スクーバ(ビーストウォーズⅡ)
すくーば
サイバトロン宇宙警備隊に所属する「水中工作員」で、主に偵察を任務としている。同じサイバトロンのメンバーのダイバー以上に水中活動が得意。
CV:岸祐二
ビーストモードはイカ。宇宙警備隊の中では一際冷静沈着だが、イカに関するギャグを飛ばすなどユーモアも持っており、おどける際は語尾に「~ゲソ」を付けることも。
イカなので水中は勿論のこと、触腕を先端に収束させ回転することでドリルのように地中を掘り進めることも可能。そのためサイバトロンの中でも特に多彩な環境に対応でき、味方の移動経路に先回りして支援のために潜伏したりと単独行動に回されることも多く、いぶし銀の活躍が光る。それ故、アルテミスやスキュウレに惚れられている人気者。
ただロボットモードでの活動に制限がある惑星ガイアでは、イカである彼は地上における機動力にかなり難を残している。
ロボットモード時の武器は、胸から放つスクーバミサイルと専用武器スルメラン。またビースト・ロボット両形態でイカ墨を煙幕として利用する。
後に従兄弟のイカードから新装備タコタンクを受け取り、さらに活躍の場が広がった(下記参照)。
余談だが、『ビーストウォーズⅡ』のキャラにもかかわらず、『ビーストウォーズメタルス』の時期に日本限定でメタルス化(強化形態)の予定が持ち上がっていたらしい。結局ボツになってしまったが、視聴者からの人気を窺い知れるエピソードである。
- イカード
CV:内藤玲
「ビーストウォーズⅡ」28話に登場。機能は「宇宙偵察員」。
本名:イカード・オクトーバ・バークス。
スクーバのいとこで幼馴染。スクーバの兄のような存在で、本作4人目の関西弁キャラ。
スクーバのスルメラン攻撃は、彼から教わったもの。
普段は宇宙を駆けまわってサイバトロンに協力しているが、スクーバの事を常に気にかけている。
歴史学者でもあり、博識な一面も持つ。
タコ壺型宇宙船で宅配の仕事をしており、惑星ガイアに赴いた際にスクーバと再会。その際、スクーバの親族から託された「タコタンク」を届けており、スクーバがイカをスキャンしたのを知り、自身もスクーバをスキャンしてイカのビーストモードを手に入れた(ちなみに、ロボットモードはアイキャッチのみに登場)。
彼の仕事道具でもある宇宙船はスタースクリームが「ほとんど墜落」と揶揄する二度の乱雑な着陸を経ても、中のイカードがケロリとしておりその後の大気圏離脱にも支障が無い程度には頑丈。なお、クール便で生き物も扱っているらしい。タコタンクを託した後、すぐにガイアから旅立った。
玩具はスクーバのリカラー。白および青で、クールなイメージでまとめられている。
- タコタンク
イカードがスクーバへと届けた、サイバトロン移動基地(媒体によっては「万能攻撃戦車」「水陸両用戦車」の記述もあり)。
文字通り、タコ型の兵器でトランスフォーマーではない。しかし、スクーバ、イカードを始めとするレギュラーサイズのビースト戦士を搭乗させて遊ぶことができる。
八本脚のうち二本が軟質素材で、巻き付ける事が可能。
タコの口部分には水鉄砲が内蔵され、スミ吹きのように水を発射できる。
タコの頭部(頭足類ゆえ、正確には胴体部)は左右に開き、風貌を上部に開く事で、操縦席が露出。そこにレギュラーサイズのビースト戦士を座らせる事が可能。
また、操縦席のブロックは分離し、独立したビークル「スミイカー」となる。二連装のミサイル砲を持ち、ミサイル「スルメワインダー」を発射可能。
スミイカー自体も、タイヤを前後に伸ばしてバイクモード、タイヤを左右に開いてホバーモードへと変形が可能である。28話ではライオジュニアも搭乗した。玩具でも乗せる事は可能。
また、アニメではコンソールのほぼど真ん中でこれ見よがしに点滅する赤いボタンを押すことで「暴走して自爆するモード」が起動する。ちなみにこの機能に対する誤操作防止用のセーフティは一切無しだが、赤いボタンのプレートをひっくり返すと現れる青いボタンを押すことで解除できる。