G1
CV:フランク・ウェルカー/吹:江原正士
初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』ではデストロンの一部隊・ジェットロンに所属する「航空兵」の一人で、F-15戦闘機に変形する。その名の通りワープ(瞬間移動)を得意としており、2.5マイル(約4km)の範囲でワープが可能であるが精度は移動距離に反比例する。
武器はスタースクリームと同形の両肩のレーザー、サイドワインダー及び可変口径マシンガン(本編未使用)を装備している。右手を引き込む事で発射するミサイル砲も装備しており、本人曰く「とっておき」だが、樹木に当たっても爆発せずに跳弾し制御不能に陥った。戦闘機に変形した状態では下部から空輸用のアンカーを射出できる。
地球で最初に目覚めたトランスフォーマーであり、その際にメガトロンを真っ先に復活させる忠誠ぶりを見せる。自身よりも小さいものや空を飛べないものに対して愉快犯的にからかうのが好きな一面がある。そのせいでフレンジーとは仲が悪いが、仲良く酒盛りをしているシーンもあった。日本語版では江戸っ子風の口調で喋る場面もある。
同型の色違いが集うジェットロンと言う事もあり、劇中で他のジェットロンと入れ替わってしまう作画ミスが多く、代表的なものに第3話「地球脱出」において色は完全にスカイワープなのにも拘わらずサンダークラッカーと名乗って(声優も島香裕氏)ワープするというミスがあり(ただし、同シーンは原語版では正しくスカイワープと名乗っていた事に加えて日本版ではこの時江原正士氏がストリークを演じていたので役被りを回避したか日本側の演出スタッフのミスである可能性がある)、その後スタースクリームやサンダークラッカーもワープをするシーンがある。流石は作画ミスの主犯部隊と言った所。
『ザ・ムービー』ではサイバトロンとの攻防で負傷し、セイバートロン星への帰還中にアストロトレインから宇宙へと放逐される。その後、ユニクロンの手によりサイクロナスに造り変えられる(異説あり)。
『ビーストウォーズメタルス』ではスタースクリームやサウンドウェーブと共に宇宙船で眠りに就いている姿が確認出来る。
玩具は初期ジェットロン3体の中で唯一、『ダイアクロン』からの流用ではない。とは言ってもただの色違いである事に変わりはないが…
ビーストウォーズⅡ
CV:岩尾万太郎
『ビーストウォーズⅡ』では鷲に変形するサイバトロン戦士として登場。ただし、元となった海外の玩具はシルバーボルト名義であり、前述のG1版スカイワープとは一切関連性がない。いくら同名キャラが登場するからって敵の名前使わなくても…。もっとも、前作でもインフェルノがデストロンに使われていたりしてるが。
同僚のサントンと共にサイバトロン特命隊員としてライオジュニアを求めて訪れ、ライオジュニアを発見した後は彼の教育係となる。彼ら3体が合体することで合体戦士マグナボスとなり、スカイワープはマグナボスの頭部と胸部を形成する。
武器は両翼に内蔵されたスカイミサイルと翼自体を剣として使用するウインギャリバー。これを使用した「ウインギャリバー炎の舞」という技もあるが、劇中では未使用に終わった。
何故かウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー キングダムにて「マクシマルスカイワープ」としてリメイク玩具が登場。こちらはエアラザーの頭部リデコとなっており、ワシの頭を被った顔が再現されている。
アニメイテッド
CV:トム・ケニー/吹:山野井仁
『アニメイテッド』ではスタースクリームのクローン軍団「イケメンズ」の一人として登場。第28話「それぞれの思惑」より登場。彼を含めたクローン達の声を担当したのは言語問わずスタースクリームと同じ声優である。
スタースクリームからは臆病な性格を受け継いでおり、同じくクローンの1体であるスリップストリームからは「ビクビクスカイワープ」と呼ばれている。
QTF
CV:伊藤健太郎
『キュートランスフォーマー』第十二話で登場。スタースクリーム、サンダークラッカーと共に、サンリオピューロランドを偵察に訪れた。ただし乗り気なのはスタースクリームだけで、「俺達は別に、思い入れがあるわけじゃあねえけどなあ」とぼやいている。G1版でスカイワープやダージを演じていた江原氏の演技を意識しているのか、歌舞伎のような芝居がかったべらんめえ調で喋る。
