ライオジュニア
らいおじゅにあ
CV:小林由美子
『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ』の第26話から登場するサイバトロン戦士で、肩書きは「野生闘士」。サイバトロン総司令官ライオコンボイの息子でもある。
武器は「アンゴルモアボール」と、手持ちの武器として「ライオビュート」(ムチ)を使用。
劇中では主にタスマニアキッドやビッグホーンらと行動する。純粋に惑星ガイアで生まれた為に、他のトランスフォーマーには視認出来ないムーンの姿も見る事ができる。
ライオジュニアが顔と胴体、スカイワープが頭頂部と背面と胸飾り、サントンが四肢を構成し合体することで完成する合体戦士。3人の武装を合体させた「マグナブレード」胸から発射する「スカイミサイル」通常の3倍に威力がアップした「アンゴルモアボール」を武器に戦う。
高い戦闘力を持つがライオジュニアのコンディションに左右され、ピンチになることもしばしば。
善のアンゴルモアエネルギーと、ライオコンボイのエネルゴンマトリクスの力が反応して生まれた。
生まれた当初は、しばらくの間ホワイトライオンと暮らしていたそうだが、ある日自分を育ててくれたホワイトライオンが本当の親ではない事を知り、親を探す為に旅に出ていたという。
最初に出会ったサイバトロンのメンバーを敵と誤解して戦おうとしたが、彼らも自分と同じトランスフォーマーだと知り、彼らに自身の胸の内と悲しみを話す。
メンバーの一人「タスマニアキッド」はこの時何を思ったか、容姿が似ている事からライオコンボイが彼の親かも知れないと諭し、「ライオジュニア」と命名した。
本人は冗談のつもりだったそうだが、ライオジュニアは真に受けてしまい、彼が本当に寂しい思いをしていたというのに大変な事をしたと後悔している。
同じマトリクスを持つライオコンボイを父と慕い(初顔合わせではママと呼ぶ)、サイバトロンに加わった後は何とかライオコンボイに自分を息子として認めてもらおうと「パパ」「父上」「父ちゃん」などと呼んだりもしたが、全て拒否され途方に暮れてしまう。
しかし、それは万が一自分も彼の親ではなかった時、更にライオジュニアを傷つけないようにしたライオコンボイの優しさからくる配慮でもあった。
いつしかライオコンボイの意図が分かるようになり、それ以後は司令官と呼ぶようになった。
最初は少年であるからか、ライオコンボイに甘え気味で戦士としては未熟だった。だが段々と戦士としての自覚を持ち、逞しく成長を遂げていった。その様を見て、ライオコンボイは自らの後継者になりえると考えた。
それは敵の首領・ガルバトロンも同じ考えを抱いており、一度は悪のアンゴルモアエネルギーによってデストロンに惹かれ、ガルバトロンから養子にと望まれてしまう。しかし、ライオコンボイによって自らの後継者(息子と認知)として救出され、最後にはライオコンボイと共にガルバトロンを倒した。この前後には「父さん」と呼ぶようになった。
『レジェンズ』で玩具は発売されてないが、「LG41 レオプライム」に付属のコミックと、その前日談のWebコミックに登場。ストーリーの舞台となる「レジェンズ世界」の出身で、アニメとは別人の設定。レジェンズの世界に住む親子で、「ライオとうちゃん」を父に持つ。
元玩具は海外版のマクシマル戦士・プラウル。
ビーストウォーズのラインナップでは、ほぼ唯一のライオンのビースト戦士。ビーストウォーズⅡでも、ライオンモチーフは、ライオコンボイとライオジュニアのみである。
合体後のマグナボスも、マクシマル戦闘指揮官・マグナボスの日本仕様である。海外版では本来、サイバトロン合体戦士・トリプルダスクの元玩具、プレダコンバトルマスター・トライプレダカスの対抗戦力だった。
ほぼ同じ仕様で発売されているが、当然ながら設定は異なる。マグナボスはトランスメタルおよびフューザー登場前までの、最強のマクシマル戦士で、スペックも速度9以外は全てが10。
三体の元の名称は、ライオジュニア=プラウル、スカイワープ=シルバーボルト、サントン=アイアンハイド。三体ともG1時のメンバーの名前を有しているが、同時にそれぞれの動物の特徴も名前には込められている。
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