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トランスフォーマージェネレーションズ

とらんすふぉーまーじぇねれーしょんず

2010年にアメリカの玩具会社ハズブロより展開され始めた、『トランスフォーマー』の玩具シリーズの1つ。
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概要

アメリカ玩具会社ハズブロが販売しているトランスフォーマー玩具シリーズで、そのコンセプトは前年にリリースしていた『クラシックス』や『ユニバース』と同様に旧来のキャラクターのリメイクであり、過去に発売された他シリーズの製品の流用品等も含む。


また、サード・パーソン・シューティングゲーム『Transformers:Fall of Cybertron』やIDWパブリッシングより出版されたコミック(いずれも日本未発売)の登場キャラクターも製品化されており、TF玩具としては最大級の大きさを誇るフォートレスマキシマスを更に上回る大型商品のメトロフレックスデバスターがリリースされた点も大きな話題を呼んだ。


関連シリーズ・商品

リヴィール・ザ・シールド

2010年のジェネレーションズ初期ラインナップとほぼ同じ時期にハズブロよりリリースされたサブラインシリーズ。

商品のコンセプトは『ジェネレーションズ』と同様だが、キャラクターの陣営を示すエンブレムが無い代わりに、指で温めると陣営のエンブレムが浮かび上がるシークレットエンブレムが貼られているのが特徴で、ブリスターの台紙部分も陣営がわかりにくいように工夫されている。

一部の商品は諸事情により発売中止となったが、戦車変形するデモリッションランブルは後に日本で『トランスフォーマーユナイテッド』にてランブル&フレンジーの2体セットで発売された。


アジア地域限定販売品

中国シンガポールフィリピン等の一部のアジアの国々では、既存の製品の仕様を一部変更したリデコ商品が2012年に『ジェネレーションズ』ラインの製品としてハズブロのアジア支社より数点発売されている。


トランスフォーマープライム』のファーストエディション版バルクヘッドの仕様変更品となるブローンがアジア販売分では商材画像が公開されたのみで発売に至らなかったが、後に通販サイトe-HOBBYにて『クラウド』のラインナップの1つとして配色を変えてのリリースとなった。


Fall of Cybertron

欧米諸国で発売されたゲーム『Transformers:Fall of Cybertron』に登場したオートボットディセプティコン双方のキャラクターを製品化したもので、2012年から2013年にかけてリリースされた。

同ゲームの舞台はセイバートロン星であり、変形するビークルのデザインもセイバートロン由来のエイリアンビークルとなっているのが特徴である。


また、サイドスワイプスタースクリームウルトラマグナスキックバックショックウェーブにはゲーム中に登場する武器がそれぞれ付属しており、ゲーム中でも印象的なギミックとなるサウンドウェーブブラスターカセットロンカセットボットの射出や、コンバッティコンズブルーティカスへの合体(手足を入れ替えるスクランブル合体も可能)も再現されている。


余談ながら当ゲームの世界観に関する設定について解説すると、当初は「アニメトランスフォーマープライム』の前日談に当たる同じ世界観の物語」と設定づけられており、玩具もそれに準じた前座とも言えるシリーズだったのだが、プライム本編にはゲームとの相違点があまりにも多い為、ファンの間では世界設定を共有しているのみと見なされている。

だが、後にプライムと本作との世界観の繋がりを証明する為の小説が出版された為、現在でも「『War for Cybertron』シリーズは『トランスフォーマープライム』の前日談」という公式の見解は変わっていない。


生誕30周年やIDWとのタイアップ

アメリカにおいてトランスフォーマーが誕生した1984年からちょうど30年目を迎える2014年を記念して、ハズブロは『Thrilling 30』と称したキャンペーンを2013年より打ち出した。

更に出版会社のIDWパブリッシンングとのタイアップを結ぶ事で、製品のデザインやラインナップも同社のコミックの登場キャラクターを強く意識したものへと変わっていった。

また、デラックスクラス相当の製品にはB5判相当のコミックが1冊同梱されているが、内容は必ずしもその当該製品にスポットを当てたものとは限らない。


プライムウォーズトリロジー

2015年から2018年にかけて「PRIME WARS TRILOGY」と呼ばれるシリーズが展開された。「合体」が一つのテーマとなっており、合体機能を持った玩具が多い。商品化キャラクターもオプティマスのような定番から、ダイノザウラープレダキングといった超大型アイテム、ダイノボットが合体した「ボルカニカス」といったオリジナルアイテムまで多岐に渡る。


日本語吹き替えはされなかったが、CGアニメも製作されている。


コンバイナーウォーズ(CW)

