概要
名前の通り、煙のうち黒い色をしたもの。
炭素を含む物質が燃焼する際、酸素が足りないと燃え残りの炭素が出てくる。何か粒子の核になるものがあるとその物質にくっついて成長し、黒い粒子となる。それが黒い煙として視認できる。
特に石炭などは構造上煙に炭素が含まれやすく、それを大量に使う蒸気機関車とは切っても切れない関係と言ってよい。
利用方法
墨
植物油や鉱物油、木片などを不完全燃焼させて生じた黒煙を付着させて粉末として集め、それを膠で練り固めたもの。書道や水墨画などに使われる。
洞窟探検時の目印
洞窟内の探検の際に洞窟を傷めないようにしつつ迷わないようするため、カーバイドランプの火から出る黒煙で煤けさせて目印を付ける。目印として付けた煤は除去が簡単なため洞窟の損傷をほぼ皆無にできる。