目立つ。
G1とはだいぶ印象の違う実写版の司令官だが、サム・ウィトウィッキーの家に入り込んで花壇を踏み潰したり、意外と短気だったり、ビークルモードのまま不貞腐れたりとお茶目さは健在であった。

この他にも「一度死ぬ」「高所から転落」「口が悪い」という元祖司令官のお家芸を全て継承、血筋はしっかり受継がれていることを実証したが、同時に愚直なまでに平和を希求するという部分は1作目から一貫して守られている。
性格や言動が、第1作目とそれ以降では異なるのは、第2作目以降はより原典に合わせたからである。古参ファンからのクレームが入ったのか、それとも何か別の理由があるのかは不明。

実はサイバトロン星を統治するプライム王朝の王位正当後継者という王子様(実はけっこう若い?)でメガトロンは兄弟。本人は孤児で身寄りが無く育ったが、星になった父親ないし祖父辺りが7人兄弟で、そのうち一人が兄弟たちに対して喧嘩を仕掛けたメガトロナスプライムことザ・フォールンという迷惑爺さん。師匠でもある叔父センチネルプライムは故郷のためにディセプティコンに協力していた裏切り者。

初期3部作でオプティマスは、そんな裏切り者たちから地球を守るため戦った。『ダークサイド・ムーン』のラストシーンの独白では「人類を見捨てることは決してない」と語り、シカゴの悲劇を乗り越え改めて強い決意を燃やしていたのだが………

ロストエイジ

センチネルとディセプティコンが引き起こした惨事により人類はトランスフォーマーを一層危険視するようになり、かつて共に戦ったサムやN.E.S.T.の面々とも離別。
さらにある陰謀によって、CIA長官ハロルド・アッティンジャーと結託した反トランスフォーマー組織「KSI」(Kinetic Solutions Incorporated)の実働部隊「墓場の風」に狙われるようになり、その過程で仲間達も一人、また一人と殺害されていった。

難を逃れたオプティマスは、朽ちかけた73年式マーモン・キャブオーバーに擬態。生き残ったオートボット達に危険を知らせながら「墓場の風」からの逃避行を続けていた。その最中に重傷を負い、逃げ込んだ映画館の廃墟内で機能停止していたところを、ただの廃車と思い回収したケイド・イェーガーの手により蘇生され、彼に修復を手伝ってもらうことになる。

最初は前述のビークルモードに、旧三部作に似たロボットモード。だが負傷と過酷な逃避行からか、全体的に色が褪せてサンドブラウン一色といった色合いとなっている。

ロストエイジ


ストーリーの途中で「ウェスタンスター・4900SB」という車種のトラックを再スキャン、カラーリングが従来のカラフルなものに戻った。ロボットモードは全体的に丸みを帯びた、ビークルモードの部位がほぼ見られない金属の騎士のようなデザインへと大幅に変更されている。前作ではコンテナから変形させ装備していたジェットパックを体内に組み込んでおり、単独で飛行可能になった。

武器は終盤までは前作と同じくエナジーソードとメガ・ストライカーを使用。終盤にてロックダウンのコレクションの中から手持ち型の長剣テメノスソードと、銃付属のベクターシールドを手に入れた後は、これら古代の武装を主に使用するようになる。ソードは完全な実体剣であるため、エネルゴンも使用しない。ソードの使用には騎士たる認証が必要であり、認証の途中で腕部の装甲が変化する。

再集結したオートボットの生き残りと共に新たな脅威に立ち向かう事になるのだが、守るべき対象だった人間達に同胞を殺められ、彼らの愚行によってディセプティコンが復活したという事もあって、以前のような人間に対する慈愛の念は消えかけている。自分を救ってくれたケイドへの最低限の恩義で彼の一家を守るが、安全が保証された後は地球も人間も見捨てて宇宙へ出ていくつもりだった。
皮肉な事に、復活直後の言動はセンチネルプライムのそれと似てしまっていたと言える。

更に、オートボット狩りの黒幕に対しては「突き止めたらそいつの命はない」と怒りを剥き出しにしており、私利私欲と保身の為にオートボット達を殺め、更にケイド達すらも手にかけようとしたアッティンジャーと「墓場の風」の隊員達に対しては、初めて「人間を殺さない」という己の信念を曲げて手にかけた。

