「サイヤ人は戦闘種族だっ!!!!なめるなよーっ!!!!」
「カカロットを倒すのはこのオレの役だ…てめえらガラクタ人形の出る幕じゃねえ」
「俺は……超ベジータだ!!」
「頑張れカカロット お前がナンバーワンだ!!」
「知りたいか? それは貴様が贋物で、オレがサイヤ人の王子 ベジータ様だからだ!!!!!」
概要
漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、宇宙最強クラスの戦闘種族サイヤ人の王子。本名は「ベジータ四世」。母星・惑星ベジータの名を冠し、生まれた時から戦闘能力が高く、それに裏打ちされたプライドも非常に高い。
名前の由来はベジタブル。
登場初期は、肩のプロテクターが長いタイプの戦闘服を着用していたがナメック星でのリクームとの戦いで負傷した後は、プロテクターが胸の部分だけの旧型の戦闘服を着用し、これが定着することとなる。人造人間編の後半で、ブルマの手で量産に成功している。また魔人ブウ編では、プロテクターを着用していなかった。
プロフィール
本名 | ベジータ四世 |
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種族 | サイヤ人 |
身長 | 164cm |
体重 | 56kg |
誕生年 | エイジ732年 |
趣味 | トレーニング |
好きな食べ物 | 好き嫌いなし |
好きな乗り物 | アタックボール |
嫌いな物 | にょろにょろしたモノ |
CV | 堀川りょう、三野雄大(ミニ:DAIMA) |
人物
サイヤ人の王子としてのプライドが非常に強く、サイヤ人という種族にも強い誇りと拘りを持っている。
そのため他人の指図を受けたり、自分に非があっても他人に頭を下げたりはしないが、その性格は徐々に変わっていき、セルゲーム終盤では自分を庇って左腕を負傷した悟飯に詫びを入れていた。
また、他人に力を貸したり逆に借りることを最も嫌い(これは初期の頃から一貫していて地球に襲来した際に悟空を厄介だと警戒していてもナッパと二人がかりで戦おうとは一切しなかった)単独行動を取ることが多い反面、自分の力が通じない状況に直面すると敵対者と協力するだけの柔軟性は持っている(上述の悟飯への借りを返すためにギャリック砲で助太刀し、セルに一瞬の隙をつくったことで、悟飯がセルとのかめはめ波の撃ち合いを制した)。
そうした性格からくる自信や好戦的な面から、セルやバビディの策略に乗ってしまったり、真っ先に先陣を切って飛び出して行くため、相手の反撃や特殊能力の餌食になってしまい、事態が悪化することもしばしば(但し、魔人ブウが純粋になった時に限っては私欲は一切無く自分達のピンチを打開しようとした結果そうなってしまっただけで、悟空もベジータに賛成していたので不憫である)。しかし、『魔人ブウ編』以降は調子に乗って事態を悪化させてしまう事はほぼ見られなくなっており、敵が切り札を隠し持っていたか土壇場で覚醒してしまう流れになるケースが増えている。
原作ではあまりプライベートな姿は描かれていないが、彼もサイヤ人の例にもれず凄まじい大食い。魔人ブウ編の序盤では、悟飯たちと一緒に結構な量の食事を食べている。
アニメ版では大食いであることが強調されるシーンが多く、『オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では悟空に楽しみとして取っておいた寿司を食べられて激怒するシーンがある。
「ベジータ」という名前はサイヤ人の王が代々襲名する名前であり、彼の父親の名もベジータ(こちらは「ベジータ王」と呼ばれている)。
なお作中でベジータは最後まで王子として扱われていたが、これは王に即位する前に惑星ベジータが破壊されてしまった為。映画「ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)」ではサイヤ人としての正式な名前は「ベジータ四世」である事が明らかになった。
また実は巨乳好きである為、ブルマが子供の姿では困るという気持ちを抱いていた事が「ドラゴンボールDAIMA」で判明した。
作中の出番
- 本編
最初は完全に悪役としての登場で、フリーザの配下としてナッパと共に星々を侵略していた「宇宙の地上げ屋」だった。原作の記念すべき初登場コマでは、なんと侵略した星の住人と思われる亡骸に腰掛け、そのちぎれた腕を手で持ってむさぼり喰うという、後々の彼からは考えにくい原始人のようなお出ましとなった(さすがにマズかったのか、アニメ版では喰らっているのが人型の腕ではなく昆虫の脚のようなものに変更されていた。別の場合だとドラゴンボールZKAKAROTでは該当シーンでは異星人自体が描写されず岩に腰掛けるだけになっている)。
フリーザの配下としてはそれなりに高い地位にあったようだが、プライドの高いベジータはその立場を気に入っていなかった。そんな時、ラディッツと悟空たちの戦いの折に、ドラゴンボールの話を知り、その力を使って「永遠の命」を手に入れようと地球にやってくる。しかしナッパがピッコロを殺したことでドラゴンボールは石になってしまい、ベジータはカカロット=悟空たちとの死闘の末に撤退を余儀なくされ、ピッコロと同族が住むナメック星に目をつける。
ちなみにナッパが先に戦ったこともあってか、ベジータは悟空の仲間を1人も殺していない。
だが地球でのやり取りをスカウターで聞いていたフリーザたちが先にナメック星に向かったことで、ベジータはフリーザに反旗を翻して出し抜くべく、悟空やクリリンたちとやむを得ず共闘関係を築くことになる。フリーザの脅威を知るベジータは、悟飯やクリリンを殺すことなく見逃したり、ギニュー特戦隊襲来時には 「永遠の命を手に入れてもお前達には手を出さないと約束する」 とまで口にしたりするようになる。
アニメでは「悪人」としての側面が強調されており、ナメック星にて協力関係を結んだクリリンたちに対して「用が済んだら(ポルンガで願いを叶えたら)始末する」と独白したり、悟空とフリーザが潰し合って消えれば自分の天下だと言い放って悟飯を怒らせた事もあった。
悟空への同族意識も強調され、フリーザからの勝利を諦める悟空の心の中に幻影として現れ彼を叱咤したり、悟空がフリーザとの戦いで超サイヤ人に覚醒した時は、その姿を見て嬉しそうに笑い加勢しようとした(掩護射撃する直前に原作同様、地球へ転移されたが)。
そのため、ところどころ原作の展開及びアニメのその後のストーリー自体と矛盾が生じている。
地球移住後はドラゴンボールで「永遠の命」を手に入れることもできたはずだが実行しておらず、また『人造人間編』に入ってからは超サイヤ人に覚醒し、自分に並ぶ者がいなくなったと確信した後も、積極的に悟空に挑んだり破壊活動を行ったりことはなくなっている。
セルが登場してから精神と時の部屋での修行を経て更にパワーアップするが、セルを完全体化するのをわざと見逃したり、その強さを見誤って逆襲されるなど、味方側でありながら事態を掻き回す事が多かった。
原作最終章『魔人ブウ編』では、遂に久々の悟空との直接対決を迎えるも魔人ブウの復活により中断。その後は魔人ブウとの相討ち覚悟で自爆し、閻魔大王の機転で復活するまでは出番がなかった。
