「俺の名は…仮面ライダー!」
「仮面ライダーはいつだって正義の味方だ!」
概要
8人目の仮面ライダー。
歴代ライダー初の単独での飛行が可能な能力をもったライダーである。作品の概要については仮面ライダー(スカイライダー)を参照のこと。
ネオショッカーによって瀕死にさらされた筑波洋が改造手術で復活した姿。人類の自由を守るため、悪の組織ネオショッカーの野望を打ち砕くべく立ち上がった。モチーフはイナゴである。
公式人気投票 | 77位(119票) |
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データ
身長 | 180cm |
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体重 | 70kg |
パンチ力 | 厚さ30cmの鉄板を破壊する(旧)。10tのコンクリートの塊を粉々にする(強化後) |
キック力 | 新品の大型ダンプカーを一撃で破壊する(旧)。直径1mの鉄球を真っ二つにする(強化後かつキック倍増法の伝授後) |
ジャンプ力 | 60m(ひと跳び)、200m(重力低減装置使用) |
走力 | 時速60㎞ |
最大の特徴はベルトの横についた重力低減装置により空を飛ぶ技「セイリングジャンプ」を使えること。その他音速を出せるバイク「スカイターボ」を駆り壁を突き破る「ライダーブレイク」や腕をドリルのように回転させて壁に穴を開ける「スカイドリル」といった技を持つ。中盤にて、ある怪人を倒すため特訓を重ね、体の色の色調が暗い色から明るい色になった。そのため、後述する通り予算の都合上後半ではあまり空を飛ばなくなった。
また、ベルトから超電磁波を強力な閃光にして放射し相手を惑わせる「スーパーライトウェーブ」や体を竜巻のように高速回転させて相手の念力攻撃を跳ね返す「念力返しライダースピン」など敵の攻撃を封じる技も所持している。
ちなみに動物の言葉を理解する機能も組み込まれている。
初めての空を飛ぶライダーとして知られるが、「V3」2話にてエネルギーを全開放した1号・2号ライダーが空を飛んだ例や、V3の「26の秘密」にマフラーを広げて滑空する技「グライディングマフラー」の設定(映像作品では未使用)があるため、厳密に初と言えるのは「自由に」空を飛ぶ力のみといえる。
『仮面ライダーディケイド完結編』では、最新のSFXにより猛スピードで雲海を抜ける姿が描かれた。
ジャンプ力はそれぞれ垂直跳び30m、幅跳び100m、走り幅跳び350mとなっているが、重力低減装置使用で垂直跳びの距離が200mにも跳ね上がる。気になる飛行能力に関してだが、時速800kmで1万mの高度まで飛べる(エベレストなど軽々飛び越えられるレベル)。走行速度は時速60km(100m6秒)。
必殺技
空中前方宙返りからキックを繰り出す「スカイキック」である。またストロンガーとの特訓で編み出した強化技の「大回転スカイキック」がある。なお、強化後の「スカイキック」は「大回転スカイキック」と同等の威力を持つと思われる(劇場版にて)。敵のキックを利用してもう一度スカイキックを決める「スカイダブルキック」などスカイキックは非常に応用の効く必殺技と言ってもいい。
なお、通常のキック力は100t(※)ほどで、平成ライダーの最強形態に匹敵する威力である
ライダーチョップやライダーパンチに相当するスカイチョップやスカイパンチも使う事が出来、両腕と封じ背中に脚を掛けて落下する「三点ドロップ」や200m上空からバックドロップを決める「スカイバックドロップ」、敵を足で掴んでスクリュースピンして地面に叩き付ける「風神地獄落とし」などスカイライダーだけに空というフィールドを活かしたドロップ技を数多く習得している。1号が技の1号と呼ばれるようにスカイライダーもまた空中での技を極めた戦士であるのだ。
強化した後は99の技を編み出したりと技の種類が豊富になっている…が、ある程度設定が明らかにされているV3・26の秘密とは異なり、番組放送終了後の現在になっても全て明かされることは無かった。現在設定が判明…というより設定そのものが明確に定められているのは以下の物だけである。
スカイスクリューキック | 空中て身体をきりもみ回転させて貫通力を高めたキックでフィニッシュ、その威力は大回転スカイキックを上回る |
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スカイ大旋回キック | 相手の周りを飛行しつつ旋回し、弱点部分へのキックでフィニッシュ |
