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概要

仮面ライダー龍騎』第5話「骨董屋の怪人」、第6話「謎のライダー」に登場する怪人・ミラーモンスターの1体。仮面ライダーシザース契約モンスターでたり、右腕の鋏を模した武器「シザースピンチ」と背中の甲羅を模した盾「シェルディフェンス」をシザースに与える。

 鉄骨をも切断する両腕の巨大な鋏を豪快に振り回して敵をなぎ倒す戦いを好む。また身体の装甲はかなり堅く、特に背甲はダイヤモンド並みの硬度を誇り仮面ライダー龍騎ドラグセイバーで切りつけられても傷一つつかなかった。

 シザースとの連携を得意とし、息の合った連続攻撃で相手を追い詰める。

 スペックは他の契約モンスターと比べて防御力以外は高くない(APはゴルトフェニックスの半分も無い)が、シザースが自身の犯罪を隠ぺいする目的で人間を食べさせている事で戦闘能力は本来よりも高い……と推察される。

 ファイナルベントシザースアタック発動時はシザースをバレーボールのトスのように両腕で弾いて回転を加え体当たりさせる。ゲーム『仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ』では泡を吐く攻撃を披露している。

 ミラーワールド内で召喚される時は、地面に形成された四角い鏡からせり上がるように出現する(鏡はすぐに砕け散る)。

姿

 体色はオレンジ(もしくは金色)で、ずんぐり体型をした2足歩行のカニ

 頭部はカニその物だが、よく見るとカニの口にあたる部分が人間に近い形の顔になっていて、両腕は鋏になっている。

なお、背中のシェルディフェンスは『龍騎』では装着されてはいたものの、『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の新録映像では何故か外れている。

結末(ネタバレ注意)

シザースが須藤雅史と発覚した後、仮面ライダーナイトとの戦いでシザースを援護する。

 しかし、お互いファイナルベントを発動してこれを相殺した後ナイトの攻撃でシザースのデッキが壊れた事で契約が破棄され態度を豹変、シザースを頭から食い殺してしまう

 ナイトに襲い掛かるが、遅れて来た龍騎と戦いドラゴンライダーキックを受けて爆発。

 ライダーが死ぬ所を初めて見た龍騎はボルキャンサーのエネルギーを捕食しようとしているドラグレッダーに「やめろ」と叫んで止めたが、ナイトは「力は力だ」と自分に言い聞かせる様にエネルギーをダークウイングに捕食させた。

 エピローグのモンスターがいない世界では真司が「金色のカニ」の取材を命じられる場面がある。

(ボルキャンサーではなく、第7話「新種誕生?」の「金色のザリガニ」と似た事例だろう)

その後の登場

仮面ライダーディケイド』第6話「バトル裁判・龍騎ワールド」

龍騎の世界」でシザースと共に登場。

 仮面ライダーベルデに追い詰められたシザースが降参するフリをして召喚、ベルデを返り討ちにした。

 何気にアドベント初使用である。

 シザースがナイトに倒された後の詳細は不明(ボルキャンサーが倒された描写は無い)。

『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 物語後半でショッカー傘下の怪人として登場。

 復活した龍騎と戦っていた。

仮面ライダージオウ スピンオフ PART2『RIDER TIME 龍騎』

シザースの契約モンスターとして一瞬登場。

仮面ライダージオウ』EP47「2019:きえるウォッチ」

世界に起こった異変の影響で出現。

演じた人物

声優作品備考
千田義正仮面ライダー龍騎
スーツアクター作品備考
押川善文仮面ライダー龍騎
千葉英喜仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERSシザースアタックの映像が新規撮影されたものの未使用。

備考

 『龍騎』に登場する契約モンスターでは唯一、ライダーの召喚機シザースバイザー)に名前が使用されていない。

 主人のシザース同様ファンの間で人気があり、「かわいい」と評する声も多い。

 また、同時期放送の『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する縁切り忍者シラーンスはカニモチーフでデザインされたが、ボルキャンサーとモチーフが被る為、提出後1時間足らずでウサギに変更され、今日の夕方までというタイトスケジュールで仕上げられた(『百化繚乱 下之巻』p.151より)。

 名前の由来は、火山を意味する「volcano」とカニを意味する「cancer」から(『仮面ライダー龍騎』(ファンタスティックコレクション)p.55より)。

 モチーフは、鋏や甲羅が武器にしやすいという理由でミラーモンスターのデザインを担当した篠原保自らが提案された(『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』p.137より)。

 CGによるモンスターとの差異として、硬質感やシルエットの他に大きさもあり、人間型で収まりのいいバランスを求めるとモチーフの表現がこぢんまりとしてしまうため、人間のようなバランスのメカ風の顔を大きなカニの頭の中に配置することで、どちらも顔として認識できるようになっている。それでもボリュームとしては不足だったため、デザイン画では上半身がかなり大振りで描かれたが、実際の造形では小さくまとめられた(『完全超悪』p.140より)。

 『仮面ライダー龍騎 超全集』では全契約モンスターの中で唯一ボディ図解が掲載されていない。

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