そのため超サイヤ人3やフュージョン、老界王神の潜在能力解放などの登場による戦闘力のインフレについていけなくなるが、終盤では彼の機転が重要な役割を果たす。
アニメオリジナル作品である『ドラゴンボールGT』では、己の限界を極めるために自らを鍛え続けているという設定→ベジータ(GT)。髪はさらに後ろ髪が短髪となり戦闘服を着ることもなく、ワイルドなタンクトップにジャケットというちょいワル親父風のファッションをいつも着ていた。また、最初期にはヒゲを伸ばしていたが、娘のブラに似合わないと言われたことにショックを受け、ヒゲを剃った。鳥山明が娘にベジータにヒゲは似合わないと言っていたという話をスタッフが耳にしたためこうなった。
序盤では究極ドラゴンボール探しのため出番が少なく、ようやくまともな出番が来たと思ったらベビーに寄生されて体を乗っ取られたり、悟空不在の際に戦った超17号にはオリジナルの必殺「ファイナルシャインアタック」を繰り出すも手も足も出なかったりとろくな活躍がなかったが、終盤ではブルマの協力もあって超サイヤ人4への変身を可能にし、自らが嫌っていたフュージョンを悟空に提案し超一星龍と戦ったり、ダメージにより超サイヤ人4に変身出来なくなっても限界まで一星龍と戦い続けるなど、前半の不遇さを覆す活躍を見せる。
ドクター・ミューと超17号との戦いの中で、「サイヤの誇りを持った地球人」と発言し、地球を第二の故郷として大切に感じていることが強調されており、魔人ブウ編での葛藤も完全に無くなっているが、悟空に追い付けない自分に不甲斐なさを感じているところもあった。
- 劇場版DBZ
激突!!100億パワーの戦士たち以降、悟飯やピッコロほどではないが一部の作品を除いてほとんどにおいて出演している。
何かと噛ませ犬にされたり、プライドの高さから無闇に戦いを長引かせたりと、原作の身勝手な行動からイメージを膨らませた行動は多い。
一方でブウ編以降は復活のフュージョン!!悟空とベジータでは悟空からフュージョンを持ちかけられ拒否するも「お前ぇもう死んでるじゃねえか」ともっともなツッコミを受けて諦めたような顔になったり、龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやるでは、ヒルデガーンによって皆殺しにされかけた一般市民を命懸けで守ろうとし、自分の甘さを嘆いたりと、本編より丸くなった印象のベジータも掘り下げられている。
悟空と並んで超サイヤ人ブルーへの変身を可能としており、Z戦士の中でも一貫して本気の悟空と張り合える程のスペックと成長スピードを手にしている。超サイヤ人ブルー覚醒後は、悟空と並んで常に最前線で戦うようになり、ゴールデンフリーザやゴクウブラックをはじめとする神クラスの強敵相手に善戦し、力の大会では宇宙中から集められた猛者達を数多く撃破するなど、「第二の主人公」と言っても過言ではない大立ち回りを見せている。
未来世界で人類の大量虐殺を引き起こしたゴクウブラックとザマスに対し「オレがお前を斃したいのは自分の為じゃ無い!! トランクスと、この〝未来〟の為だ!!」と(良い意味で)サイヤ人らしからぬ名言を言い放ち、自分よりも格上の敵を前にしてもその精神がブレる事は無くなり、大切な存在や世界を救う為に命を捨てる覚悟で最後まで戦うという悟空に匹敵する強靭なバイタリティーとメンタルを会得するに至った。
ブルマや家族との関係
息子・トランクス誕生以後は徐々に性格が丸くなり、昔の様な悪行を辞め、家族想いな一面も見せたが、それまでにも紆余曲折がある。
ブルマとは少なくともトランクスが誕生した時点では正式に結婚していない。未来トランクスが来た未来においても、結婚しないまま死亡してしまっている(未来のトランクス曰く「でも結婚はしてなくて」「ああいう性格の母ですから…」と語っている)。
なお現代では「チチの乳」発言の際に、ブルマの事を「妻」と呼んでいた。
原作終盤にはトランクスの他に娘のブラを授かり、一男一女、2児の父となった。
しかし、そうして穏やかになっていく自分を嫌悪していた時期もあり悟空との真剣勝負を望むあまり、バビディにその心を見抜かれてわざと洗脳されたこともある。
当初こそ、未来のトランクスに(正体に気付いた後も)冷たかったり、赤ん坊だった頃の現代のトランクスの世話はしていなかった様子。後に、未来のトランクスとは精神と時の部屋で1年共に修行した事で、親としての情に目覚めた様子で、彼がセルに殺された際には激しい怒りを見せていた(作中で彼が自分以外の事で怒りを見せたのはこの場面が初めて)。
少しずつ丸くなった為か子供たちに対しては親バカで、現代のトランクスを最初は悟飯より強くしたいと鍛えていたり、その後は彼と同世代の悟空の息子・悟天と張り合わせ、トランクスが勝った時は「お前より俺の血統の方が優秀なようだな」とご機嫌で悟空に勝ち誇っている。
『ドラゴンボール超』では、ブラの出産に立ち会うために悟空との修行の誘いを断りソワソワしている場面が描かれ、悟空に「おめえが産むわけじゃねえんだから」ととんでもないことを言われた時にはアニメ版では「そんな事したら一生恨まれる」(「悟天の時はオラ死んでたしな」と返されていた)、漫画版では「お前は悪い奴ではないかも知れんが父親としては最低だな…」とどちらでも呆れていた(親子の情が希薄な下級戦士の産まれであるカカロットと、王族故にある程度の社交性を身につけているベジータの価値観の違いだと思われる)。
なお、この頃には自然とブルマやトランクスを名前で呼び、ビルスへの紹介時も「妻」「息子」としっかり説明していた。
また、漫画版では(力の大会後に、ブルマに相談無しで自家用の豪華クルーザーを17号にあげてしまい、怒らせたことへのご機嫌取りとは言え)率先してブラの面倒を見たり、生残者グラノラ編で悟空に「ブラを甘やかしてる」と言われても「それとこれとは別だろう」と言い返すものの否定はしていない為、甘やかしている自覚はある模様。
ちなみに最終回のエンディングでは舞空術で空を舞う赤子のパンを見て、トランクスの時と同様に悟空に食ってかかり、そのまま戦闘を繰り広げている(それを眺めていたチチとブルマも呆れ果てている)。
悟空との関係
フリーザ編では、ナメック星において会うたびに強くなっている悟空に一目置くようになり、地球に移住した後は、悟空を超えることを目標に自分を鍛え始めた。ただし口にこそ出さなかったが悟空のことはまだ「下級戦士」と見ていたようで、「サイヤ人の最エリートで王子である自分が超サイヤ人になればカカロットに負けるはずがない」とたびたび述べている。
互いにしのぎを削るライバル関係となった人造人間編以降では、かつて抱いていた野望(ドラゴンボールによる「永遠の命」なども)は失せ、前述の粗暴な悪から「悟空を倒す」という純粋な悪に変わっていた。これは後に、彼が超サイヤ人に覚醒するきっかけにもなっている。
