この記事はグロテスクな要素があります。閲覧の際はご注意ください。
概要
『魔法少女まどか☆マギカ』第3話で、主要人物の一人である巴マミが、お菓子の魔女に頭を丸かじりで銜えられて早々に死亡。強烈な印象を与え、みんなのトラウマとなった。
ソウルジェムが無事ならば肉体を修復して戦えるのが魔法少女だが、この場合は「頭を破壊されてもソウルジェムが無事なら死なない」という、魔法少女の生態を事前に認識している必要がある。そしてマミはその事実を知らされていなかったため、あえなく死亡することとなってしまった。
なお、公式では「死を確信した魔法少女のソウルジェムは瞬時に濁りきってしまう」と語られている。つまり、お菓子の魔女がソウルジェムをかみ砕かなければ、その場でおめかしの魔女が誕生していたのかもしれない。
また、さやかがグリーフシードの結界に呑み込まれた際のカットイン(DVD/BD第2巻11分49秒地点)には、ほんの一瞬であるが首のない身体のようなものが並んでいる絵が表示される。これは後の展開を暗示していたものであると言える(公式ファンブック参照)。
Blu-ray・DVD購入特典トークCD「魔法少女達のお茶会」に収録されたキャスト座談会によれば「台本見ると”ぐちゃぐちゃ” ”ゴリゴリ”とかの擬音も書き込まれていたんだけど」「(本放送では)控え目になってたよね」とのことで、脚本段階では放映時よりも凄惨な戦死描写が予定されていた様子。さすが虚淵玄(尚、劇場版では音が追加された)。
マミる vs マミられる
「マミる」は基本に自動詞で、『頭部を噛まれて宙吊りにされること』を表す。虚淵玄本人はこちらを使った。
一方、他動詞として『頭部を噛んて宙吊りにすること』と解釈されたこともあり、これから派生した「マミられる」は「自動詞のマミる」と同じ意味。アニメのスタッフの一部はこちらを使った。
あくまで非正式な日本語単語なので、どちらに解釈しても間違いとは言い難い。
ただ、pixivから見る限り、自動詞のマミるの方が普遍であろう。
余談だが、敬語の「マミ『られる』」はまず無い。
パチスロ・パチンコでは
前述の通り、原作では敗北・死亡してしまうため、勝利時の映像が別々に描き下ろされている。
ただしパチスロの復活演出では、原作通りほむらが倒す流れになる。
二次創作のネタ
pixivやニコニコ動画においてはマミさんを救い隊なるタグをつけた作品が出現し、左手が義手の宇宙海賊COBRAや仮面ライダーサガやコスプレ露出狂教師吉野屋先生が助けに来てくれたり、マミさんが自力で逆転したりするシーンが描かれている。ただし、これらの作品には原則、本タグやマミったタグは付けられなかった。
第6話においてソウルジェムの仕組みが暴露されると、上記のうち「マミさんが自力で逆転する」ネタから発展して、死亡してはいない、たかがメインカメラをやられただけだ!な作品も登場した。
ただし、このネタの最大のネックは、前述したようにマミのソウルジェムが頭についていることである。小さいから噛み砕けなかった、などの理屈で誤魔化しも出来たが、劇場版ではマミのソウルジェムが砕け散るカットが追加されたため、その可能性は潰えることとなった。
単に首が取れた(!?)とき時にも使われるなど、擬音としての汎用性も中々のもの。
「マミマミ」と重ねると、また別の擬音になり、意味も完全に変わる(おっぱいマミマミ)。
現代用語の基礎知識
はっちゃける傾向のある現代用語の基礎知識の流行語部門だが、なんと「マミる」が2012年度版に掲載された。定義は「悲惨な死に方をする」。
使用上の注意
このようにネット上に広く知れ渡った「マミる」であるが、様々な他作品でキャラクターの首が飛ぶたびに「マミったwww」と、たとえばニコニコ動画やまとめブログなどで脊髄反射的にコメントするのは迷惑となるので控えよう。
また、最期のシーンばかりネタにするのは巴マミというキャラクターを貶める事にもなりかねない。マミさんの魅力はそこではないのだから。「マミる」という言葉には節度とその場の空気を読んだ使用が心から望まれる。
なおニコニコやねらーやまとめ民のユーザーなど蔑称を乱発する層が特にマミるという言葉を乱用し続けた結果、今やマミるは斬首表現そのものに対する蔑称のようになってしまった節もある。