アドリブパートでは、「お前ら子供達をどうするつもりなんだ、ディセプティコン!」と発言したバンブルビーに対し、「よく我々の組織名を噛まずに言えたなあ」と褒めていた(G1アニメの日本版で「ディセプティコン」が「デストロン」に変更されたのは、この発音のし辛さが理由であった)。
更に「夜のキュートランスフォーマーランドを造ろう!」というスタースクリームの話題で興が乗ってきたのか「我々全員でウィリーだ!!」と発言している。
玩具は通例通りスタースクリームのリデコだが、顔の表情がそれぞれ異なっており、アニメ本編でも表情が微妙に違う。アニメ本編のスカイワープは顰め面をしているが、実際の玩具で顰め面をしているのはサンダークラッカーであり、玩具のスカイワープの表情は笑顔である(一方アニメ本編のサンダークラッカーは薄笑いを浮かべた表情をしており、2体のジェットロンはアニメと玩具とでそれぞれ表情が入れ替わっていることになる)。
ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー シージ
CV:マーク・ウィッテン/吹:佐々木祐介
シーカーズの一員。デザインはシージの玩具準拠。
ジェットファイヤーに率いられて偵察中に、たまたまオートボットと行動を共にしていたインパクターのシグナルをキャッチしたことでオートボットの本部を発見する。報告しようとするが、オートボット殲滅に疑問を持つジェットファイヤーに制止されて口論になり、激高したジェットファイヤーに撃たれてしまった。その場は逃走してなんとかスタースクリーム達のもとに辿り着いたものの、ジェットファイヤーに撃たれたことを伝えるのがやっとでそのまま死亡した。
トランスフォーマーアーススパーク
CV:ニコル・デューブック/吹替:新谷真弓
アーススパークでは残党ディセプティコンの一員として登場する。本作では女性。
交戦的でキレやすい性格で、G1の江戸っ子気質を継承しつつ、ギャルっぽさを追加したような口調。また、従来の岩浪TFのようなギャグ脚色・アドリブらしきセリフが多い。好みのタイプはイケオジ。
ビークルモードでは黒を基調に翼やエンジンノズルに紫色のストライプが入った戦闘機に変形する。
ノヴァストームと共にマンドロイドの手下になっているが、他の手下にされていたディセプティコンとは異なり洗脳されていない為、自ら志願してマンドロイドの元に降った模様。
だがマンドロイドがトランスフォーマーそのものを嫌っていることもあってノヴァストーム共々扱いは雑。スカイワープ自身もディセプティコンである自分達は問答無用でゴーストに捕縛されるからという世知辛い理由でマンドロイドに従っているため、忠誠心は皆無と思われる。(それはそれとしてイケオジで顔は好みな模様)
武装は腕に装備されている機銃、胸元から発射するミサイルに加え、腕が変形する丸鋸。
瞬間移動能力も健在で、至近距離での連続使用でオプティマスを翻弄した他、能力使用時に発生するプラズマで物体を自分の手元に引き寄せるという応用技も見せた。G1スカワより使いこなしてるとか言ってはいけない。ただし後に建物などの硬いものはすり抜けられないことが発覚。
また、コックピット部分にスパイダーロボを忍ばせて奇襲させるという今までやってそうでやってなかった&どっかで見たことある芸当も見せた。
作中では秘密組織ゴーストの基地をノヴァストームと共に襲撃し、オプティマスプライム、メガトロンと交戦。撤退こそしたものの、民衆にオプティマスらトランスフォーマーへの恐怖心を抱かせることには成功する。その後ゴーストがディセプティコン通報用の電話番号を公開すると、わざと捕まったふりをしてメガトロンを誘き出し、同行してきたドット共々誘拐する。更にドットを餌にオプティマス、バンブルビー、テランを引き渡すようマルト家を脅すも返り討ちにされ、ゴーストに捕縛された。…が、41話にて相方共々脱走。その場に居合わせたマルト兄妹、テラン共々、エネルゴンを吸い取る怪物のドゥエラーから逃げ惑うことになる。また、メガトロンとの戦闘で付いた背部ウィングの傷もまだ残っている。