CV:高塚正也
概要
破壊神や界王神よりも上の立場に立ち、ウイスやヴァドスといった各宇宙の天使たちの父親でもある。
外見はウイスよりひと回りほど小柄で、頭の輪も子供たちとは異なり背後で浮く形となっている。
全王の住む宮殿の門番や案内役、時には全王の代弁なども務め、全王に関するあらゆる職務を行う。
落ち着いた性格をしており常に敬語で話す。世間知らずな悟空の言動に対しても比較的寛容であり、息子であるウイスにも敬語で話すほど徹底して丁寧な応対を行う。しかし全王に対する不敬は許さず、全王の意向に逆らう者に対しては時折恐ろしい表情を見せる。
大神官とクスの見た目から判断すると、天使の一族は年長程姿が幼い可能性もある。全王様も幼い姿である事と関係があるのかもしれない。
実力
悟空から第一印象だけで「なかなか強そうな感じ」と評され、ウイス曰く「その実力は全宇宙で5本の指に入り、自分ですら足元にも及ばないレベル」とのこと。
常に身勝手の極意を発動させていて、完全に使いこなすことを可能としている。全王のボディーガード的な側面もあり、全覧試合でトッポが武舞台に乱入した際には、長身の付き人たちと共に即座に全王を庇った。
また、子供たち同様物を生成する超能力を持ち、「力の大会」では巨大なリングを40時間ほどで作り上げた。大会開始後は、審判兼進行役を務めている。
漫画版
漫画版では“未来”トランクス編にてウイスにより天使だと明言される。
また、ウイスによる評価はアニメ以上に高く、ウイスの知る限りではこの世界で最強の存在らしい。しかし、その力を振るうことは禁じられており、大神官にゴクウブラックを倒してもらえないかと考えた悟空に対して、ウイスは「天使は戦わない」と教え聞かせている。
その理由は、天使には「常に中立」という原則があり、もしそれを破ったことを全王に知られれば担当する宇宙ごと消滅させられてしまうため。破壊神を凌駕する天使たちでさえ、全王の怒りを免れることはできないらしい。
宇宙サバイバル編では、破壊神たちによる全覧試合にて全王に試合の中断を求められた際に一騎打ちとなったビルスとキテラのパンチをそれぞれ指一本で止めており、その高い実力の片鱗を覗かせた。
生残者グラノラ編では、ウイスによれば、大神官は天使よりも更に精度の高い身勝手の極意を使うことができるとのこと。
ゲームでの活躍
スーパードラゴンボールヒーローズ
6弾で初登場。バトルタイプは「スペシャル」。レアリティは最高の「シークレット」。
アタック効果は1回きりだが自分チームのアタッカー全員のパワーを3万アップするという強力なものを持つ。この能力により1ターンキルを狙ったり、一発逆転を狙うことが出来る。
余談
担当声優の高塚氏は当初、全王の付き人役で出演していた。
付き人は2名おり、織田優成氏と共に高塚氏が声をあてていたが、大神官の担当になってからは付き人役は織田氏のみとなり、役柄が完全に分担されたことになる。