概要
本名、藤本 博史(ふじもと ひろし)。1981年3月16日生まれ、福岡県久留米市出身。
「ドラゴンボール芸人」というジャンルを築き上げた功労者とも言える人物。
芸風
漫画『ドラゴンボール』のキャラクター「ベジータ」の物真似をしながらネタを披露する。
基本的にベジータのキャラクターを崩さず、「R藤本さん」「R君」などと呼びかけられると「ベジータだ!」と訂正する。
たとえ相手が先輩芸人であろうとも、そのスタンスは一貫している。(西川きよしに対して「きよし 避けろーーーっ!!!」と呼び捨てにする、等)
しかし、楽屋では非常に礼儀正しい人物であることが同業者によってしばしば暴露されている。
本人曰く、芸人活動としてこだわっていることは「ブレない」ことだと言う。
活動当初は「RJ藤本(RJはリアルジャムおじさんの略)」という名前で、『アンパンマン』のキャラクターであるジャムおじさんの物真似をしていた。
後にベジータのネタをする際には「RV藤本(リアルベジータ)」と名乗っていたが、まもなくR藤本に統一された。
目標とする芸人はゆうたろう。理由は「キャラがぶれない、どこへ行ってもスベらない、何だかんだで(テレビ等に)出ている」。
活動
大学中退後、会社員をしながら「シモネタブラザーズ(株)」というコンビを結成し、年に一回の活動としてM-1グランプリの予選に参加していた。
2006年、R-1グランプリの予選参加をきっかけに、ピン芸人として本格的に活動しはじめる。
その後、ニコニコ動画で人気を獲得し、
2009年5月13日、ニコニコ生放送で冠番組『R藤本の水曜はじけてまざれ!』がスタートする。
2013年、自身のYouTubeチャンネル『R藤本の遊びにいってやろうぜ!』を開設。
定期的に動画投稿や、ゲーム配信などを行っている。
2014年4月27日、「ドラゴゲリオンZ」という名で桜 稲垣早希とユニット活動を行う。
関西ローカルテレビで放送されている、勝ち抜き大喜利番組の「座王」では何度も優勝を飾り、3人目のゴールドビブス保持者となるほどの実力者。
芸人間では「大喜利に強い芸人」として名が知られている模様。
そのほか、インターネットラジオ「おしゃべりやってまーす」第2放送にレギュラー出演しており、インターネットでの活動も目立っている。
「はじけてまざれ」はニコ生の最古番組として今も更新中。
ベジータの声優を務める堀川りょうとは親交があり、同氏のライブにゲストとして招かれたこともある。
また、『ドラゴンボール改』にてフリーザの手下役でゲスト出演したり、原作者の鳥山明からも人づてではあるが存在を認知されていたりする。
ラップミュージックの歌詞をDB調にアレンジした替え歌動画を投稿している。
『Battleful Days』 (原曲『Greatful Days』)
『DBSTAR VISION』 (原曲『MONSTER VISION』)
また、バンド「プピリットパロ」とのコラボ曲『No.1』では作詞を担当している。
人物像
「100は読んでる」と自称するほどのドラゴンボールファンで、マニアックな知識にも精通している。
単行本は紙媒体と電子書籍の両方で全巻を所持している。
ただし、本人がグッズの収集には手が回らず、疎い部分もある。
好きなエピソードは『生残者グラノラ編』。
戦闘服のコスチュームは特注で、30万ぐらいするらしい。
アーマーと腰下の装甲部分は取り外すことができ、人造人間・セル編以降のパッドの無い服にすることも可能。
DB以外では『刃牙』にも詳しい。
また、スーパーロボット大戦シリーズが好きで、αシリーズではクスハ・ミズハを使っていた。
厳格な家庭に生まれ、高校時代は「闇落ち中」「暗い話しか出てこない」と語っており、屈折した青春時代を送る。