2015年よりリリース。スペルは「COMBINER WARS」。初代アニメの後期に登場したスクランブル合体シリーズをリメイクしたもの。

胴体となる大型のロボットを中心に、標準な大きさのロボットが手足を構成して合体ロボとなる。アルファブラボーやオフロード等の新しいメンバーに加え、他の合体戦士の手足を乗っ取って自らの物とするガルバトロナスサイクロナス)や、初代TF第61話「マスカレード」さながらにオプティマスプライムを中心にした5体のオートボット戦士が合体する「オプティマスマキシマス」、5体の女性型TFが合体して誕生する「ヴィクトリオン」等の独自の合体戦士も登場した。


タイタンズリターン(TR)

2016年よりリリース。スペルは「TITANS RETURN」。かつてのヘッドマスターをリメイクするというコンセプトに基づき、新たに「タイタンマスター」と名を改めてのラインナップ。

『ザ・ムービー』の米国公開30周年の記念も兼ねてか、『2010』からブラーカップなどヘッドマスターではないキャラクターもタイタンマスターとなってラインナップされた。


従来のヘッドマスターシリーズにあったパワーメーターギミックは削除されたものの、ビークル形態のトランステクターにヘッドマスターのフィギュアを搭乗させたり、各々のヘッドマスターとトランステクターに互換性を持たせた点はそのまま残されており、トランステクターの武器に変形する別売りの小型ビークルを絡めた遊び方を加える事で、屈指のプレイバリューを誇る。


また、アストロトレインガルバトロンを始めとした大型の製品はいずれも三段変形機構を備えており、ブロードキャストのようにヘッドマスターの基地に変形可能な物もある。


パワーオブザプライム(POTP)

2018年よりリリース。スペルは「POWER OF THE PRIME」。本シリーズ最大の特徴はプライムマスターの存在である。

タイタンマスターと同規格のミニフィギュアであり、ビークルのコクピットへの搭乗も可能。タイタンズリターンでは頭部に変形したコアロボが、本シリーズでは「プライムコア」と呼ばれるユニットへ変形する。プライムコアには「13人のプライム」を象徴するシンボルが背面ユニットに造形・印刷されている。タイタンマスターと同じく変形させ、ボディとなるユニットにヘッドオンさせる事でドローンフェイスのように見立てる事もできる。


さらにプライムマスターは「デコイアーマー」と呼ばれる外装が付属しており、それを着込む(格納される)ことで「プリテンダー」として活動する設定。デコイアーマーの武器を背面に装着し変形させ、他のアイテムの5ミリジョイントに武器として装備させる事が出来る(ターゲットマスターに近いギミック)。この武器形態にはのウェポンビークル同様のマイクロピンが備えられており、プライムコアを「パワーコアユニット」として接続する事もできる。


以上のように本シリーズのアイテムはこのプライムマスターの登場により、G1期にあったヘッドマスター、パワーマスター(日本でのゴッドマスター)、ターゲットマスター、メガプリテンダーの4シリーズのギミックを1つに集約したプレイバリューを獲得している。


この他にも、ハズブロが全面的に押し出している「ウーマンサイバトロンの充実」にも力を入れられており本シリーズではオプティマスとエリータ・ワン、ノヴァスター(ファイヤースター)とインフェルノといった「G1当時の時点で恋愛関係にあった者達」の再現にも積極的に取り組んでいるという特色もある。


日本における展開

  • 初期ラインナップおよびリヴィール・ザ・シールド→『ユナイテッド』(2010年12月~2011年3月・2012年冬)
  • 2012~2013年度→『ジェネレーションズ』(海外と同じ題名・2012年12月~2014年3月)
  • 2014年度以降、コンバイナーウォーズの一部、タイタンズリターン→『レジェンズ』(2014年10月~2018年3月)

このように日本ではその都度タイトルを変えて発売されているが、国内では前述のゲームやコミックが発売されなかった為、キャラクターの設定が日本のオールドファンに馴染のある設定へと改変される場合もある。

また、ハズブロ版との違いとして塗装箇所の増加やメタリック塗装・メッキパーツの採用、そして近年では新規頭部や製造コストの問題から削除されたパーツの復活等が挙げられる。


『コンバイナーウォーズ』のラインナップ中、合体機構を持つ製品は『ユナイトウォリアーズ』と名を変えての発売となり、単品のばら売りだったハズブロ版に対して5体セットでの発売となった。

ハズブロ版と比較してこちらは旧来のスクランブル合体シリーズの再現を更に重視した内容となっており、日本版独自の要素として『コンバイナーウォーズ』では採用されなかったグルーブブレストオフが新規設計され、グランドガルバトロン等のオリジナル合体戦士も新たに加わった。

ただし、合体形態時の胸部パーツや武器に変形する小型の製品は全て、『アドベンチャー』や『レジェンズ』として個別に発売。これらの商品の連動についても明記されていない。また、合体機構を持たないメガトロンウルトラマグナスは『レジェンズ』にて発売された。


