「これでホントの、ゲームオーバーだ」
CV:一條俊
変身者
・芝浦淳
概要
「仮面ライダー龍騎」に登場する仮面ライダー。芝浦淳が変身する。
重厚な西洋甲冑のような外観で、基本カラーはグレー寄りの銀。見た目通りに防御力は高く、胸部装甲『メタルチェスト』はドラグセイバーの一撃を受けても傷一つつかない。
見るからに重そうな見てくれとは裏腹に動きは軽快で、ストライクベントを用いてゴリ押す戦法を得意とする。
相手が直前に発動したアドベントカードの効果を一度だけ無効化するコンファインベントという特殊カードを複数所持しており、狡猾な芝浦らしいデッキと言える。
これだけ見ればかなりの実力を持つライダーに見え、実際に龍騎・ナイト・ライアの3人がかりでも余裕を見せたり、RIDER TIMF龍騎では単独で仮面ライダーライアに勝利している。しかし、この3人は人を殺める事を良しとしない、または迷いがある為、殺す事に迷いがない分ガイの方が有利であったと言う点、更にTV本編ではナイトとの初戦で追い詰められて敗北寸前となっていたり、RIDER TIME龍騎では(相手があまりにも悪すぎたとは言え)仮面ライダーリュウガ相手に全く歯が立たないまま倒される辺り、実際には変身者である芝浦本人の素の実力が低い為ライダーとしての能力を完全には活かしきれていない部分がある。また、戦いを楽しむ事に夢中になるあまりを背後を疎かにしている場面もあり、その結果本編では仮面ライダー王蛇、TVSPではディスパイダーによって殺される末路を辿っている。
召喚機はメタルバイザー。巨大な左肩アーマーが丸ごと召喚機となっているため、召喚機兼装身武具としてある以前にスーツの装甲の一部であり、取り外しが利かない珍しいタイプの召喚機である。ベントインの際は肩アーマーの前面に備わったトレイを開き、そこにアドベントカードを投げ入れることで装填し、カバーを閉じて読み込ませる。また、設定上は赤い角部分でのショルダータックルも可能だが、そのように使われた事は一度もない。
額の一本角ガイホーンは、龍騎のドラグクラウン(頭頂部のライダークレスト)と同じくメタルゲラスとの契約で形成されたもう一つの契約の証と言うべきもので、ブランク体はこの一本角が無い姿である事が窺える。
スペック
身長 | 195cm |
---|---|
体重 | 100kg |
パンチ力 | 300AP(15t) |
キック力 | 300AP(15t) |
ジャンプ力 | ひと跳び20m |
走力 | 100mを5秒 |
所持カード
メタルゲラスの頭部と一本角を模した籠手「メタルホーン」を召喚。2000AP。
厚い鉄塊を一撃で貫通するドリル状の角による刺突は強力で、ガイのパワーが加わることでライダー2人をまとめて吹っ飛ばすほどの威力を誇る。
第16話で一度使用したにもかかわらず、第17話ではもう一度召喚しており、2枚ある可能性が高い(第19話でも同様の描写あり)。
- コンファインベント
相手のカードの効果を無効化する。タイミング次第ではファイナルベントすらキャンセル可能。
劇中では一度の戦闘で2枚使用している。
本編ではライアのハイドベノンを無効化していたが、『RIDER TIME 龍騎』でも同様の方法で無効化した。
ガイの最大の強みとも言えるが、弱点はカードを発動していない相手には使えないこと。つまり、カード無しでも戦闘力の高い敵には押される恐れがあるという事であり、TVSPではディスパイダーに捕食されている他(そもそもカードを使って来ないので搦め手が通じず、糸での捕縛でカードが使用できない)、『RIDER TIME 龍騎』ではカードを全く使ってこないリュウガにボコボコにされ、ドラゴンライダーキックで倒されている。こちらの場合はコンファインベントを使おうにも、ドラグブラッカーの炎で動きを封じられた為に対策ができなかったという所であろう。
- アドベント
メタルゲラスを召喚。4000AP。
必殺技「ヘビープレッシャー」を発動。5000AP。
契約モンスター
