解説
栃木県を宣伝するためのアイドルキャラクターユニットであり、いわゆる「ご当地萌えキャラ」である。
栃木県の地元ローカルテレビ局である「とちぎテレビ」(通称「とちテレ」)が、自局で放送しているアニメや、県内のアニメ関連イベントの宣伝の為に作られた。
キャラクターデザインは「一葵さやか」。
2013年から「活動」を始め、
コミック、ボイスコミックや、「とちテレアニメフェスタ」などの各種イベント参加や、キャスト声優によるWebラジオのフリートークなどの活動を展開している。
初期は「とちテレアニメ3人娘」という、みもふたもな…げふん、いかにも栃木らしい………げふんげふん、名称で呼ばれていたのだが、
………そう、実は「まろに☆えーる」が初期の名称なのである。
その後、ロゴやキャラデザの一葵さやかのイラストでも「~」を使った「まろに☆え~る」の表記となっているので、ピクシブ百科事典ではひとまずこちらを親記事とします。
なお、名前の由来は、
栃木県の県木である「トチノキ」の近縁種「セイヨウトチノキ」のフランス語名「マロニエ」(ちなみに栃木県ではよくこの「マロニエ」の名称が使用される)と、「栃木県を応援する」という意味で、「応援」の英単語である「エール」から。
そして2015年から一葵さやかによる姉妹作「ススメ!栃木部」が連載されている。
また、一葵さやかにより「公式同人誌」が発行領布されており、そこで新しい設定が出てくることもある。
キャラクター紹介
「まろに☆え~る」メンバー
春崎野乃花(はるさき ののか)
イメージカラーは赤色。
真岡市在住。
甘いものとイチゴが大好きな、普通の女子高生だったのだが、ある日食べようとしたイチゴの「とちおとめ」が、精霊「べりりん」になり、
「とちおとめの魅力を広めて!」
という願いのもと、アイドルとなり「まろに☆え~る」のメンバーとなる。
「とちおとめ」のアピールのためも手伝ってか、アイドル活動にやる気満々であり、リーダーも務める。
歌は上手いものの、運動が苦手なため、ダンスが致命的に踊れない。
イメージカラーの赤色繋がりで、宇都宮市のサイクルロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」の公認サポーターも務める。
ちなみに、
という裏設定があるのだが、
「真岡市の鉄道事情(真岡鐵道)」を知っている人なら「なにその無理ゲー」と突っ込みを入れるレベルな何かとなってしまっている。
また、「ダークベリーサイド」なるバージョンもある。
堤愛実(つつみ まなみ)
CV:設楽麻美
イメージは宇都宮市名物「宇都宮餃子」。
イメージカラーは黄色。
血液型はO型。
宇都宮市在住。
実家で経営している餃子屋で出た賄い餃子が精霊「ぷくたん」となり、
「宇都宮市の餃子消費量日本一を奪回したいから手伝って!」
とお願いされる。
どうしよう、と悩んでいたが、同じ状況になっていた春崎野乃花に誘われて、ユニットを組み、アイドル活動をする事になる。
運動神経が良いので、三人の中では一番ダンスが上手い。
しかし音痴で歌が下手。
あと幼児体型であり、他の二人の体型を羨んでいたが、「一時的に体型が変化」し、その大変さを身にしみて理解したので「このままでいい」と思うようになる、というネタがある(コミック第5話)
イメージカラーの黄色繋がりで、地元のサッカークラブ「栃木SC」の公認サポーターを務め、
また「宇都宮餃子会」の公認キャラクターとなっている。
瓜田瑠梨(うりた るり)
CV:小林元子
イメージは栃木県名産品「かんぴょう」。
イメージカラーは緑色。
血液型はA型。
栃木県下野市(宇都宮市の南隣にある市)の「夕顔1丁目」在住。
実家で営んでいる「かんぴょう屋」のかんぴょうが、精霊「かぴょーん」となり、
「栃木のかんぴょうを広めて欲しい!」
とお願いされる。
しかし、それを「現実的にありえない、これは夢。」と完全無視しスルーしてしまっていた。
三人の中ではかなり大人で、現実的に物事を見るため、ボケに走る他の二人の突っ込み役となっている。
「かんぴょう嫌い!」と言っているが、実はツンデレ。
実家の裏には広大なかんぴょう畑があり、かんぴょう剥きの技術(かなりの熟練の経験が必要となる)がかなりの腕前。
料理好きだが「かんぴょう料理」だらけになることも。
「瓜ちゃん」と呼ばれているが、本人は嫌がり「瑠梨ちゃんと呼んで!!」と懇願しているが、「瓜ちゃん」で定着してしまっている。
三人の中で一番胸が大きく、かんぴょうレベルの大きさである。ってそれ相当デカくないか?
