戦術のひとつ。
相手の予想を覆す時間・場所・手段でその油断・意表を突くように、唐突に攻撃を仕掛けることである。物陰に隠れ通りすがる敵を襲うといった作戦が想像しやすい。
成功すれば相手よりも少人数や劣った装備であっても撃退ないしかなりの痛手を負わせることが可能である。ただしタイミングも重要で失敗した場合は圧倒的不利となりやすい。奇襲前に動きや物音で敵にバレてしまえば水の泡である。
類語
主な歴史的事例
日本
日本では三大奇襲戦として「河越夜戦」「厳島の戦い」「桶狭間の戦い(諸説あり)」が挙げられている。
他には下記のものなどがある。
世界
- ハンニバルのアルプス越え(ポエニ戦争)
- トラシメヌス湖畔の戦い(ポエニ戦争)
- シャイローの戦い(南北戦争)
- 黒溝台会戦(日露戦争)
- ブルシーロフ攻勢(第一次世界大戦)
- エバン・エマール要塞攻略(第二次世界大戦)
- フランス侵攻(第二次世界大戦)
- タラント空襲(第二次世界大戦)
- バルバロッサ作戦(第二次世界大戦)
- バグラチオン作戦(第二次世界大戦)
- バルジの戦い(第二次世界大戦)
- 第四次中東戦争
関連
戦争用語としての他に「戦う」文脈上にあるスポーツやゲームにおいても奇襲の語が用いられる。