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統一戦線記湖畔の都市群 -20-
塔。 小高い丘に建てられた監視塔。 交代で見張りを行う。 当然、草原の国の突撃も、確認された。 監視塔からの合図を受けて、通路が準備される。 突撃を受け入れる準備。 そして、塔の本来の意図。1,067文字pixiv小説作品- 統一戦線記
湖畔の都市群 -24-
通路。 普段ならとてもわかりやすい入り口として機能している。 街の門として、そして出口として、そして通路として。 街道の役割も果たしている通路は、人々にとって便利なものであった。 しかし、後発隊にはそうは映らない。 明らかな罠、仕掛けである。 それでも、後発隊は突撃を仕掛ける。1,230文字pixiv小説作品 - 統一戦線記
湖畔の都市群 -19-
通路。 普段そこには、露店が立ち並ぶ。 街道として機能し、様々な往来がある。 通路に門は無く、ぽっかりと口を開けているように見える。 その本来の意図を知らぬ者には、優しい入り口。 本来の意図を知る者には、地獄への門。 草原の国の先発隊が、通路へと飛び込んでいく。1,177文字pixiv小説作品 - 統一戦線記
湖畔の都市群 -25-
後発隊の突撃。 重厚だが、確実に仕留められる。 過去、後発隊の突撃によって陥落しなかった陣は存在しなかったと言われる。 先発隊による華々しい戦闘が語られる事が多いが、実質の制圧は後発隊によって行われていた。 それを知るからこそ、先発隊は後発隊へ敬意を表する。 その敬意に応えようと、後発隊も先発隊を援護する。 相互信頼によって、草原の国の部隊は常に強固な組織として機能している。1,108文字pixiv小説作品 - 統一戦線記
湖畔の都市群 -26-
通路へと飛び込んだ後発隊。 罠だと知っていても、飛び込む。 それが、後発隊の使命でもある。 それ故に損耗率も高い。 しかし、その困難を突破して得られる領土、そして名声。 先発隊の影に隠れながらも、重要な部隊。 その機能に恥じぬためにも、罠へと飛び込んでいく。1,075文字pixiv小説作品 
統一戦線記飛沫の舞う地で -25-
傭兵団への攻撃。 それは波の国の望み。 だが、そのために他国が介入する。 それは避けねばならなかった。 しかし、現実は介入が発生する。 国内が戦場となる。 そのための覚悟が必要となる。1,061文字pixiv小説作品- 統一戦線記
湖畔の都市群 -17-
草原の国による突破。 その力は大陸随一とされている。 先発隊の機動力と、突破力。 その後に訪れる後発隊の制圧力。 二重の戦術は、ひとつの戦略として効果的に機能する。 一見すれば、無敵の部隊。 森林地帯を抜ければ、湖の国がある。1,103文字pixiv小説作品 - 統一戦線記
湖畔の都市群 -21-
森林地帯。 先の戦闘まで先発隊が駆け抜けた場所。 全く同じ場所を、同じ戦闘服が駆け抜ける。 今度の騎馬は、鎧を纏っている。 重量感のある姿。 森林はその部隊の進軍を拒もうとする。 しかし、その舞台は、一切の迷いなく、突き進む。1,194文字pixiv小説作品 - 統一戦線記
湖畔の都市群 -18-
森林地帯。 そこを抜けることが、草原の国の目的でもあった。 ここを抜けることができれば、湖の国を手中に収めることが出来る。 それこそが草原の国の目的であった。 圧倒的な速度、そして制圧力。 これはどの国にも負けることが無い。 その自負故に、通路へと突撃を開始した。1,116文字pixiv小説作品 
