曖昧さ回避
- 虐殺者を意味する英単語「genocider」のカナ表記。
- 『仮面ライダー龍騎』に登場するキャラクター。本記事で詳述。
- 『アラド戦記』におけるクラスのひとつ。(参考:公式サイト内紹介)
- 宮崎摩耶原作・秋吉宣宏作画による青年漫画作品。
- もしかして:ジェノサイダー翔、異界ジェノサイダー
データ
初登場話:第25話「合体する王蛇」
契約者 | 仮面ライダー王蛇 |
---|---|
身長 | 530.0cm |
体重 | 490.0kg |
特色/力 | 口から吐くエネルギー破、腹部のブラックホール |
AP | 7000 |
ファイナルベント | ドゥームズデイ |
仮面ライダー王蛇の契約モンスターであるベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの三体が、ユナイトベントの効果により合体して誕生するミラーモンスター。基本AP7000と最強のモンスターであるゴルトフェニックスに次ぐ強大な力を持っている。口からは衝撃波を放つ。
構成は、尻尾・首・顔部がベノスネーカー、顔を除いた頭部・胴体・四肢がメタルゲラス、背中がヒレを展開させたエビルダイバーとなっている。
設定上はジェノサイダーのアドベントカードも存在しており、PS版ではブレス攻撃、クライマックスヒーローズではブラックホールでの引き寄せ攻撃を披露している。
北米向けリメイク作『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』ではセレビーストの名称で登場。仮面ライダーストライク(KRDK版王蛇)によって使役される。
ファイナルベント「ドゥームズデイ」
ジェノサイダーが自身の腹部を展開しブラックホールを発生させ、そこに王蛇が敵を蹴り込む必殺技。
まともに受けてしまえば、ライダーだろうがモンスターだろうが確実に死ぬ技なのだが、発動までの時間が掛かり過ぎる上に、使用中はジェノサイダーがその場から動けないため隙だらけになってしまう。このため技の途中に妨害を受け不発となるリスクが他のファイナルベントよりも高い。
ファイナルベントのカードの絵柄もベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3つを合わせたものとなっている。
最初にドゥームズデイを発動した第34話ではマグナギガによって王蛇がはたき落とされた為に不発に終わり、最終話では同じく発動までに時間の掛かるゾルダのファイナルベントの隙を突いてようやく命中に成功した。なお、この時ゾルダは衝撃で吹っ飛ばされて変身解除した為、マグナギガごとジェノサイダーに飲み込まれることはなかった。
合体による弊害
- 機動力は合体前に比べ鈍くなっており、敵の攻撃の回避が難しい。
- ジェノサイダーに合体した時点で、「契約モンスター三体」から「契約モンスター一体」という扱いになるため、この形態で倒されると、契約モンスターを一気に全て倒されたことになり王蛇はブランク体に戻ってしまう。
- 大幅にパワーアップしたAPと背面のエビルフィンの攻撃力が高まった事を除けば合体元のモンスターの強みをほぼ打ち消してしまっている(ガードベントをも溶かすベノスネーカーの毒液、空中や水中から奇襲できるエビルダイバーの機動力など)。
これらの複数の欠点をつかれ、劇場版では仮面ライダーファムへのドゥームズデイ発動中に仮面ライダーリュウガから妨害され、ドラグブラッカーの炎で硬められて動きを封じられた上にドラゴンライダーキックによって頭部、胴体、エビルダイバーが吹っ飛ばされ、残ったメタルゲラスの足とベノスネーカーの尻尾が爆発、王蛇の契約モンスターがいなくなりブランク体に戻った直後ファムに倒されるという事態になった。
なおTV版でも、合体したせいで仮面ライダータイガのフリーズベントで凍らされてしまったりとイマイチ活躍の場に恵まれなかったが、ようやく最終話でファイナルベントが命中するという戦果を上げた。
ジェノサバイバー
『HERO SAGA』の一編『MASKED RIDER RYUKI EDITION アドベントカレンダー』第4話に登場。
王蛇サバイブがユナイトベントを発動して誕生した最凶の合体モンスターで、なんとゴルトフェニックスをも超えるAP15000。
王蛇がこれまでに倒してきたライダーの契約モンスター達に加え、その場にいたドラグレッダーとダークウイング(の分身)も巻き添えになる形で合体している。
構成は、上顎がメタルゲラス、下顎がベノスネーカー、左肩にバイオグリーザの顔、右肩にギガゼールの角、右翼がブランウイング、左翼がダークウイング、胸部にエビルダイバーの顔、左胸部にドラグレッダーとデストワイルダーの顔、右腕がボルキャンサーとなっており、左腕や下半身はスクラップで構成されたようなデザインである。
最終的にはドラグレッダーが反抗したことで制御できなくなり、ゾルダとマグナギガの「エンドオブワールド」で倒された。
余談
・玩具のアドベントカードでの名称は「獣帝ジェノサイダー」。
・放送当時の英語表記は「Geno"s"ider」だったが、プレミアム・バンダイのアドベントカードアーカイブスでは「Geno"c"ider」と英語で「虐殺者」を意味する正しい綴りに直された。
・デザインモチーフの選定は難航し、胴体が熊で背部が蛾という案もあった。劇中ではベノスネーカーに2体が加わる形で誕生したが、デザインではまずジェノサイダーが先行して作られ、それから合体前のモンスターと契約したライアとガイが描かれた(『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』p141より)。
関連タグ
ジェノサイバー:一文字違いのモンスター。