クラスに友達がおらず、卒業式が終わった後はすぐに帰宅し卒業アルバムを捨てたという。
高校入学時に寮に入れられて以来、両親とは疎遠になり、現在は連絡先すら知らない。
医者の父親とは特に確執があり、もう15年以上会っていないため「顔も覚えていない」状態。
生前連絡を取っていた祖父母が亡くなった後は「親族でつながりある人間がいない」とのこと。
中の人(R藤本)のブログでは、やや毒舌な文体で書かれた内容から彼の素を垣間見ることができる。
匿名で好き勝手なことをいう人間と、お笑い事情通みたいな口ぶりで書き込む人間が嫌い。
桜の稲垣早希とは共演することが多く、一時期その仲が噂されていたが、男女の仲ではなかったようで、後に稲垣は他の男性と結婚している。
二人が出演していた『ぐーぐぅちゃんねる』内では視聴者から二人の結婚を望む声が多く、チャンネル内でもしばしば話の種になっていた。また、サムネイルでも男女の仲をアピールするなど、スタッフも推している様子すらあった。
結婚願望が無く、独身を貫く覚悟らしい。
趣味はスキューバダイビングで、観賞魚に詳しい。
ボードゲーム屋でアルバイトをしていた事から、ボードゲームにも造詣が深い。
ペットにセキセイインコの「クーちゃん(ベジータ時には「トランクス」と呼ぶ)」を飼っている。
苦手なものは絶叫マシンで、断固拒否している。
無人島で誰ともかかわらずに花を植えて暮らすのが夢。
DB芸人との関係
DB芸人の中では、自らが中心となってイベントを企画することが多い。
ナッパ芸人のぴっかり高木とコンビを組んでいたことがある。しかし、ぴっかりの素行の悪さが原因となり、早いうちにコンビを解消している。
また、セル芸人のスタジオカドタに関しては一時期Twitterのアカウントをブロックしていた。
彼らとは絶縁している訳ではなく、仕事での共演はよく行われる。
孫悟空(正確には野沢雅子)のモノマネをするアイデンティティの田島直弥とは、共演することが多い。
あるとき田島に「よぅずいぶん久しぶりだな カカロットさんよぉ」とR藤本が言ったところ、「オメェとは月の半分以上仕事を一緒にしてっけどな」と返された事がある。
DB芸人の中では、このふたりが実力、知名度ともにツートップとされる。
ドラゴンボールをあまり知らないDB芸人に対して「DBをしっかり読め」と度々苦言を呈している。
気難しい性格で、「はじけてまざれ」の「DB芸人ランキング」(芸人同士で匿名で投書し、芸人としての評価を下す)企画では、同業者から数多くの苦言が寄せられた。
また、天然ボケをするDB芸人が多いため、自然とツッコミ役に回ることが多い。
ロケ番組での移動時は、いつも彼が車を運転する。
サイヤ人はお笑い種族だっ!!なめるなよーーっ!!!
自らを「戦闘民族サイヤ芸人」と名乗る。
あくまで自分(R藤本)こそがベジータであり『ドラゴンボール』は「自分達の活躍を漫画化したものである」と主張する。
原作のベジータより身長が高い(ベジータ:164cm、R藤本:168cm)など、容姿が微妙に異なる点も意に介さない。
R藤本とは別人であるとしている。
R藤本曰く「なりきってる人間が舞台上でキャラを降りる瞬間を見ると萎える」らしく、それが共演者から矛盾を突っ込まれてもベジータで有り続ける理由である。
ブルマ達とカプセルコーポレーションに住んでいる。
妻を資産家に持つため本来は生活には困らないはずだが、吉本興業所属のお笑い芸人として日々働いている。
共演者から「超サイヤ人になって」「エネルギー弾を出して」など無茶振りをされたときは「周りの建物や機材が壊れる」と拒否するか、常人には捉えきれないほどの超スピードで動いた事にしてやり過ごす。