解放したダイノボットを力尽くで服従させたり、ロックダウンの上半身を両断したりと相変わらずバイオレンスなほか、単独での無双シーンも健在である。

ロックダウン討伐後は、ケイド一家の勇敢な行動に救われたことで再び人間への信頼を取り戻し、ケイド達の身の安全を部下のオートボットに託すと創造主達に二度と地球に手を出させないため地球を旅立ったが………

最後の騎士王

前作ラストで地球を離れ、サイバトロン星に帰還して創造主クインテッサと会うが、捕らえられて「サイバトロン星が荒廃したのはお前達が起こした戦争のせい」「サイバトロン星を復活させる方法がある」と巧みに言いくるめられた上操られ、ネメシスプライムと化し、全人類を滅ぼすため地球に襲来する。前回のラストでそのまま宇宙に旅立ったので、肩のプレートなどにダメージが残ったままである。
前作と同じくテメノスソードとベクターシールドを主に用いる他、右腕に小型のショットガン(玩具での名称はクアッドバレルショットガン)を内蔵しており、更に左手首には小型の剣が仕込まれている。

終盤にてクインテッサが求めるマーリンの杖を奪い、止めようとするバンブルビーと死闘を繰り広げる。ケイドの説得も届かずバンブルビーを追い詰めるものの、土壇場で完全に発声機能を回復した彼の声を聴いて自我を取り戻した。
操られていたとはいえ仲間や地球人を裏切ってしまったことで自責の念に苛まれ、復活したガーディアンナイツによる粛清にも抵抗せず甘んじて受け入れようとしたが、オプティマスを救おうとしたケイドが騎士王の剣を抜いたことで救われ、彼の呼びかけに応えて地球を救いクインテッサを討つために再び立ち上がった。
最終決戦では先陣を切って飛び立っておきながら何故か参戦が遅れに遅れたものの、参戦後はインフェルノコンを文字通り秒殺する等大活躍している。
戦いが終わった後、オートボットを率いてサイバトロン星を復興すべく帰還していった。

本格的な登場が終盤でそこからすぐに空中が舞台の最終決戦になったために、これまでのシリーズで唯一トランスフォームを披露していない。ビークルモードの出番もほんの一瞬だけである。

BUMBLEBEE

Optimus Prime (G1 BB Ver.)


6作目『BUMBLEBEE』では、ロボットモード・ビークルモード共にG1に近いデザインとなった。

その圧倒的な強さとディセプティコンには情け無用の戦闘スタイルは健在で、少ない出番で多くのディセプティコン兵士を葬っていた。

サイバトロン星の戦争がディセプティコンの勝利で決しそうになったため、オートボットに一旦惑星を脱出して宇宙に散るように伝える。バンブルビーには事前に新たな拠点として見出していた地球へ向かい守るように密命を伝え、自分は殿を務めてショックウェーブサウンドウェーブ率いる大軍に包囲されて消息不明となった。
…が、普通に切り抜けてサイバトロン星を脱出、地球に到着しており、ラストでバンブルビーと合流して新たに地球に飛来する仲間を出迎えた。

武装・能力

主な武器は「イオンブラスター」と「エナジーソード」。ムック本などの記述によれば、劇中で使用していないだけで全身に隠し武装を内蔵、特に砲類の武装に富んでいるとのこと。
なお、オートボットのエネルギー武器には暖色系のカラーリングが多く、ディセプティコンや元ディセプティコン由来の武器には青が多い。

エナジーソード

「ソード」という割には幅広い刃であり、叩き切りも得意なので、G1版のエナジーアックスにソードの性質が加わったと言える。プライムがこの装備を選んだのが鬼神伝説の始まりだった…
一作目ではボーンクラッシャーの頭を切り落とし、二作目『リベンジ』では3対1という絶望的な状況でコンボイ無双を披露した。投擲やブレードを直接持っての戦闘も可能。

