概要
コンボイ(G1シリーズ)の右腕から発生する武器で、オレンジ色のビームで形成された片刃の斧。
アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(初代シリーズ)の第2話『ルビークリスタルの秘密』における、メガトロンとの一騎打ちの際に使用された。
ビーム製だが切断能力は無いのか、メガトロンを殴打する事で転倒させている。
玩具には存在しないアニメオリジナル設定の武器であり、しかも使用されたのはこのエピソードのみなのだが、日本語吹き替え版では前期オープニングのサビの部分で同対決シーンの映像が使用されていたため、日本の視聴者は毎回目にする事になった。
2000年に発売された『スーパーコレクションフィギュア(略称は「SCF」)』に、シークレットアイテムとして「ライフルではなくアックスを装備したコンボイ」が立体化されたのを皮切りに、『トランスフォーマーコレクション』『マスターピース』『ロボットマスターズ』といった玩具にも同梱されるようになった。
名称
本編では未呼称。上記の『SCF』は、単に「斧付きコンボイ」という名前だった。
「エナジーアックス」という名称は、2003年に発売された玩具『TFコレクション』に同梱されたものに用いられたのが初。
恐らく前年末に発売されたメガトロンに同梱された「エナジーメイス」という武器の名前に倣ったもの。
備考
プレイステーション2用アクションゲーム『トランスフォーマー』では、コンボイの必殺技として登場している。
アニメ放送当時「ひかりのくに」から発売された絵本では、コンボイが本武器でメガトロンに斬り付け、撃退するシーンがある。なお同書では単に「必殺の武器」とだけ表記されていた。
他の作品でのエナジーアックス
実写映画
3作目『ダークサイドムーン(Dark of the Moon)』で、オプティマスプライムの武器の一つにキャリバーアックスが登場する。
戦況に応じて可変物質サイバーマターで造られる手持ち式の両刃のポールアックスで、斧刃の重量と剛性を高める力場を纏い敵を粉砕する。
劇中ではシカゴの最終決戦でセンチネルプライムとの戦いに用いられ、メガトロンを倒すときにも使用された。
『War for Cybertron』シリーズ
アクションゲーム『war for Cybertron』ではオプティマスの接近戦武器として登場する。
終盤のトリプティコンとの死闘で砕けてしまい、その後は登場しないが、続編『Fall of Cybertron』ではアイアコンにあるオプティマスの自室にそのホログラムが保存されており、彼にとって感慨深い武器だったことが窺える。