スカイフライングソーサー | 空中で体を大の字に広げた後に高速で回転し、スカイキックでフィニッシュ |
竹トンボシュート | 相手を担いで高速で回転ジャンプし、空中に勢い良くして投げ飛ばす |
スカイランニングストーム | 相手の両腕を封じ、背中合わせの状態で高速走行、頭を地面や岩盤に連続で叩き付けて粉砕する |
ライダー卍固め | 強化された身体を活かしたプロレス技の卍固め、動きを完全に押さえる |
槍渡り陽炎の術 | 自身の体重をゼロにし、相手が構えた槍の上に飛び乗って攻撃を封じる |
スカイアームドロップ | 三点ドロップと似た技、こちらは相手の腕を両脚で踏みつけたまま落下する |
風車三段投げ | 相手を担いで空中で三回転し、敵を投げ飛ばす |
必殺空中稲妻落とし | 相手を高々と放り投げた後、自身もジャンプし空中でキャッチ。脳天から地上へ叩き落とす |
岩石落とし | 相手の身体を抱えてジャンプし、空中で勢いよく投げて地面に激突させる |
ライダータイフーン脳天落とし | 両脚で相手の首を挟んでジャンプし、空中で一回転した後にそのまま脳天を地面に叩き落とす |
スカイドロップ | 相手を抱えてジャンプし、逆さまにして頭を地面にぶつける |
水平回転チョップ | 空中で回転しながら相手に接近し、4連続でチョップを繰り出す |
必殺飛び石砕き | ジャンプした後、アリコマンド集団の身体を踏みつける様に移動しつつ、骨を蹴り砕く |
人体二つ折り | 腕の怪力を発揮し、アリコマンドの体を腰から二つ折りにする |
ハヤブサパンチ | ローリングパンチ、一瞬の間に数十発打ち込む(※劇中未登場 ケンプンシャの大百科より) |
空中5段キック | ジャンプと同時に続けて5発のキックを決める(※劇中未登場 ケンブンシャの大百科より) |
(※)『仮面ライダーの超常識』(双葉社刊、2016、P182)より。当書籍は東映の監修はなされているが、石森プロの監修はなされていないので"公式的な数値"かどうかは不明。
ちなみに、劇中ではプロフェッサー・ドクの分析によりスカイキックの威力が500キロだと分析されている。これがkgなのかktの意味なのかは不明だったのだが、『講談社MOOK 仮面ライダー昭和vol.7 仮面ライダー(スカイライダー) 』より、500kgと掲載されている。t換算で0.5tほど。これでは歴代平成ライダーの最弱フォームのキック値にも劣ってしまう(参考までに電王プラットフォーム3t、龍騎ブランク体が5tほど……しかし、アクセルトライアルは連続攻撃時にはキック力が通常時(3t)の8分の1にまで減少する設定があるので(換算すると0.375t)、一応下には下がいる。)
余談
ちなみに初めて変身した際はアリコマンドと戦闘した際の動作がそのまま変身ポーズになった。
中盤からは設定を生かしづらくなった(体の色を変更したためバンクフィルムが使用できなくなった。ただし第一期EDのスカイライダーは何故か強化前にもかかわらず、よく見ると強化後に近いカラーリングだったりする。)理由で「セイリングジャンプ」や「ライダーブレイク」が封印されたが、使用する描写がなくなっただけで、使用できなくなった訳ではない。
最終回では8人ライダーセイリングジャンプを行っている。
ケイブンシャの大百科シリーズにおいてはバッタがモチーフであるとされ、改造手術完遂時の怪人名がバッタジンではなかったかとの推測も掲載された。
誘導改造人間技術の確立時には誘導改造人間にされる予定であったことがゼネラルモンスターの口から語られている。
初心者などに「仮面ライダースカイ」と間違われることがあるが、スカイライダーである。これはアマゾンライダーやXライダーのような通称ではなく正式名称。
スカイライダーの呼称が本編に登場したのは第21話からで、それ以前の劇中ではライダーないしは仮面ライダーと呼ばれていた。
ネット版レッツゴー仮面ライダーでは『最初は単に仮面ライダーだったのが、先輩ライダーが続々客演し始める中で1号と2号が登場するようになり、呼び分けが非常にややこしくなった際に急遽付けられた名前がスカイライダー。でも空を飛ぶからスカイだなんて安直すぎる!』などと語られているが、当時は1話放映前の特番や児童誌の第一報、さらに前期主題歌の歌詞(3番)にもはっきり「スカイライダー」名が出ており、ネット版のセリフは誤りである(あるいは、作中世界での設定ということかもしれない)。
なお、仮面ライダー大集合バトルのキャラ紹介では仮面ライダースカイライダーと表記されている…同じ事を2回言っていないか?