魔人化して悟空と互角の戦いを繰り広げていた際、悟空が自分との闘いで全力を隠していた事をあの世で知り激怒。悟空から事情を説明された時も「どんな理由があろうと俺との勝負に手を抜いた事実に変わりはないんだ…なめられたもんだぜ…」と好敵手だと思っていた相手に手を抜かれていた事実(しかもこの件では今の脅威よりも悟空との真剣勝負に拘り潜在能力を引き出し、闘う上で邪魔になる甘さを完全に捨てて昔のような悪人に戻るために屈辱に耐えながらわざと洗脳を受けてまでパワーアップしたにもかかわらず、それでも悟空に大きな差を付けられていた事にショックを受けていた)にプライドを傷つけられていた。
結果、私情を優先している場合ではないと理解していても不満を抑えきれず、ブルマやトランクス達が犠牲になった事を聞かされるまで悟空との合体を頑なに拒否していた。
しかし原作の最終決戦において自らと異なる高みにいる悟空の戦いぶりに見せられたベジータは「お前がナンバー1だ」と発言し、原作のラストでは「そのうち必ず勝ってやる」となんだかんだ悟空を認めつつ、最後まで悟空を強く意識して前向きに闘志を燃やしていた。
純血のサイヤ人としては悟空と二人だけ生き残った存在であり、一応そういった意味で悟空を特別視している面が描かれる事もある(その貴重な存在のナッパを自ら殺した事もあるのだが)。
悟飯との関係
当初は「カカロットのガキ」「チビ」と呼んでいた。悟飯もベジータの事は呼び捨てにしてタメ口で話していたが、ナメック星での共闘を経て仲間意識を持ち出し、人造人間編以降は「ベジータさん」と呼ぶようになり敬語で話すようになっている。
悟飯の実力は認めており、セル編のラストでは復活したセルからの攻撃を庇ってダメージを負った悟飯に対して、「すまなかったな…悟飯」と謝罪を口にしている。また悟飯の事を名前で呼んだのもこの場面が初めてである。以降は礼儀正しい性格をしているかどうかは不明だが、悟飯に対して寛大な態度を取ることが多い。
高校生となってからも、鍛錬を促したり「逆上してぶっちきれるとどうなるかわからん」と評価しており、悟飯が死んだと思われてた際にも謝罪の言葉を口にしたり、「(ブウに対し)てめぇよくも悟飯を殺しやがったな」と発言している。
漫画版『超』でも第7宇宙において、自身と悟空の次ぐ実力者として真っ先に悟飯を挙げており(悟空はブウとピッコロを挙げていた)、「潜在能力が一番高いのはあいつだろ」と認め、後に修行を付けて力の大会に参加した際にはその力を褒めていた。
アニメでは直接褒める事はなかったが、悟空と本気の修練を行っている様子を察知して喜んでいたり、共闘する際にも激励する場面が見られる。
先述のように、悟空に対しては同じ純粋なサイヤ人としての強い仲間意識を持っているとすれば、悟飯には”子世代”及び”地球人とのハーフ第一世代”としての期待を寄せているのかも知れない。
他者との関わり方
悟空以外の戦士達との関係性はほぼ描かれておらず、実は原作では名前で呼んだ事がある相手も非常に少ない(『復活の「F」』や『超』ではクリリンの名前も呼んでいる)。例として悟空や家族以外では、フリーザとの戦いで実力を認めたピッコロ、セルとの戦いで力を認めた悟飯、そして終盤にナメック星以来の協力関係となったデンデくらいである(ナメック星でのベジータの所業はさておき)。
ピッコロに対してはフリーザ第ニ形態と互角以上に戦っていた事に驚愕し、後に人造人間20号を圧倒していた強さを見た時も感心している様子を見せた。
それ以降は精神と時の部屋の修行を経てピッコロ以上の実力を常にキープしていたが、ブウとの戦いで自爆を決めた際にはトランクス達を彼に託し、最期の会話を交わすなど戦友として信頼している様子を見せた。
高いプライドを持つが、フリーザや破壊神ビルスなどといった格上の存在には歯向かわず、敬語を使い、うまく立ち回り自己の立ち位置の確保をする柔軟性も持ち合わせる。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』では破壊神ビルスの来訪に対し、彼を怒らせて地球が害される(=家族に危害が及ぶ)ことがないよう、プライドを投げ打ってまでご機嫌取りに奔走する姿が描かれ、この事は悟空にも強く影響を与えた。ちなみにアニメ『ドラゴンボール超』では、彼のご機嫌を取るため美味しいたこ焼きを作っている。
『神と神』での事件及び『超』以降は、地球や家族を彼の脅威にさらさないために一貫してビルスに対しては下手に振る舞っているが、第6宇宙チームとの試合後の祝勝会におけるゴタゴタの中で「ビルスの野郎」と本音がもれたこともある。
また、神クラスの相手に対しても遠慮というものが殆どない悟空に対しては彼がフォローに回らざるを得ない場面も多く、神絡みのエピソードでは気苦労が絶えない。
一般常識も持ち始めており、『超』で則巻アラレと戦った際に頭が外れた時にはアラレの正体を則巻千兵衛とDr.マシリト以外は知らなかった(悟空がアラレの正体を知っているのは長期滞在したリメイク版『ドクタースランプ』にゲスト出演した時のみ)為、「子供を殺めてしまった」と勘違いしたのかその場に居合わせたブルマやサタン、悟空と当のベジータ本人の全員が動揺した(客観的に見れば当然の反応なのだが…)。
『超』の宇宙サバイバル編では戦闘力では大きく劣りながらも、その経験値と技量によって活躍し、命を賭けた覚悟によって戦い続けた亀仙人を助ける場面があり、限界まで戦った彼に対し、戦線の離脱を促していた。
過去の悪行に対して罪悪感も抱いており、漫画版『超』の銀河パトロール囚人編ではナメック星人を守ろうとしており、「自分は死んだら地獄行きなのは当の昔に覚悟してる」とも溢していた。
ブロリーとも知り合った事で、純粋なサイヤ人3名でウィスの元で修行する関係となった。
戦績について
ちなみに、ドラゴンボールをあまり知らない人からはよく勘違いされるが、実は原作でベジータが悟空に1対1で負けたことは一度もない。
初対決時は、悟空と一進一退の攻防の末に大猿への変身を行い彼を圧倒、その後悟飯・クリリン・ヤジロベーが悟空の助力に現れ、敗走に近い引き分けという結末であった。
以降はリクームに敗北後悟空に救われたり、フリーザの最終形態に戦意喪失したり、セルの最終形態や純粋ブウにボコボコにされたりと悟空・悟飯の前座(噛ませ)としての役割を負わされる場面が多かった。
端的に言えば"ベジータが敗れた相手を悟空が倒す"事が多かったために、間接的に悟空が戦闘力に上であるという場面が多く、直接対決しても常に悟空に勝てないという認識が広まってしまった(大きく外れてはいないだろうが)。
また、作中では何度か悟空の戦闘力を超えたと明言されている時期が存在するため、別にずっと悟空に負けっぱなしというわけではない。
初戦のサイヤ人編では最終的に悟空達の連携に負けたものの、悟空自身は大猿ベジータに全身の骨を折られて瀕死に追い込まれており、一方のベジータはまだまだ戦闘続行出来るという絶望的な状況であったため、実質、悟空個人には勝利している(ただし悟空も戦いは放棄しておらず、その後も元気玉をクリリンに託したり、悟飯に大猿になるように指示するなど援護はしたため、悟空「達」に負けたといえる)。
次に戦ったのはブウ編でわざとバビティに洗脳された時で、このときは悟空と互角に戦っていたが、試合中にブウの気配を感じた悟空から待ったをかけられたのと、ブウを復活させてしまった責任感から戦闘を中断。悟空はベジータと一緒に共闘する気満々であったが、不意をついて気絶させ、復活させてしまった責任を取るため単身ブウへと挑んでいる。