頭部の長大な一角や両手の重厚な爪を武器とし、重量級の巨体を活かした突進攻撃を得意とする。
主人の死後は仇として王蛇を付け狙ったが、逆に契約させられてしまった。
ジェノサイダーへの融合時はボディを構成する。
龍騎以降での活躍
仮面ライダーディケイド
『龍騎の世界』の仮面ライダー裁判に参加していた。
劇場版『オールライダー対大ショッカー』では大ショッカー側についた王蛇とキックホッパーを足止めする為、海東大樹こと仮面ライダーディエンドによってライア、パンチホッパーと共に召喚され、王蛇とキックホッパーに挑みかかった。
RIDER TIME 龍騎
仮面ライダージオウのスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。変身者は芝浦淳。歳を食ってもやべーやつであることは変わっておらず、むしろヒートアップしている。
仮面ライダーアウトサイダーズ
『仮面ライダーゲンムズ』の正当続編に登場。
「ライダーバトルのない世界」で何故か再開されたライダーバトルで、ゾルダやライアと交戦していた。しかし、そこに乱入して来た王蛇によって、どっかの虎のミラーライダーのように一方的にベノサーベルで滅多打ちにされた上、またしてもベノクラッシュで粉砕された。
なお、変身者が芝浦だったかどうかは不明。
ゲーム
『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』
稼働2年目のSC3弾でガンバシリーズ初参戦。おまけにオリジナルキャスト収録である。
ここに限らず、現役当時のゲーム以外で参戦するのは非常に珍しい。
サイガ辺りと同じく「ゲーム」という単語を多用するので別の意味でゲーム映えするキャラクターである。
残念ながらLRは逃しSR登場となった…オマケにLRを取ったのがよりによって王蛇というオマケつき。
必殺技はきちんとファイナルベントが再現され、メタルゲラスも登場。
先んじてライア(と技演出でエビルダイバー)が参戦しているのでこれにてジェノサイダーの3モンスターが揃ってしまった。ドゥームズデイの足音がすぐそこまで来ている。
流石に王蛇専用ガードベント…はないが、システム上キャラの置き場所を上手く調整して運良くミガワリボウギョが発動すれば王蛇を庇いに前に出るガイ、という自発的ガードベントは可能。
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』
本作での名称は仮面ライダートラスト。トラストは「突進」の意(綴りは「thrust」であり、日本人には「スラスト」読みの方が馴染み深いかもしれない)。
モトクロスのレーサー、ブラッド・バレットが変身。
詳細は『仮面ライダートラスト』の項目を参照。
余談
- 史上初の犀モチーフのライダーにして、唯一の犀単体モチーフのライダー。
- 他の例としてはサゴーゾコンボや仮面ライダーダイモンなどがいるが、いずれも複数の動物の複合となっている。
- ガイは本来手塚海之が変身するライダーとしてデザインされていた。そのため全体的にヒロイックな印象受ける。
- デザインでバイザーを左肩に付けたら、いざスーツを作った際バイザーに手が届かないという緊急事態が起こったが、カードを投げ入れるという手段を思いついたためそのまま採用されたという逸話がある。
- 『仮面ライダー鎧武』放送前、仮面ライダーサイという誤情報が流れた。
- 銀のボディとメタルバイザーの赤い角は『人造人間キカイダー』に登場するグレイサイキングのオマージュ。
- 仮面ライダーBLACKRXが裏モチーフとなっている。一見するとわかりにくいが、よくよく見れば口の形状や首周りに面影を見て取れる。
- 双葉社から刊行された『仮面ライダーの超常識』ではシマウマモチーフだと誤って表記されている。ゼブラスカルと契約した世界線の情報なのだろうか…?
関連タグ
サブライダー 学生ライダー 社長ライダー ︎︎ダークライダー
ガードベント、近くにいたお前が悪い:不名誉なネタ。