長くて、多くのばあい折れ曲がりやカーブ・曲がりくねりのある廊下のこと。
宮殿、寺院、神殿などに設けられているものを指すことが多い。その他の大きな建物に設けられているものにも用いられることがある。
構造
回廊は建物の壁に接して設けられていることが多く、壁から少し離して建てられた柱の列とその上に載せられた屋根とから成る。
一般に、建物や庭を取り囲むように建設されていて、その建物や庭などを一周していることも多い。
また外空間と通じていることが多く、例えば宮殿や寺院の中庭に向けて開かれていたり、ショッピングモールの吹き抜けに面していたりする。
回廊地帯
地理用語として、ある地域から細長く飛び出している内陸地域のことを「回廊地帯」と呼ぶ。
両側をほかの国などの領土に挟まれていて、先端は更に別の国の領土などに接しているのが特徴である。半島や岬のように海・湖に突き出した地形のことは含まない。
代表的な例として、ナミビアのカプリビ回廊(ザンベジ川に達する。アフリカ大陸の東海岸へ行きやすい)や、アフガニスタンのワハーン回廊(中国に達するが、現在は往来が少ない)がある。