概要
理不尽なほど高難度のゲーム。
難易度の調整がおかしいとして「クソゲー」に含まれることもあるが、「死にゲー(死に覚え)」「初見殺し」などとして良作として判定されるものもなくはない。クソゲーがゲーム全体を通した総合評価であるのに対し、無理ゲーは難易度に関する評価である。
ゲーム全体ではなく、一部のステージや特別なゲームシステムを指してこう呼ぶこともある。例えば、難易度がイージーやノーマルであれば普通にプレイしてクリアできるゲームでも、ハード以上はクリア不可能なほどの鬼畜難度になる場合などが挙げられる。
中にはプログラムの欠陥の結果クリア不能になっている「バグゲー」も無理ゲーの範疇に含まれることがある。
派生
現実世界でも「環境的・物理的に、この状況を打破することは不可能(に近い)」という意味で「無理ゲー」という表現が使われることもある。また、「(過酷な条件での)縛りプレイ」や(歴史ものなどで)「すでに決着が明らかになっている事象」についてもこのように呼ぶことがある。
分類
大雑把に「難しすぎる」「極端な運ゲー」「クリア不可能」などに分けられる。
「難しすぎる」
「開発にクリアさせる気がない」と言われることもあるような、異常な難易度設定のゲーム。いわゆる「鬼畜ゲー」のこと。とはいえプレイヤーの技術や知識、環境はそれぞれ異なり、少なからず主観が入るため、人によっては無理ゲーに入れられないこともある。
「極端な運ゲー」
成功率の低い運要素がクリアに大きく絡むゲーム。プレイヤー・NPC・敵等の初期配置で詰んでしまうものなどがある。
「クリア不可能」
通常のプレイでは絶対にクリアできないゲームのこと。プレイしているだけでは到底思い浮かばないような理不尽な謎解きを要求されるもの(攻略情報必須)や、人間の反射神経ではクリア不能(チート必須)なアクションゲーム、腕が2本の人間には押せない譜面(協力プレイ必須)になっているリズムゲームなどが挙げられる。
メイン画像で課長が持っている『マインドシーカー』は「極端な運ゲー」に該当し、特にエンディング前の3連続で越さなければならないミニゲームの成功確率は、あるプレイヤーの計算によれば0.35%という酷さである。ゲーム本編については当該項目を参照のこと。
ゲームの進行によっては、能力値/アイテム/キャラ不足等の要因で後戻りできず(中には最初からやり直すこともできないのもある)、既にプレイ続行(攻略やクリア、ゲームオーバーより質が悪い展開や条件になってしまっている「詰み状態」。)が不可能になっている状態にもかかわらずゲームが進んでしまい(ゲームのストップが掛からない)、物理的にクリア不可能になってしまう場合や同じ場面で無限にゲームオーバーや全滅を繰り返してしまう場合もある(セーブの場面が悪いとセーブデータ破損と同じ状態になる)、それらに気づかずにプレイを進めてしまう場合もある。
pixivでは
イラストの人物が強そうなものにももちろん付いているが、既存の無理ゲーにとらわれない、様々な無理ゲーのイラストが日々投稿されている。
たとえば絶対に0点を取るしかないゲームだったり
近接格闘でモンスターを討伐したり
出現確率0.00001%の島にしか生えてない木の実を追い求めたり
あと12時間で同人誌を仕上げなければならなかったり・・・あれ?
関連タグ
パラド:仮面ライダーエグゼイドに登場する電子生命体。人命救助を「無理ゲー」と表現
仮面ライダークロニクル:同番組に登場する絵に描いたような無理ゲー