古くは忍者の煙玉が有名。古典的な手段だが、古くから照準妨害や、自軍の動きや位置を敵にわかりづらくするために用いられてきた。
一例としては第二次世界大戦時の戦艦ティルピッツの周囲には煙幕展張装置が配置されており、イギリス軍の度重なる攻撃のうち、艦載機の空襲に対しては妨害に成功していたりする。
度々使用されたため、ティルピッツが潜んでいたフィヨルド周囲の木々を戦後に調べた結果、1944年に相当する部分の年輪に、煙幕による日照量低下の影響が明らかに見て取れたという。
現代の戦争でも逃走や突撃、奇襲攻撃、敵味方の目印に使用されることもある。近年のものはセンサーに欠かせないレーザーや赤外線(熱源捜索)も遮るタイプもあり、なかなか侮れない。
歩兵単位では手榴弾やグレネードランチャーから展開する場合もあるが、消火器などを使った即席の煙幕を展開し視界を奪うといった展開も割と珍しくない。
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