ちなみに自身との戦いの際に悟空が切り札を隠していた事にショックを受け、嫌味を言っていたが、ブウとの戦いを控えていたことや現世にいられる時間が一気に短くなってしまうというデメリットを考えると、セル編でトランクスが見せた筋肉肥大化形態と同じく当時の悟空にとってはあまり実用性がない形態だという認識だったと思われる(作中超サイヤ人3を見せたのもブウに「もっと強い奴が来るから」という証明のための実演兼時間稼ぎと、体力が持たなかったがなりふり構わず純粋ブウを消し飛ばそうとした最終決戦だけである)。
『ドラゴンボール超』では悟空と修行仲間になり、共にウィスの元で修行を積んだ事で実力は殆ど互角であった。
漫画版では未来トランクス編で差をつけられたが、生残者グラノラ編で再びほぼ互角の実力に戻った。
そして映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』において、遂に念願の悟空超えを果たすことが出来た(「変身と気功波は無し」という制約の上、お互いグロッキーになるまで殴り合った末のD.K.Oだが)。
しかし、持ち前のプライドの高さや悟空のことを内心認めている為、別の意味で負けたと思い、本当の意味で完全勝利したいと思っている。
変身形態
大猿
作中では初めて悟空と戦った際に変身した。戦闘力は約10倍にも跳ね上がる。悟空や悟飯などと違って理性を失うことはない。
満月の光ではなく、一部のサイヤ人だけが作り出せるというパワーボールという特殊な光球を作成し、そこからブルーツ波を浴び変身した。そのため若干戦闘力がダウンしている。
悟空を瀕死の状態まで追い詰めるが、ヤジロベーに尻尾を切られ元に戻った。
なお、切られた尻尾はいずれ生えてくると言っていた(悟空はそうだった)が、なぜか二度と生えてこなかった。
本人曰く「醜くて嫌」なので本当は変身したくないとのこと。
原作ではこれ一度きりだが、「ドラゴンボールGT」で再び変身した。2回目は乗っ取ったベビーによる強制変身。3回目はブルマが作った「ブルーツ波発生装置」のブルーツ波を浴びた変身。この時ブルーツ波を大量に浴びた為か一時的に理性をなくしていたが、すぐに理性を取り戻した。
超サイヤ人
人造人間との戦いまでの3年間の修行中に悟空を超えられない自分への怒りで覚醒した。
心臓病の影響で悟空が苦戦していた人造人間19号を相手に圧倒的な実力を披露し、最後は新技「ビッグ・バン・アタック」で破壊した。だがその後、ドクター・ゲロに人造人間17号達の起動を許してしまい、人造人間18号との一騎討ちに敗れる。
その後、トランクスと共に精神と時の部屋に入り、超サイヤ人をもう一段回進化させる。100%フリーザのように筋肉が膨張しパワーが増加している。
ベジータはこの姿を自ら「超ベジータ」と呼称し第二形態のセルを圧倒した。しかしそれで調子に乗ってしまいセルを完全体にさせてしまったことで敗北。因みにこの時の完全体セルのフィニッシュブローはベジータが第二形態に使った腹を蹴り上げ背中に肘鉄を食らわせた攻撃を意趣返しのように真似したものである。
なお、この後トランクスはベジータを超えたとし、ここから更に進化させた(筋肉をさらに膨張させた)超サイヤ人第三段階を披露するが、実はベジータも変身可能(アニメではトランクスの台詞により明言されている)で、その弱点に気づいていた事で敢えて変身していなかった。
セル編後は、作中に登場する超サイヤ人は全員第四段階へと移行していった。
魔人ベジータ(破壊王子・凶戦士)
魔人ブウ編で悟空に追いつけていない事に気付いた事と、地球で暮らし始めて家族や悟空に影響され穏やかになっていく自分が許せなくなり、バビディに魂を売り悪人に戻った姿。とは言ってもベジータは計算済みで意図的に術を受けた為、ダーブラ達とは違い屈強な精神力とプライドでバビディの支配を退けており、バビディの命令には従わない。
バビディの力で潜在能力が限界以上に引き出されており、洗脳された直後から常時超サイヤ人の姿となっていた。
この姿で超サイヤ人2(後述)へ変身すると、戦闘力は超サイヤ人2の悟空と互角となる。ピッコロの目算でも「セルと戦ったときの悟飯並かそれ以上か」だが、魔人ブウには敵わなかったため、ピッコロ達にトランクスのことを任せ自爆せざるを得なかった。
ちなみに、死後に閻魔大王の機転で再び肉体を戻されたときには、本人が死亡したためかバビディも死んでいたためか不明だが洗脳は解けていた。
超サイヤ人2
悟空同様にセルゲーム後に、7年間、激しい修行を積んだ事で変身できるようになった形態。
「バビディに洗脳されて覚醒した」と勘違いされている事も多いが、天下一武道会で悟飯の超サイヤ人2を見て「今では自分たち」の方が上という発言や、悟空対ヤコン戦での「(やはりカカロットの野郎も壁を超えやがったか…。超サイヤ人の壁を…)」という発言、更にバビディに洗脳されてセルと同格になったダーブラを見ても普通に倒せる相手といったことからも、悟空の超サイヤ人2には劣るだけで洗脳前から変身可能である
事実、原作ではちゃんと魔人ブウ(純粋)との最終決戦で身体から超サイヤ人2特有のスパークを発している。以上の情報から鑑みると、明確になっている実力的には「セル撃破時の超サイヤ人2悟飯以上、ブウ編の超サイヤ人2悟空以下」という事になる。
しかし、アニメ(劇場版含む)でベジータがスパークしてるのは魔人時のみで通常時にスパークしてることはただの一度もない。これは作画の関係上、アニメは超サイヤ人3に比べて超サイヤ人2のスパークを省きがちというのに加え、少年悟飯や悟空と違いベジータは超サイヤ人2になっても髪型が変化しないため、アニメではただの超サイヤ人にしか見えないという不遇を抱えている(アニメはスタッフが劇場版いずれでも、悟空・悟飯含めて形態を理解してない作品が数多く見られる)。
ビルスとの戦いではご機嫌斜めな彼が思わずブルマに手を上げたことに激昂、超サイヤ人3の悟空を大きく凌駕する力を発揮した。アニメ版ではこの際、ビルスに自身の約1割ほどの実力と評された。
1割というとあまり大したことのない数字に聞こえるが、超サイヤ人3の悟空はデコピンと「触れるような」手刀という、小手調べですらないであろう攻撃で倒されてしまっている。
後に悟空は超サイヤ人ゴッドで(ビルスの自己申告とはいえ)6割程度の実力を出させていたが、それでも彼に一割の力を出させるというのはかなりのものと言える。
超サイヤ人4
オリジナルアニメ『ドラゴンボールGT』で登場。
子供になってしまった悟空と違い尻尾が無いため、ブルマが作った「ブルーツ波発生装置」のブルーツ波を浴びて無理矢理大猿になり、そのまま超サイヤ人3を飛ばして超サイヤ人4に変身した。
大猿化した際に正気を保っていることが超サイヤ人4に至る条件だが、ベジータは元々耐性があったため難なく条件を満たしている。
変身後すぐ悟空にフュージョンを持ちかけたため戦闘シーンは少ないが、悟空の超サイヤ人4とは互角の実力を持つ。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 / 超サイヤ人ブルー
劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』及び『ドラゴンボール超』で登場。
超サイヤ人ゴッドの神の気を体得し、その気をコントロール可能になる事で、変身可能となる。
超サイヤ人ゴッドを上回る戦闘力を誇る。鳥山明脚本の『神と神』ではエピローグでベジータは超サイヤ人ゴッドになる事を望んでいたが、アニメ版『超』では自ら覚醒を拒否し、超サイヤ人ゴッドの力から神の気を手に入れた悟空とは違い、ウイスとの修行で神の気を手に入れた。
アニメ版では“未来”トランクス編で1人、精神と時の部屋に入り大幅にパワーアップを遂げ、自身、そして悟空が一度は敗北したゴクウブラックを圧倒していた。最終回の時点では悟空と互角に戦っている。
ちなみに、アニメ版で「超サイヤ人ブルー」という名称を出したのはベジータが初(破壊神シャンパ編でのキャベとの対戦時)。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化 / 超サイヤ人ブルー進化/強化
アニメ版『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編(力の大会)で登場。
ジレンを倒し、キャベとの約束を果たすために自らの殻を破って覚醒した。
瞳が身勝手の極意の瞳孔と似た銀と青のものへと変化し、全身が銀色に光輝き、髪色やオーラはより青みを増す。
悟空が覚醒した身勝手の極意とは別のやり方で限界の突破を試みたベジータ独自の変身形態で、大神官曰く「今までの超サイヤ人ブルーをはるかに凌駕する力を我が身に集約させた」姿なのだという。
破壊神となったトッポをも上回る戦闘力を持ち、かつてブウとの戦いで使用した自爆技を使用しても死亡せず耐えられる耐久力を持つ。
作中では名称は語られず『スーパードラゴンボールヒーローズ』やDBオフィシャルサイトでは「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化」、設定画には「超サイヤ人ブルー・強化」と記載されている。
漫画版では、これと同じ立ち位置の変身が登場。
アニメ版と異なり瞳の変化はなく、外周が濁りのある濃い青色のオーラを纏っているのが特徴的。
覚醒の経緯はアニメ版と似た理由で、戦闘力はジレン曰く身勝手の極意(兆)の悟空の次に強いとのこと。悟空はこの少し前にアニメ版の超サイヤ人ブルー界王拳と同じ原理の技を披露しており、つまりこのベジータの変身はその時の悟空より強いということになる。
なおこちらでも作中で正式名称は語られていない。
この形態でスピリットの強制分離などの新技も使用した。
超サイヤ人ゴッド
漫画版『ドラゴンボール超』及び劇場版『ブロリー(BROLY)』で登場。
漫画版が初出であり、ゴクウブラックとの二度目の戦いで変身する。
既にこれより上の形態である上述の超サイヤ人ブルーに変身できるが、漫画版では変身初期は「ブルーはパワーは強いが負担も非常に大きい」というデメリットがあった(後に超サイヤ人同様に慣らされていくがそれでも気の消耗は大きい)。
そのため一度目の戦いでブラックに敗北した後精神と時の部屋で打開策を発明、それがこの超サイヤ人ゴッドの活用であった。ゴッドはブルーより負担が少ないという特性から、普段はゴッドで戦い、攻撃時だけブルーになることでパワーを溜め込んで攻撃するという戦法でブラックを圧倒した。
アニメも同様に登場順序ではブルーの後にこちらが登場しており、劇場版『ブロリー』では映像作品としては初めて変身した(テレビ『超』では未登場)。
前述の通り長らく変身を拒否していたが、戦いの中で急激に戦闘力を上げていくブロリーに対抗し、超サイヤ人から一気に変身。空気弾の様な技を使ったり見切りや躱しなど、神らしい技巧的な戦い方でブロリーを圧倒したが、彼が大猿の力を解放すると弾き飛ばされ、そのまま悟空とバトンタッチした。
我儘の極意
漫画版『ドラゴンボール超』のみで登場した漫画オリジナル形態。ベジータ固有の強化形態でもある。
破壊神ビルスとの修行で破壊神の力に目覚め、グラノラ戦で覚醒した形態。ダメージを負うたびにサイヤ人の戦闘本能が刺激され進化する。耳飾りは破壊神ビルス達と同じ、破壊の技を使う者の証。
ゲーム等のオリジナル形態は個別記事で参照。
余談
設定の変遷
年齢
登場当初は少年のような姿で描かれており、口調も幼さを感じさせるものだった。これはラディッツの「カカロットと同じように赤ん坊の頃に他の星に送り込まれていた」という言葉にもあるように、現在より年齢が低く設定されていたからである。
アニメ『ドラゴンボールZ』では悟空より年上という設定になっているが、原作者・鳥山明がインタビューで参加した「みっくすSaらだα」の同人誌『みんな愛のせいね3』で、ベジータについて「アニメの方では違ってんだけどぉ。ちなみにベジータは、悟空よりずっと若いつもりで僕は描いてるし、でも今度アニメででるやつ(アニメスペシャル・バーダックのお話)は、悟空が赤んぼの頃、もうベジータは子供だったみたい。そう、あーこの辺り云っとくの忘れちゃったなー」「(ベジータの年齢は)二一、二じゃないかなー僕の雰囲気としては」と語っている。
つまり、連載中の鳥山の設定では最初の少年のような感じが本来のベジータの年齢設定であり、悟空より年上というのは鳥山が関わっていないアニメオリジナル設定に過ぎないということである。
後に『ブロリー』において悟空とベジータ親子周りの設定が改められた事で、ベジータが悟空の兄であるラディッツと近い年齢で任務に赴いてる時期に、悟空は「成長が遅いタイプ」で育児ポットで育成されていた(それでも数歳差程度ではあるが)。
『ドラゴンボールZ』で初登場した時(及びその直前のアーリア星漂着時)には、髪や戦闘服の色は茶色を主体とした色合いであったが、地球に来たときにはよく知られる青のスーツと白いアーマーに変更された(『ドラゴンボール改』では初登場時から青のスーツと白いアーマーを着るようになっている)。
長らく黒歴史となっていたカラーであったが、近年では色違いとして採用しているゲーム作品も散見されている。
また、着替えた旧型の戦闘服についても初期のカラーではジャージの部分が黒かったが、人造人間編では青で統一されている。
幼少期の姿
「純粋なサイヤ人は頭髪が不気味に変化したりはしない」という原作設定があるが、ベジータの少年時代の容姿は作品によって異なっており、特にアニメ『Z』『たったひとりの最終決戦』『超』では前髪がある姿であったのに対し(その時の少年ベジータのデザインはキャラクターデザイナーの中鶴勝祥が担当した)、鳥山が原作として描いた正史『神と神』『ドラゴンボールマイナス』『ブロリー』では今の大人時代と変わらない姿をしている(『ブロリー』では赤ちゃん時代でも今と同じ髪型をしていた)。
放映・登場順は『Z』及び『たったひとりの最終決戦』→『神と神』→『超』→『マイナス』及び『ブロリー』という変遷である為、リブート時に鳥山が設定に携わった事で幼少期の姿の設定が変わった模様。
ちなみに『超』ではベジータ王に対して「パパ」と呼んでおり、普段のベジータらしからぬ呼称で呼んでいる場面もある。
