概要
……ともあれ、恋愛においては、間違ってもストーカー呼ばわり等されぬ様、決して相手に迷惑を掛けてはならない!
逆に、敵が待ち構えている場所を逃げも隠れもせずそのまま襲撃するものは「強襲」と呼ばれる。
戦闘や狩猟での待ち伏せ
基本戦術の一つで伏撃と呼ばれる。また待ち伏せさせる集団のことを伏兵という。
成功すれば敵の半数以下の戦力であっても大損害を与えることができるのが最大の利点。ゲリラやテロリスト・レジスタンスなど少数が一撃離脱(⇒ヒット&アウェイ)で行う場合もある。
- 敵進路/侵攻路であり、なおかつ味方側は遮蔽物に姿を隠せる場所。
- 狭い通路や路地、峡谷・橋・出入口といった隊形や動きが制限されやすい地形。
- 草原や広場といった開けた場所で、攻撃後に敵が隠れる遮蔽物が少ない場所。
敵を殲滅する領域は俗にキルゾーンと呼ばれ、敵の全部ないし大部分がこれに入るようにする。
次に、敵の到着を待つ。たとえ敵が待ち伏せを予測していたとしても、実際に姿を見ていなければ若干でも対応が遅れるため…隠れ続ける。
そして、ギリギリまで敵を引きつけ…味方全員で一斉に攻撃を開始する。とにかく、この見切りが肝心!
何故なら…タイミングが早過ぎると、敵に撤退を許したり、迂回して包囲されたり、陣形を立て直す余裕を与えてしまう。逆にタイミングが遅過ぎると、味方の陣を突破され、挟み撃ちされる形になる。
敵を制圧するための瞬間的な火力も必要となるため、十分な弾薬や罠の設置、互いの攻撃・警戒の担当区域を決めておくなど一定以上の計画性も必要となる。敵側に装甲車両などが含まれる場合は対戦車兵器が必要となるなど、難易度が上がる。
島津家 「釣り野伏」
敵を伏兵が潜むキルゾーンに誘い込む伏撃戦術で、島津が幾多の勝利をあげてきた必殺戦法。
一軍を伏兵として配置、本隊が敵を攻撃してわざと撤退する。追撃して陣形の乱れている敵を伏兵が攻撃し、本隊も反転して敵を挟撃、さらに包囲殲滅する。
島津家は敵より劣勢な場合でも、この戦術でほとんどの重要な合戦に勝利を収めている。
言うは簡単だが、通信も碌に発達していない時代にこういった戦術を成功させるためには、時機を的確に判断できる優秀な現場指揮官と士気・練度の高い兵士によって構成される部隊を多く擁していなければ到底成り立たなかった。