我々優れた者が生き残るために人口を3分の1に減らす。ダメなやつらを消してしまうことにしたのだ。
概要
「スカイライダー」に登場する悪の秘密結社である。デルザー軍団壊滅から2年くらい後に出現した影の組織。
謎の蒸発事件やビル爆破、政治家の暗殺などの犯罪やテロを行っていた。その目的は、来るべき食糧危機に備えるという表面上の理由で世界の人口を3分の1に減らし極一部の優れた人類を洗脳・改造人間にして世界を征服することである。
同じ鷲のシンボルを持つ等、初代ライダーの敵組織ショッカーとのゆかりもある。動植物や妖怪をモチーフにする怪人が多い。
アメリカ・ロシア(当時はソ連)・フランス・インド・中国・エジプト・ポーランド・日本等の世界中に支部が存在し、各支部で怪人により人口削減活動を行っている。
今までの敵組織が漠然とした目的(中には主人公の持つアイテムだけを執拗に狙う組織もあった)を掲げていたのに比べ、殺戮を前面に押し出したのは本作が初であろう。
だがスカイライダーの出現以降は殺戮だけでなくスカイライダー抹殺も行おうとするようになり、中盤辺りからは人口削減よりも日本占領を方針にするようになっていく。
また戦車と言った大掛かりな装備などで街を滅茶苦茶にすると言う派手な行動もとっている。
構成員
首領
ネオショッカー大首領 |
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ネオショッカーを従える謎の支配者。普段は姿を見せず大幹部に命令をおくるが、その正体はB26暗黒星雲から来た竜の姿を持ち、火炎を吐く巨大な宇宙怪獣だった。巨大な手でアリコマンドを握りつぶし幻影を見せたりする。最後は自ら正体を見せ、1号からスカイライダーまで集結した8人ライダーに戦いを挑む。『仮面ライダーSPIRITS』では、大首領JUDOが宇宙から召喚した手先として登場。 |
大幹部
ゼネラルモンスター |
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ネオショッカー日本支部の初代大幹部。軍人の服装を着こなし眼帯をつけているが、その正体はヤモリの怪人「ヤモリジン」である。ナチス時代、ショッカー初代幹部である「ゾル大佐」の部下であった。途中で昇格し左手が義手になった。性格は硬く、からかわれたりするのを非常に嫌う。だが自分から組織に入ってきたクモンジンやムカデンジンには話の分かるところも見せた。度重なる失敗によって大首領からの最後通告を受け、スカイライダーに最後の戦いを挑む。ファンファン大佐は彼の実質的オマージュといえる。 |
魔神提督 |
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ネオショッカー日本支部に南米支部より派遣された2代目大幹部。容姿は鎧を着用し剣を携えた派手な格好である。何度もスカイライダーに敗れ去った日本支部の怪人を不甲斐なく思い、海外支部から強力な怪人を呼び寄せた。性格はゼネラルモンスターとは打って変わって陽気で有能な部下は大いに賞賛し昇格させたりするが、使えないものは即座に切り捨てる等、残忍である。 |
ネオショッカー怪人 |
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作戦を実行する改造人間達。魔神提督が日本支部の大幹部になってからは海外の支部から優秀な怪人が派遣されてくるようになる。 |
戦闘員
アリコマンド |
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ネオショッカーの戦闘員。全身が黒くアリがモチーフであり100メートルを5秒で走り、10メートルの跳躍力を持つ。「ヒャイーッ」「ケィーッ」など甲高い声を上げるが普通の言葉もしゃべる。劇中では何かと怪人の技の実験台にされたり、大首領により幻影を見せるための生け贄にされたりと扱いが酷い。怪人と共に戦闘する黒い姿のアリコマンドの他、科学任務担当の白い姿のアリコマンドも存在する。さらに大首領の直属である「ドクロ暗殺隊」というアリコマンド部隊もある。 |
その他の構成員
プロフェッサー・ドク |
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ゼネラルモンスターとは友人の間柄の科学者。過去の戦闘映像をもとにスカイライダーの能力・戦力分析を行い、作中ではゴキブリジンとゼネラルモンスターの改造に携わり、彼のスカイライダー打倒計画をサポートした。 |
ドクターメテオ |
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科学者。求人広告で若者たちを集めてアリコマンドにしようとした。 |
関連タグ
秘密結社エゴス、ベーダー一族:同時期の特撮番組に登場する敵組織。