イオンブラスター

やたら至近距離でぶっ放すという格闘戦の補助や延長に使うだけで、一作目のメガトロンが規格外のスパークを使用した最強状態だったのも無関係ではないが、二作目以外は殆ど役に立っておらず、三作目『ダークサイド・ムーン』では、とうとうメガトロンの遺品のフュージョン・ショットガンに出番を持っていかれた。
これについては、ブラスターで戦闘UFOを2機撃墜した際に破損した事と、小説版の意向でオプティマスとメガトロンが協力するという必要があった。
なお、公式の設定ではイオンブラスターのエネルギー弾は放射能エネルギーらしい。

その他

スラッグ弾状のプルトニウムTNT実体弾やマシンガンを発射するバリッジ・キャノンがある。3作目では、マシンガンのような状態で簡単に戦闘UFOを撃墜していたことから、後述のメガ・ストライカーに匹敵するかもしれない程の威力があることが伺える。いずれも核武装である。

更に二作目・第三作目からはグラインダーの顔を引き裂いたエネルゴンフックや手から展開するメリケンサック、三作目からは初代コンボイを彷彿とさせるキャリバーアックスや大型の実弾砲メガ・ストライカーも装備。イオンブラスターの後釜として『ロストエイジ』まで使用された。同作でボディをリニューアルした際にはライフルの外装も変化している。また、ウィングパックにはガトリングやミサイル(なぜかエネルギーのチャージ音がしていたので、アイアンハイドの武器に近いのかもしれない)や盾など武装が豊富に積まれているが、企画段階では更に独創的な武装に変化したり、ビークルモードの状態で無数の火器を展開した「ステルスフォース」も披露する予定だった。イオンブラスターの存在価値って…?

合体

2000年代初頭からコンボイの象徴となった合体も披露しており、『リベンジ』ではジェットファイアー(の残骸)と合体してジェットパワーオプティマスプライムへと強化。ザ・フォールンやメガトロン相手に大立ち回りを繰り広げた。

『ダークサイド・ムーン』ではビークルモードで牽引するコンテナが変形し、オプティマスの武装の格納庫や飛行用のウイングとして合体・パワーアップできるようになった。

玩具

初期3部作

1作目の制作期間中は、情報の漏えいを防ぐべくハズブロやタカラトミー側にはごく限られた資料しか与えられなかった為に、当時発売された玩具は劇中と少し異なるデザイン(準備稿のもの)になっていた。『リベンジ』の頃に発売されたオプティマスの玩具は劇中の再現度(と変形難易度)が抜群に高く、人気も高かった為に何度もリデコ(仕様変更)品が発売されている。ファンの間で使われる「リベンジオプ」という単語はこの玩具を指す。

ただし、『ダークサイド・ムーン』以降は製造コストの上昇などの影響で1・2作目のような大型商品はリリースされず、主に小型商品や、既存の色彩を変更したものがメインとなった。

ロストエイジ

劇中での変形シークエンスの複雑化、変形難易度の見直しもあってギミックや変形手順がより簡略化されるようになった。後により各部のモールドを劇中に近づけ、フェイスチェンジギミックを搭載した豪華塗装版のリデコ品や、上に乗せる玩具によって台詞が変わるライト&サウンドギミックを搭載したものが日本や一部のアジア地域にて発売された。

クラシック

『ロストエイジ』の時期に発売された「AD02 クラシックオプティマスプライム」は、劇中で73年式マーモン・キャブオーバーに擬態していた頃を再現した玩具である。
G1コンボイを彷彿とされるビークルモードから、実写版のオプティマスに変形するという意外性と、斬新な変形機構から好評を博した。

マスターピース

2017年の「マスターピース・ムービー」は、第1作の外見を忠実に立体化され、背面パーツの収まりはリベンジオプを上回っていたが、ビークルモードに致命的な不具合を抱えてしまい非難轟々な一品になってしまった。

スタジオシリーズ

最初に出たものは『リベンジ』名義で、変形機構は上記「クラシック」の改良だったのだが、胸部周りがあまり似ていない。
その後第1作名義で大幅な改良が施されたものが登場。さらにこのモデルを一部仕様変更して武器庫とジェットパックに変形するコンテナが付属する『ダークサイド・ムーン』名義のものも発売予定。このタイプのモデルはジェットファイヤーとの合体もできる。
これとは別に『バンブルビー』版のデザインもラインナップ。基本的にはよくあるコンボイの変形パターンを踏襲しているが、脚の変形が独特なものになっている。

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