本人は胸の大きさを嫌がっており、水着姿になることが苦手。
そして泳ぎも苦手だった。
いろいろ難儀で大変な子なのである。
精霊たち
栃木のイチゴの精霊。
イメージカラーは赤色。
栃木のイチゴを広めるために、野乃花の元に現れる。
仕事に真面目な精霊たちのリーダー。
精霊に性別はないのだが、男性寄りの性質。
「人間の姿」になると、男子中学生のような姿になる。
性格が男性なので、「自身のかわいい姿」がすごく気になっている。
いつか「とちおとこ」というイチゴの品種を出すのが夢。
※イラスト左側の餃子。
「宇都宮餃子」の精霊。
イメージカラーは黄色。
「宇都宮餃子」を広めるため、愛美の前に現れる。
精霊に性別はないが、女性寄りの性質。
非常に大人しく、控え目な恥ずかしがり屋。
愛美を姉のように慕っている。
※イラスト左上のかんぴょう。
栃木県名産、「かんぴょう」の精霊。
イメージカラーは緑色。
「かんぴょう」を広めるため、瑠梨の前に現れた、のだが。
精霊に性別はないのだが、男性寄りの性質、というか普通に男性。
一人称は「おいら」。
瑠梨のことがとっても大好き。
しかし、「人間の姿」が「オタクのそれ」であったり、観客に混じって瑠梨たちを応援したり、それどころか瑠梨の私生活を隠し撮りしてコレクション………というか、それは「アイドルオタク」なのでは?っていうかそれ以前に犯罪以下省略。
というわけで、瑠梨には思いっきりキモがられており、何かにつけて「お仕置き」されるが、それがまた「ご褒美」になってるという有り様で。
瑠梨ちゃん、ほんとに難儀な子だなぁ………。
ぱてぃし☆え〜る
2024年の11周年記念イベントで発表された妹分ユニット。
栃木県名産品の牛乳と麦がモチーフ。
牛尾みくる
CV:鈴木杏奈
那須町出身で牧場の娘。おっとりした性格で牛乳を使ったデザート作りが趣味。
穂高つむぎ
CV:長谷川育美
小山市出身で実家は麦農園を営んでいる。趣味はお菓子作り。
神様たち
いずれも男性で、栃木県出身の男性声優が起用されている。
下野命(しもつけのみこと)
CV:緑川光
「宇都宮二荒山神社」におわします、栃木県を守護する神様。
また、栃木県内の八百万の神様のリーダー的存在であり、要は「栃木県の神様の県知事」。
栃木県の魅力を広めるため、精霊たちに命を下し、アイドルユニット「まろに☆え~る」を作るきっかけを作った張本人である。
めっちゃイケメンなのだが、実はかなりの「ゲームオタク」。
たまに「人間の姿」でゲームを普通に買いにいったり、ゲームに「撃沈」しては引きこもってしまったりしてる。
ってそれ「中の人」(ry
そして「栃木県限定の神様」であるため、「栃木県から出る事が許されない」という制約がある。
そのため、東京に憧れながら、いつか東京で自由に遊ぶのが夢。
先述の「ゲームオタクネタ」を始めとして「中の人」の影響を受けているのだが、
「しものいのちネタ」にかけて「『しものいのち』ではない!というネタもある。
大平命(おおひらのみこと)
CV:古川登志夫
「下野命」の先代の「栃木の神様」であった。
今は引退し、大平山にいる。
「神様」になると「修験者」の姿となる。
しかし、女好きでイタズラ好き、そしてみょーに軽く気さくなのだが気さく過ぎ、挙げ句、供物として「お嬢ちゃんたちとの楽しい時間」を要求するなど「どっかでみたことのあるこいつ」がじーさまになったかのようなじーさまなので、瑠梨に思いっきり警戒された。
もちろん「力」は本物。
が、「またまたどっかでみたことのあるようなシルエットを持つ雷様」と仲が良いなど、中の人の影響受け過ぎぃ!!な神様である。
足利命(あしかがのみこと)
CV:阿部敦
2017年より登場。栃木の神様の見習い。外見は男子高校生程度。
足利尊氏が神様として生まれ変わった姿だが、前世の記憶はほとんどない模様。
栃木県のB級グルメであるポテト焼きそばが好物。
二宮命(にのみやみこと)
CV:関俊彦
2023年より登場。江戸時代末期に農村復興に尽力した二宮尊徳が神となった姿。
長髪と眼鏡が特徴で、常に敬語で話す。
関連作品
そしてこういうコラボ作品もある。
「ないんだな、それが。」
関連リンク
関連タグ
まろに☆えーる:初期の名称
まろに☆エール:表記揺れ
ススメ!栃木部:作者がコミッククリアにて連載していたweb漫画。愛美の従姉がメインヒロインとして登場する。