概要
漫画およびアニメ『ドラゴンボール』(以下"DB")のキャラクターのコスプレ姿で、モノマネをしたりDBネタのコントを披露するなどの活動を行っている、DBを愛する芸人たちの総称。ドラゴンボール芸人。
少なくとも原作またはアニメ『ドラゴンボールZ』あたりは履修していないと理解不能なネタばかり繰り出される。
最初に活動を始めたベジータネタ担当のR藤本が代表格で実質リーダーにあたり、彼が一部の好事家の間で好評を得る。のちにフリーザ(BANBANBAN 山本)、ヤムチャ(バードフミヤ)、セル(スタジオカドタ)、ピッコロ(一丁)、魔人ブウ(千葉ドラゴン)、ナッパ(ぴっかり高木)…などじわじわと増えていったが、肝心の主人公・孫悟空が不在という致命的な弱点を長年にわたり抱えていた。
しかし2016年に悟空というか野沢雅子担当の田島直弥(アイデンティティ)が、相方の見浦彰彦(時々人造人間17号、鳥山明・トリヤマロボ担当)とともに加入したことで、活動領域と人気が大幅に拡大することとなった。
TV出演について
栃木県のローカル番組『まろに☆え〜るTV』では、何故かまろに☆え~るとは全く関係がないDB芸人がレギュラー出演するようになった。この番組はネット配信もされており、ほかのバラエティ番組では見かけることが少ないキャラクター芸人達が大暴れする内容が人気を博し、YouTubeでは動画によって100万以上の再生数を記録するなど、DB芸人がさらに飛躍するきっかけとなった。
ほかにも『それって!?実際どうなの課』など、DB芸人という奇妙な集団に注目し、定期的にオファーする番組が出始めている。
売れない芸人は仕事を求め、テレビ露出も増え始めたDB芸人というコンテンツにすがろうとしており、志望者は増加傾向にある。このため、定期的に開催するオーディションに受かった芸人のみを採用する形を取っている。
また芸人以外の本業を持っている者も複数人おり、例えば『まろに☆え〜る』におけるクリリン担当のきしはやとなど、スケジュールが合わずテレビ出演が中々できないDB芸人もいる
DB芸人の進退
元々が売れない芸人たちのため、お笑い業そのものの引退や、キャラクターに頼らない正道のお笑いへの回帰などにより、離れていく者も非常に多い。
コンビで活動しているDB芸人の場合、相方がDB芸人に参加したため、やむなくDB芸人を始めたという者もいる。付き合いでしかないので当然クオリティなどは格段に落ち、方向性の違いなどにより解散したケースもある。
自主的に去っていく者が大半で、クビを言い渡されたのは声が小さいからとの理由でナム担当のベン山形のみである。
DB芸人に求められる要素
R藤本曰く、原作(本家)を愛する事、地のお笑い力、公式との距離感。
当然ながら原作に詳しくないとDB芸人達が織りなすネタについていけないが、原作を読んですらいない者もいる。
仮に読んでいたとしても、原作のセリフをただ発するだけのモノマネで終わる芸人もおり、モノマネを笑いに変える力も必要になってくる。
一時期、BANBANBAN山本がフリーザ役の声優の中尾隆聖と親密にしていたが、R藤本は「あくまで俺たちはグレーだ」と言って釘を刺したという。
DB芸人達はアニメの打ち上げに呼ばれたりと言った事もある一方で、権利上の関係で仕事がキャンセルになる事もよくあるらしい。
YouTube
2010年代後半頃より、YouTubeでの広告収入だけで生計が成り立つ芸人が出始め、DB芸人でもこれに挑戦する者が多く見られた。手っ取り早く再生回数が稼げるのか、『ドラゴンボールZドッカンバトル』をやり込む芸人は多く、特にガシャの配信はよく伸びる模様。しかし多くのDB芸人は再生数も登録者数も伸び悩んでいて、中々厳しい結果となっている。このため、ほかのDB芸人とコラボしたり相互に協力しあうという展開も多々ある。
一方で、アイデンティティの替え歌動画はコロナ禍で娯楽が減った2020~2021年頃にテレビで複数回取り上げられたことがあり、R藤本のDBラップやBANBANBAN山本と中尾隆聖のコラボ動画は再生回数が数百万回を記録するなど、爆発的なヒットも少なくない。
ライブ
定期開催のDB芸人ライブ『DBバーサスライブ』ではファン投票の結果によって、1部、2部(セカンド)に分かれている。
またお笑いコーナーなどを内包した喜劇『アニメ座』などキャラ芸人らしいイベントも行われている。
関連動画
ネタの例
楽曲
DB芸人×プピリットパロ「No.1」
DBSTAR VISION
DB音頭
プピリットパロ「ロマンティックあげるよ」MV
関連タグ
まろに☆え〜るTV・・・DB芸人主演の栃木県PR番組。この縁で県やまろに☆え~るとの交流が多く、特に後者はDB芸人の公演にゲスト出演するほど。