ニート
よく働いていないことで弄られる悟空が『超』では何だかんだ農家として働き始めているのに対し、ベジータは悟空が働き始めた頃でも働いておらず、「悟空より働かない本物のニート」等とネタにされる事がある。
しかしそもそも妻が世界有数の大企業の社長令嬢である事を考えると話は変わってくる。
実際問題多少働いた事でブルマの収入に対して足しになるほど稼げる可能性は非常に低いため、主夫としてブルマのサポートに回る生活は非常に合理的であり、実際にベジータは悟空と違って育児や家事をしている。
また、過去にフリーザ軍の一兵士としてフリーザにヘコヘコしていた経緯から目上の者の機嫌を取るためのコミュニケーションスキルには長けており、こちらも実際に復活フリーザやビルスが地球を訪れた際に発揮されているため、ブルマの仕事上の付き合いで役立っている可能性がある(少なくとも絶対に失礼しないようにブルマに厳命されたら悟空と違って万が一は無いだろう)。
そして何より、ブルマの自宅は社長であるブリーフ博士も同居している仕事場兼用の建物であるため、本来ならば何人も警備員を常駐させていなければならない場所であるのだが、戦力としては一般人が100人いるよりもベジータが1人いた方が遥かに強いため、下手に働きに外に出るよりもベジータに家にいて貰う事によって警備員を雇わなくて済む経費削減効果は非常に大きい(実際に西の都は治安が悪い。10万ゼニーを持っている悟空から奪おうとするチンピラがいたり、悟空が社長令嬢のブルマと知り合いだと聞いたお巡りさんが「悪い奴だったら大変だ」と疑ったりしている)。
以上の事から、働かない限り身内の財産を食いつぶす一方だった悟空と異なり(悟空は実際にチチの親である牛魔王の財産を食いつぶしかけた)、働かずに家にいて貰う価値のある「自宅警備員」と見る事ができる。
また異種族の王子としてプライドの高いベジータが暮らす場所としてもカプセルコーポレーションは申し分ない。修行が出来る施設があることも拍車を掛けている。
二人称
原作では二人称に「テメエ」等の言葉を使っていたがアニメでは「貴様」で統一されている。これは声を担当した堀川がベジータはすぐ死ぬだろうから最後を飾る巨悪として演じようと思い、原作以上に尊大に演じたためである。
当時アニメが原作連載に追いつきかけており、敵キャラは「4週かけて死ぬ」というパターンが制作サイドのお決まりになっていた。
堀川自身も「彼もそうなるだろうから、チンピラみたいな安い演技はやめよう」と思い、必要以上に「貴様」等の言葉を使った為と言われている(台本にも「てめえ」と記載されていたと堀川自身が「ぼいすた」にゲスト出演したさいに語っている)。
原作者の鳥山明も「悟空と戦って死ぬただの悪役」という認識で書いていたが、予想以上に人気を博し、読者の反応が怖くて殺すに殺せなくなったと語っている。
なお、現在ではWebの普及もあって割と知られているが、二人称「貴様」が「キサマ!!」と蔑称的に使われるようになったのは大東亜戦争後の事。元々は「貴」「様」の漢字そのものが示す通り、尊敬語である。
なのでそこらへんのチンピラや不良が使うと下品に聞こえるが、曲がりなりにも高貴な血統と実力を持つベジータが言うと引き締まる言葉ではある。
絶望の未来
未来トランクスがいた時代を描いたTVスペシャル『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では、17号に殺されている。超サイヤ人にはなっていたがまるで歯が立たず、地面に倒れたところへ気弾を撃ち込まれ消し飛ばされてしまった。
皮肉にも17号もまた地面に倒されたところで、気弾を撃ち込まれて消し飛ばされるという末路を辿っている。
主な必殺技
かめはめ波と似たポーズで撃つ光線。身体を大きく捻って両腕で構えを作り、発射する。作品が進むごとにほとんど使わなくなっていくが、『超』では打って変わってギャリック砲がよく登場する。
着弾すると大爆発を起こす強力なエネルギー弾を片手から放つ技。原作では一回しか使っていないが、『Z』ではもっぱらビッグバンアタックを使う。アニメ・劇場版・ゲームにおいては、『指を揃えた構え』を、ビッグバンアタックとしている様子。
両腕を広げてから前方に構えて、強力な光線を放つ。セルにぶちかましたことで有名。
魔人ブウの身体を粉々にした自爆技。結局再生されてしまい無駄死にに終わるという悲しい結末に終わるが、『超』では長年の鍛錬と超サイヤ人ブルーの力もあって生き残る。
ドラゴンボールGTでの必殺技。2回しか登場していないうえどちらも構えが異なるが、一般的には片手を少し引っ込めて緑色の気功波を放つ。
意外な弱点?
実はベジータはギャグキャラとは非常に相性が悪く(元々シリアスなバトルキャラなので当然と言えば当然だが)、ギャグマンガのキャラと共演するたびに酷い目に遭っている。
鳥山氏のギャグマンガ『ネコマジン』にゲスト出演した時は、主役のネコマジン達に散々振り回されたため、 「二度とギャグマンガには出ない……」 と言って逃げ帰っている。
さらには、『超』でアラレと戦った時も、普通の戦い方が全く通用せず 「この出鱈目な強さは、恐らくギャグマンガのキャラ」 とメタ発言をしてしまうほどにボコボコにされ、最後には遥か彼方に吹っ飛ばされて 「二度とギャグマンガの奴とは闘わん……」 とすらこぼした。
なおその際、「恐らく奴はギャグ漫画のキャラ…!」「バトル漫画の戦い方では埒が開かん…!」とメタ発言も行っている(それで「あ!UFO!」と気を逸らして不意打ち等ギャグ漫画の戦い方にシフトできる辺りは流石「戦闘の天才」であろうか)。
一方で屈指のネタキャラとして弄られたベジータ連載当時、週刊少年ジャンプの読者ページであるジャンプ放送局での「ドラゴンボール特集!!」ではイメレスよろしく散々ネタセリフを言わせられたりと弄られまくりでネタ方面でも人気があった。
同名の商品(名前系バラエティ)
ベジータの名前の由来はベジタブル(野菜)。たまたま発想が同じだったためか、野菜を扱った商品に「ベジータ」の名をつけられることがまれにある様子。
発売されてもファンの間で噂される程度だったが、2015年発売の「カップヌードル ベジータ」では初めてアニメと公式コラボしたCMが放送され、当時話題になった。
- ベゲタ(VEGETA)(調味料、クロアチアポドラヴカ社、1958年-発売中)
- ベジータベータ(飲料、日本コカ・コーラ、1991年-2015年)
- VEGETA(冷蔵庫、東芝、2010年-発売中)
- カップヌードルベジータ(カップヌードル、日清食品、2015年-2016年)
- ベジタブルおっとっとコンソメ味(森永製菓、2015年-)マスコット・とと丸の遠い親戚「ととベジータ」が登場している。
- また同名ではないが、影響が疑われる商品名に「ベジタマゴ(ケンタッキー)」「ベジートスムージー(森永)」「野菜シート・ベジート(アイル)」「ベジたべる(カルビー)」等がある。
ちなみに東芝の冷蔵庫「VEGETA」は野菜収納に特化しているのが売りだが、2014年SHARPから「メガフリーザー」という名の冷凍室に特化した冷蔵庫が発売されている。正気か冷蔵庫業界。