『タイタンズリターン』の製品はいずれも『レジェンズ』として発売され、別売りだった小型ビークルはデラックスクラス相当の製品とのセット販売となった。


POTP以降

『パワーオブザプライム』は日本国内展開されるトランスフォーマー玩具にとって大きな節目となっている。

『レジェンズ』まで行われてきた「海外販売品のリデコアイテムを使った国内独自のシリーズ展開」がここに来て、海外シリーズと一元化され、一般販売分は終了した(限定品はしばらく続いた)。以降は実写版玩具と同じく海外とほぼ同じ仕様の玩具が発売される事になる。

これによりヘッドマスター版ブラックコンボイやヴィクトリオン、ウインドブレードなどに見られた「海外では一般販売された商品が日本では限定商品になる」ことや、「海外版と同梱品や仕様が違う」、そして「海外版とのキャラクター設定の食い違い」と言った問題点が「一応は」改善された。


しかしこれは同時に「日本のファンにとって馴染み深い形にリメイクされない」、若しくは「海外版の不満点がほぼ修正されずに国内導入される」と言った看過出来ない弊害も生み出している。

実際、本シリーズに於けるオプティマスやロディマスは日本人ならまさしく「コンボイ」や「ロディマスコンボイ」と呼びたくなる正当なG1スタイルでリメイクされているにもかかわらず、名義は海外準拠だったりと若干馴染めないファンも少なくない。

また、パワーオブザプライムでは塗装やタンポ印刷の他にホイルシールが多用されている為、それ由来のチープさを残したまま国内導入される形となってしまったアイテムは非常に多い(オプティマスの後部コンテナやスタースクリームの主翼が良い例)。


とは言え過去の2シーズンの集大成とも言えるシリーズなだけあってどれもスタイルの良い、プレイバリューも高い一品に仕上がっている為、購入する事自体は十二分に推奨できるシリーズである。

なお、POTPからいくつかのアイテムがタカラトミーモール限定の『レジェンズ』に導入される予定だったとのこと。


ラインナップ

「TG-32 ミニコンセット」は3体の小型ロボットがヘリコプター戦闘機戦車に変形し、1体のロボットに合体できる。

以下の一覧では、商品名から陣営と型番を省略している。


オートボット

オライオンパックスは、メガトロナスとのセット商品。ゴーシューターショウキは限定品。

名前登場作品・元ネタ変形形態
オプティマスプライムTransformers:Fall of Cybertronトレーラー
ジャズTransformers:Fall of Cybertronスポーツカー
サイドスワイプTransformers:Fall of Cybertronスポーツカー
ウルトラマグナスTransformers:Fall of Cybertronトレーラー
エアレイドTransformers:Fall of Cybertronエイリアンジェット
データディスクセットTransformers:Fall of Cybertronディスク
ブラスタースチールジョーTransformers:Fall of Cybertron装甲車/ディスク
グリムロックTransformers:Fall of Cybertronティラノサウルス
スプリンガーアメコミオフロードカー・ヘリコプター
メトロプレックス戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー戦闘基地・都市
オプティマスプライム&バンブルビー戦え!超ロボット生命体トランスフォーマートレーラー・スポーツカー
オライオンパックスアメコミトレーラー
ゴールドバグアメコミスポーツカー
トレイルブレイカーホイストアメコミランドクルーザー/レッカー車
サンドストーム戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010デューンバギーホバーヘリコプター
ライノックスビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーサイ
ゴーシュータートランスフォーマー 超神マスターフォースパトカー
ショウキトランスフォーマー 超神マスターフォース新幹線スペースシャトル

ディセプティコン

メガトロナスは、オライオンパックスとのセット商品。サンダークラッカーは一部流通限定。

名前登場作品・元ネタ変形形態
ブラストオフTransformers:Fall of Cybertronスペースシャトル
ボルテックスTransformers:Fall of Cybertronヘリコプター
ブロウルTransformers:Fall of Cybertron戦車
スィンドルTransformers:Fall of Cybertron装甲車
オンスロートTransformers:Fall of Cybertronトレーラー
キックバックTransformers:Fall of Cybertron昆虫
スタースクリームTransformers:Fall of Cybertron戦闘機
サウンドウェーブレーザービークTransformers:Fall of Cybertron装甲車/ディスク
サウンドブラスター&バズソーTransformers:Fall of Cybertron装甲車/ディスク
データディスクセットTransformers:Fall of Cybertronディスク
スカイワープTransformers:Fall of Cybertron戦闘機
ラットバットアメコミ全翼機
ブリッツウイング戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー戦闘機・戦車
メガトロナスアメコミステルス戦闘機
メガトロン&スタースクリーム戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー戦車/戦闘機
ワスピネータービーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
アルマダスタースクリーム超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説戦闘機
サンダークラッカーTransformers:Fall of Cybertron戦闘機

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トランスフォーマー 玩具 タカラトミー

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