そのため不用意にマミるという言葉を使うと不快感を持たれる、荒れる、そっ閉じされる、無言ブロックされるというリスクが格段に跳ね上がったため、人のいるところで使わない方が無難。
関連タグ
魔法少女まどか☆マギカ 巴マミ お菓子の魔女 もう何も恐くない
マミさんを救い隊 食われる前に食え! 恵方マミ マミトリ線 第3話の悲劇 検索してはいけない言葉 みんなのおもちゃ おいやめろ → これをネタにしたイラストとかに付けられやすい。
白レン:MBAAにおける彼女のルートにて七夜志貴から「(前略)子供はもう寝る時間だ、早く帰った方がいい」「そうでないと、怖い怪物に頭から食べられてしまうからね」と言われている。彼女自身はそういう間に合うこともないのだが、彼女とマミは中の人繋がりである。そしてMBAAは2008年稼働で本作品は2011年放送ということもあり、一種の予言者扱いされることもある。
33-4 → マミると同じように蔑称としてタブー視されたワード。
表記揺れ
最期繋がり
- 若葉みらい:あすなろの昴に頭から食われる
- 仮面ライダーシザース:ボルキャンサーに頭から捕食される→カニる
- ピクピク(gdgd妖精s):本編中でライオンにマミられた(構図・背景がまどマギ準拠)が、死んではいない
- 求衛ねね(BLOOD-C):古きものに頭から食われた → ねねる
- 卓郎(青鬼):怪物に頭をもぐもぐといかれた → 卓る
- 神宮司まりも(マブラヴオルタネイティヴ):BETA(兵士級)に頭を噛み砕かれ食い殺された → オルタる
- 初瀬亮二(仮面ライダー鎧武):怪物化して殺される → 初瀬る(こちらは同じ脚本家によるほぼ公式語。さらに派生語も出るようになった)
- ミーナ・カロライナ(進撃の巨人):初陣で通称おさげイーターと呼ばれる巨人に頭から食べられた
- 檎(鬼灯の冷徹):妲己に頭を喰われかけたが助かった
- T-800(ターミネーター4):一度は倒すも、ジョン・コナーの電気ショックによって蘇生したマーカス・ライトに頭を喰われて機能停止
- ルクレール(Vivy-FluoriteEye'sSong-):エステラに変装したAIに生首にされ、残骸の右腕が主人公に換装される(小説版では両腕両脚換装)。
- 曹仁(天地を喰らうⅡ赤壁の戦い):ROUND4のボス。必殺技で倒すと立ったまま頭を撥ねられた様を……
- GRAND LADY(やばたにえん酸):施設に飾られている壺に閉じ込められた状態で窓から侵入してきた人喰い植物に頭部から喰われて死亡する(壺を破壊するアイテムを入手すれば回避可能)
- ビースト・ドーパント:アニメ版『風都探偵』「超人r」では裏風都内で登場した個体が意図的に迷い込まされたときめに襲い掛かるが、あっけなくブラキオサウルス・ドーパントに捕まり、頭からがぶりと喰われて数秒で退場してしまった。
- 南条操:(ぱにぽにだっしゅ!)新房シャフト初期の作品。19話のラストで、杏子の中の人が演じるキャラが見守る中、鳥のQちゃんに頭から喰われる。金髪も同じ。でもギャグアニメなので普通に復活する
その他
- 宮子:黄色・キャラデザイナー・中の人繋がり。しかし、彼女が食べる側であるネタが多い
- アルトアイネス(13号):声優繋がり → みぎぃ…
- 二ッ岩マミゾウ:名前繋がりゆえに、公開されてすぐマミられる絵が続出 → 円環の狸、巴マミゾウ
- ゴジラ:vsビオランテでビオランテに噛み付かれる場面が似ている → ゴジる
- ???:体をまるごと食われてしまう場面がこれ以上の衝撃だった → ???(伏字になっているのはその人物が登場する作品がネタバレを禁止している為)
- じーさん:なんと!でんぢゃらすじーさん11巻に収録されている「天井にささったのじゃっっっ!!!」ではオナラの勢いで天井に頭が突き刺さった状態に……とされていたが、正体は木村ぶんざえもんという別人だった(本物のじーさんはトイレで寝ていた)。
- ジャネット・ヴァン・ダイン、シルバーサーファー∶とある時間軸にて彼女と同じ目に遭った超人達。但し起こったのは発売時期的に本作より先。因みに別の時間軸のジャネットの声はマミと同じ声優が担当している。
似て非なる者
- 天秤座ショック:指導者ポジションキャラの死亡退場だが、状況は大きく異なる