…と思っていたら、2018年7月7日東芝の冷蔵庫「VEGETA」がベジータとキャンペーンコラボしている。
キャンペーンの内容は、キャンペーンサイトにあるドラゴンボールマークを探して、クイズの答えとして専用ハッシュタグと共にツイートするというもの。
キャラソン
ベジータのキャラソンの一つに『ベジータ様のお料理地獄』がある。当時のベジータはニヒルな悪役のイメージが強いがそのイメージを悪い意味で覆す曲である。
因みにもう一つの方である『Saiyan Blood』はまともな曲である。
ゲーム作品への出演
コンシューマーゲーム
初登場作品はファミコンソフト『強襲サイヤ人』のラスボス。
戦闘力18000とラスボスらしい圧倒的な数値を持つ。次点がナッパの4000なので、以下に強大か分かる…
…のだが、原作と違い「5人は戦闘に参加する」システムの為か、バランスを考慮して数値に反して実力の方はやや控えめで前座のナッパとステータスを比べると戦闘力と防御以外は全て劣っている。
- ベジータ HP:1200 戦闘力:18000 攻撃:25 守備:7 最大技威力:ギャリックほう:140
- ナッパ HP1800 戦闘力:4000 攻撃:65 守備:6 最大技威力:クチからエネルギーは:160
もちろん戦闘力の関係でナッパより格段に強いのでラスボスとしての面目は保っている。
『超サイヤ伝説』では隠しボスとしてフリーザ編準拠の衣装の超サイヤ人が登場している。
次作『激神フリーザ』以降のカードバトルでは基本的に仲間キャラではあるが、原作再現か基本的に命令不可、常に強制オート戦闘という扱い。
そのせいで『烈戦人造人間』ではイベント戦闘以外で超サイヤ人にできないハメになり、『サイヤ人絶滅計画』ではカードの組み合わせで必殺技を覚えさせる仕様なのに命令できないため、いつまでたってもちっとも技を覚えてくれない。「ファイナルフラッシュ」と「ビッグバンアタック」の習得が本作最大の難関と言われるのは語り草である。
例外として『烈戦人造人間』のベジータソロシナリオと『超サイヤ伝説』では命令が可能。しかし、『超サイヤ伝説』では戦う気がない!と無駄行動をとるほか、ベジータのみを戦闘に出すと仲間を盾にして戦闘しない、全体攻撃の「ばくはつは」を使い時々仲間を巻き込むなどやりたい放題で基本的にあまりアテにならないが、悟空が到着するまでは紛れもなく仲間最強キャラであり、特にザーボン戦やリクーム&グルド戦は順当に進めていればベジータ抜きではとても太刀打ちできないので頼らざるを得ない。
また『GT』の姿は超サイヤ人4のみが登場し通常形態や超サイヤ人が登場することは稀。『GT』の通常形態については魔人ブウ編での姿のベジータに代役をさせることもしばしばあり、『ドラゴンボールZ』シリーズでは『3』と『インフィニットワールド』でZのベジータにも超サイヤ人4の変身をさせることができるようになっている(後者ではGTベジータも別枠で登場しているが、Zのベジータの場合はバビディの魔術のスキルをつけると4に変身できなくなってしまう)。
『Sparking!』シリーズでは、悟空に次いで時代による分割が多いキャラクター。
初登場〜ナメック星編までの悪人時代は「ベジータ(スカウター)」、人造人間編は「ベジータ(前期)」、魔人ブウ編は「ベジータ(後期)」と全て別キャラクター扱いで細かく時期分けされており、使用する技や変身形態も異なる。
また、バビディによる洗脳を受けたベジータも「魔人ベジータ」として登場する他、『GT』のベジータも「超サイヤ人4」形態のみ登場する。
最新作『Sparking!_ZERO』では新たに『超』のベジータも登場し、「超サイヤ人ゴッド」や「超サイヤ人ブルー」に変身可能。
ただし、パッケージにも描かれている「超サイヤ人ブルー(進化)」については残念ながら単独のキャラクターとして登場しておらず、「超サイヤ人ブルー」のスキル「限界なんぞ超えてやる」を使用すると見た目やオーラが変化し、能力が上昇するバフ技して扱われている。
また、IFとして肩パッドありの方の戦闘服の超サイヤ人も登場している。
『ドラゴンボールゼノバース』では、主人公の師匠として登場したり、ストーリーでは敵として登場したりもする。厳しい性格だが主人公の成長には不器用ながらも喜びを見せる。
『ドラゴンボールゼノバース2』では前作と同様の役回り。
DLC追加ストーリー「∞の歴史編」では序盤でブルマから通信が入り、約束を放棄していることを怒られ、修行から離脱するが、パートナーのベジータもそれを聞いて約束を忘れていたことを思い出し、『用事を思い出したから帰る』と言ってこちらも戦いから離脱するのだった(昔よりは丸くなっている)。
黒幕との対決の際、「別の歴史から連れて来られた未来トランクス」と対峙する。
このトランクスはあえて黒幕の仲間になることでベジータと主人公の試練として立ちはだかり、この世界を守れるだけの力があるかどうか試そうとしていたのである。それを知ったベジータは「親不孝な息子だ」と言いながらも、どこか嬉し気に息子との勝負を展開。追い詰められたトランクスが弱音を吐いた時は、父として叱咤し戦意を取り戻させた。
悟空がパートナーのルートでは、逆に「別の歴史から連れて来られたベジータ」が敵として立ちはだかる。このベジータは悟空との決着を強く望んでおり、あえて黒幕の仲間になることで悟空と戦う理由を作ったのだ。
しかし悟空からは「そっちの歴史のオラと戦り合えばいいのに、わざわざ別の歴史から邪魔しに来るなんて気持ち悪りィぞ」と引かれている(擁護するならばおそらく悟空がセル編で死んで魔人ブウ編で生き返らなかった世界線の可能性がある所だろうか)。
追い詰められた際は「やはりオレはカカロットには勝てないのか……」とくじけそうになるが、悟空から「そんなことを言うためにここへ来たんか?」と叱咤され、戦意を取り戻して立ち向かっていった。
さらに新たなDLC「炎と破壊神編」のエクストラミッションではフューによって大量のエネルギーを送り込まれ強化された破壊神トッポ相手にアニメ同様ブルー進化でのファイナルエクスプロージョンを使うもかき消されてしまう。
さらにはトッポ同様にエネルギーを送り込まれ操られそうになるも、エネルギーだけを吸収してそれを跳ねのける。さらには助けに入ろうとするトランクスを制止し、一人でトッポの前に向かう。
そして、愛する家族とキャベの幻影を背にプライドを乗せた最大級のギャリック砲を放った。
「Episode saga」では超サイヤ人ゴッドになったベジータが破壊神ビルスと対峙しているときにフューの介入によって超極悪化。さらにフューは別の歴史から超サイヤ人ゴッドになる前の孫悟空を連れて来て、矛先は孫悟空に向くことになる。
その後、超サイヤ人ゴッドとなった孫悟空と激突するが、超極悪化が解除され、2人で破壊神ビルスに立ち向かうのだった。
『ドラゴンボールザブレイカーズ』では初期からトランスボールとして参戦。
装備するとサイヤ人ポッドを呼び出すことができ、変身するとギャリック砲を放てる。
また、アイテムボックス内からベジータのグローブが出てくることもあり、これを装備すると一回限りだがギャリック砲を撃つことができる。
