概要
仮面ライダー龍騎、仮面ライダーリュウガのファイナルベント。APは6000(リュウガは7000)、つまり300t(リュウガは350t)の威力を誇る(※)。通常の龍騎のキック力が20tであることから考えれば凄まじい威力である。食らったら問答無用で爆死するのも宜なるかな。
龍騎はドラグレッダーと共に空中に飛び上がり、炎に包まれながらキックを決める。
劇中ではライダー相手に使う機会はほとんど無いが、成功率・撃破率共にほぼ100%を誇り、盾で武装したシールドボーダーの守りも何のその。『EPISODE FINAL』や『MOVIEバトルロワイヤル』ではリュウガをも撃破している(撃破出来なかった事例はハイパーバトルビデオの悪のアギト・バーニングフォーム戦、仮面ライダー大戦での仮面ライダースーパー1戦だが、前者は威力を軽減されたとはいえ、大ダメージを与えている上に夢オチである。後者についてもふっとばすことには成功している)。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』ではアナザーアルティメットクウガ相手に初手から発動させている。
リュウガは龍騎とほぼ同じキックの場合とドラグブラッカーの黒炎で相手を石化させた後にキックを決める場合がある。
劇場版では王蛇のジェノサイダーを一撃で粉砕した(EPISODE FINAL)他、スピンオフではガイを葬り、ナイトの飛翔斬との対決にも打ち勝っている。
ただし、本編や客演を含め、リュウガ版は撃ち合いに負ける事も少なくない。
- 龍騎とのドラゴンライダーキック対決では1000AP上回っているのにもかかわらず、競り負ける(EPISODE FINAL)
- 仮面ライダーディエンドのキバアローに競り負ける(『ディケイド』第11話)
- 仮面ライダーディケイド(コンプリートフォーム)+龍騎サバイブのバーニングセイバーでドラグブラッカーごと爆砕(『ディケイド』第21話)
キックをする前に独特の構えをとるため、同様のポーズを取っているイラストにもこのタグが付けられている。
ちなみに、仮面ライダーディケイドがリ・イマジネーション龍騎と共闘した際の合体必殺技(ファイナルアタックライド)もこれと同じようなものであった。
なお、こちらはディケイドドラグーンという名称になっており、龍騎のドラゴンライダーキックとは区別されている。
仮面ライダージオウのスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』のEPISODE1でも披露されている他、EPISODE3では龍騎のライドウォッチを手に入れたジオウがディケイドアーマー龍騎フォームに変身し、ドラゴンライダーキックを思わせるライダーキックを発動している(ただし、こちらはキック前のポーズが左右逆であり、ドラグレッダーも出現していない)。
※なお、「戦車を一発で破壊する」という設定の新1号のキック力は80t(設定)だが、これに必要な破壊力は柳田理科雄氏によれば964tらしい
発動までの流れ
龍騎の場合
- ファイナルベントのカードをドラグバイザーにセットする。
- 足を大きく広げて開き気味の四股立ち、右手を開いて大きく広げ、左手を下に構えて拳を握りこんで体全体をゆっくり沈み落とす。
- 両足を合わせて踏み切り、左手と右膝を上に突き出して跳ぶ。
- 真上に跳躍後、空中で体をひねってムーンサルト、さらにライダーキックの姿勢に移行。
- ドラグレッダーの火炎放射を背に受けて身に纏い、威力と速度を上げて跳び蹴りを見舞う。
ちなみに、放送当時の『DX龍召機甲ドラグバイザー』のCMでは真司がベントインする際にわざわざ「ベントイン!」と言ったり(『変身ベルト Vバックル』のCMでは「アドベント」の音声まで自分で言っている)、ドラゴンライダーキック発動時に「ライダーキック!」と叫んでいるシーンがある。実際に劇中で真司が「ライダーキック!」と叫んだのはハイパーバトルビデオのみ(ただし、口上は「ダブルライダーキック!」となっている)。
リュウガの場合
- ファイナルベントのカードをドラグバイザーにセットする。
- ドラグブラッカーがリュウガの周りを一周してリュウガが浮遊(龍騎との戦いでは四股立ちを見せている)。
- ドラグブラッカーの火炎放射を背に受けて身に纏い、威力と速度を上げて跳び蹴りを見舞う。
『超電王トリロジー』にてディエンドコンプリートフォームに召喚された際には発動と同時にドラグブラッカーも敵に突っ込んで行く描写がある。
『RIDER_TIME_龍騎』でのナイト戦では龍騎版により近い動作で発動している(ただし、ムーンサルトは行わない)。
なお、リュウガのリメイクに当たる『KAMEN_RIDER_DRAGON_KNIGHT』の仮面ライダーオニキスもこの技を使用していたが、あくまでも夢の中の演出という扱いであった。
ライダーキックの演出として
仮面ライダーの代表的な必殺技とされるライダーキックは、高く跳躍後に空中で体勢を変更、キックの姿勢を維持したまま落下するという常人に不可能な技であるため、カメラアングル変更を多用したカット割りが用いられていた。
しかし、龍騎のドラゴンライダーキックはドラグレッダーの胴体でカット割りの瞬間を隠すことにより、跳躍→体勢変更→キック維持の間にカメラアングル変更が行われない革新的な演出が用いられている。
類似例
仮面ライダー王蛇
ファイナルベント「ベノクラッシュ」は契約モンスターのベノスネーカーから発射された毒液の奔流を背に受けて連続キックを放つ技となっている。
仮面ライダーキバ(キバフォーム)
アーケードゲーム『仮面ライダーバトル_ガンバライジング』限定技として「ドランバレットムーンブレイク」がある(RT4-031)。
キャッスルドランの吐いた炎を背に受けたキバがダークネスムーンブレイクを放つ。
仮面ライダークローズ
必殺技「ドラゴニックフィニッシュ」は『クローズドラゴン・ブレイズ』というエネルギー体の龍を召喚し、吐き出した火炎で加速してキックを繰り出す技となっている(ただし蹴り方はボレーキック)。
テイルイエロー
必殺キックの「ヴォルティックジャッジメント」はユナイトウェポンから発射されたビームを背に受けてキックを放つ。
ドラゴンでキックはしないものの、ドラゴンライダーキックのオマージュではないかと思われる。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー 仮面ライダー龍騎 仮面ライダーリュウガ ライダーキック キック 必殺技 ファイナルベント ドラグレッダー ドラグブラッカー
ライダーキック←ドラゴンライダーキック→クリムゾンスマッシュ
ドラゴンでライダーキック関連
- 仮面ライダーキバ(エンペラーフォーム):こちらはドラゴンと一体化してキック。
- 仮面ライダーウィザード:こちらはドラゴンが足に変形してキック。