そして、シーズン2からはレイダーとしても参戦。地球襲来時の悪人だった頃のベジータである。
サイバイマンとナッパと合わせてひとまとめのレイダーとなっており、この2人のHPが最後まで削られても最終的にベジータに進化できるという特殊な仕様になっている。よって、ベジータ自身がやられてしまった場合と超タイムマシンが起動した場合のみに敗北が決定する。
なお、サイバイマンとナッパの進化ゲージをちゃんと溜めて進化した方がスキルが追加されるなどのメリットが大きいため、戦略的にはそちらの方が有利である。
時期的に気の探知などは使えないがスカウターとナッパ呼び出しのスキルで索敵能力は十分にあり、攻撃スキルも使いやすいものが揃っている。通常攻撃は格闘にせよ気弾にせよ強く設定されているため、総じて強力なレイダーと言える。
ただし、サイバイマンとナッパも含めてHPが全員低く設定されており、これは明確に弱点である。
ベジータも当初はHPが低めにされていたが、後のアップデートで標準には上がった…が。
ちなみに開発サイドは「集団戦に強いレイダー」と触れていたが、実際はタイマン特化な性能で複数人に囲まれると非常に厳しいレイダーである。
ベジータは進化ゲージを溜めることができないが、スキルのパワーボールを使うか神龍に願って満月を出してもらうことによって大猿ベジータに進化できる。
パワーボールにはクールタイムがかなり長く設定されており、いきなり大猿にはなれないが、サバイバーに攻撃を当てることでクールタイムが短くなっていく仕様になっている。
大猿ベジータになると尻尾への攻撃以外に対して無敵になり、巨大化によって攻撃範囲と威力が跳ね上がるため、大猿になれればほぼ敗北は無いと見て間違いはない…ベジータの時にHPを大幅に削られていなければ。
『ドラゴンボール Sparking!ZERO』では正史だけでなく、条件を達成すると解放されるIFルートが多数存在する。
セル編では、精神と時の部屋でのトランクスとの修行にて、組み手の際に条件を満たせばトランクスが超サイヤ人第3形態に変身するが、組み手を通してパワー重視形態の欠点に気付かせる。
ベジータ自身もこれまでの修行法ではパワーアップに限界を感じ取り、親子で共に更なるパワーアップの道を模索するようになる。
これにより原作以上に力を付けたベジータは完全体となったセルと十分に渡り合える戦闘力を身に付ける。
トランクスもベジータとより向き合った事で「例え完全体のセルが相手でも父さんならきっと勝てる」と父の力を信じて18号吸収を促すベジータを止めはせず衝突する事も無かった。
セルゲームでは先陣を切って戦い、善戦するもセルを倒すには至らず、追い詰められてトドメを刺されそうになった所をトランクスに庇われ、その際の怒りで超サイヤ人2へ覚醒し、セルを追い詰め、撃破する。
しかし、運良く核が無事だったセルはパワーアップして復活。ファイナルフラッシュとかめはめ波の撃ち合いとなるが、これまでの戦いでの消耗もあって劣勢に立たされる。
しかし、仙豆で復活したトランクスがこれに加勢。親子ファイナルフラッシュによって形勢逆転し、セルを完全消滅させた。
魔人ブウ編では、本来はバビディの洗脳を利用しようと考えたベジータだったが、悟空と正々堂々と戦うために洗脳を打ち払い、ダーブラとバビディを始末した。
その後、天下一武道会は終わっていたが、悟空達と顔見知りの司会者の粋な計らいで特別にエキシビションマッチとして試合の準備をしてもらい、ついに勝利。
しかし、悟空は試合では見せることが出来なかった超サイヤ人3を披露、まだ悟空に完全に勝てたとは言えず悔しがった。
「次もオレが勝つ…!オレが…ナンバー1だ!!!!!」
アーケードゲーム
『ワールドミッション』では、ベジータ:ゼノと孫悟空:ゼノが登場。元になっている『ヒーローズ』と同じく超サイヤ人4までの変身しかしない。時の界王神からの依頼で悟空と共に「異変」の調査に向かう。
ヒーローズ(主人公たち)の面々に対してはやはり「ガキども」という認識が強いようで、弱音を吐くなら置いて行くと厳しい姿勢を見せる。が、ビートを始めにヒーローズはどれも気合十分なので弱音を吐く者など一人もおらず、終盤では自分と悟空が敵の足止めをする間にシーラスとの対決を任せるなど「背中を守る」姿勢を見せた。
4章では異変の影響で大幅にパワーアップした「別の歴史のミスター・サタン」と対決する。このサタンはシャンパから破壊神候補に任命されるほどの実力者だが、当初ベジータは「バカの世界チャンピオンが宇宙一になっただけだろう」と侮っていた。
戦闘後は「サイヤ人の王子であるこのオレが……地球人に、それもサタンなんぞにここまで追い込まれるとは……」といたくプライドを傷つけられていた。幸いにもチーム戦だったのでベジータ側の勝利となったが、もしも負けていたらどうなっていたことやら。
5章では異なる歴史の「力の大会」に仲間たちと共に参加。そこで「ドラゴンボール超の悟空とベジータ」と遭遇し、対決することに。
当初は優位に立っていたが、向こうが合体してベジットになったことで形勢逆転される。しかしポタラの力が尽きて合体が解け、その間隙を突いて反撃に成功。
だが攻撃が命中する寸前、二人は「身勝手の極意」と「超サイヤ人ブルー(進化)」へと至る。決着はつかず、別れ際にはベジータ同士で「次に会う時までに鍛えておけ」と言葉を交わした。
最終章ではビートが地球人・サイヤ人・時の界王神のパワーを受けたことで超サイヤ人ブルーへといったる。それを見ていたベジータは「あんなガキが……気に食わん」と不機嫌そうに眉をひそめるが、思うところがあったのか悟空にフュージョンを提案。超サイヤ人4ゴジータへと変身する。
最後はビートとのダブルかめはめ波によってシーラスを破った。
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別名・別表記・別形態など
大猿ベジータ 超ベジータ 魔人ベジータ 破壊王子 ベジータベビー 複製ベジータ 我儘の極意 黒仮面のサイヤ人
注意
タグを付ける際は「べジータ」(「べ」が平仮名)になってしまわないように注意。(何せそれが580枚以上あるのだ!!)
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT ドラゴンボール改 ドラゴンボール超 鳥山明 堀川りょう
サイヤ人 超サイヤ人 超サイヤ人2 超サイヤ人4 超サイヤ人ゴッドSS
もう一人の主人公 ライバル ツンデレ 愛妻家 ダークヒーロー(Zまで)
仲間・ライバル
孫悟空(ドラゴンボール)(カカロット) 孫悟飯 ピッコロ(ドラゴンボール)
弟子
親族
王族
ベジータ王…父
ターブル…弟
グレ…義妹(弟の嫁)
CC一家
ブラ(ドラゴンボール)…長女
ベジータJr.…遠い子孫。『ドラゴンボールGT』に登場。
天敵(?)
台詞ネタ・技
きたねえ花火だ これからがほんとうの地獄だ グミくれよ くそったれ おまえがナンバー1だ!!
もうダメだ…おしまいだぁ… ダニィ!? ニャメロン! 笑えよベジータ
体格
アストルフォ:実は身長と体重が同じ
ネタ・二次創作など
ブロリーMAD 岩盤 R藤本 地上げ屋 ベジータ系女子 ヘタレ