また彼の真紅のマフラーに描かれた斑紋はトノサマバッタやイナゴなどの羽に見える模様を再現したもので決して汚れではない。
平成作品での客演の際はセイリングジャンプが充分に活かせる環境となったことで、セイリングジャンプを多用する場面が度々見られる。
名前のせいで散々ネタにされて来たがとうとう公式でスイカのライダーも登場したため、共演することになった。
外部出演
外部出演やゲーム作品の出演は基本的に強化後の姿である。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
ライダーバトルでは、「空」繋がりである仮面ライダーイクサと対戦。
その後、最終決戦にも参加した。
漫画版では仮面ライダーブレイドジャックフォームと空中戦を行っている。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
ディケイド完結編の冒頭でセイリングジャンプで上空からディケイドを探していた所、背後からディケイド激情態のファイナルアタックライドで急襲され、地上に落下し倒されてしまった。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
昭和ライダーのひとりとして登場。
仮面ライダーストロンガーを倒した仮面ライダーカブトと交戦し、「スカイフライングソーサー」でカブトを倒すも、
直後に仮面ライダーフォーゼロケットステイツと空中戦となりフォーゼの「ライダーきりもみクラッシャー」で倒された。
その後、終盤に復活し決戦に参加している。
他に昭和ライダー時代は『劇場版仮面ライダースーパー1』や『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』、『仮面ライダーBLACK RX』に登場しており、
ディケイド以降の平成・令和時代は上記以外にも『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』、『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』、『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』といったオールライダーが登場する作品に登場している。
ゲーム作品
ガンバライド
004弾でLRで参戦。必殺技はスカイキック&三点ドロップ。
ガンバライジング
ガンバライジングでは無印3弾から参戦。初登場からSRで高レアでの収録となった。バースト必殺技はスカイダブルキック。
その後、ガシャットヘンシン1弾、ボトルマッチ5弾でもSRで収録。
4度目のSRとなったズバットバットウ2弾で新技「スカイスクリューキック」が収録された。
ライダージェネレーション
1作目から参戦。
ライダーアビリティのセイリングジャンプは飛行が可能で、上手く使えば他のライダーには真似できない空中コンボも決められる。
バトライド・ウォー創生
プレイアブルキャラクターとして参戦。通常モードと空中に浮遊するセイリングジャンプモードを持ち、それらを自由に切り替えてコンボをつなげていくことができる。
超必殺技はライダーブレイク。OPを再現し「突然現れた壁をスカイターボでぶち破る」という物になっている。
バイタルブレス
昭和ライダー10大ライダーVBMカードに収録された育成可能キャラクターとして登場。
旧2号からXまでのライダーから進化する。世代はPHASE5(完全体相当)、強化版はPHASE6(究極体)に相当。
CV
- 村上弘明
- 梶哲也(『劇場版スーパー1』、『10号誕生』)
- 鳥居賞也(『BLACKRX』)
- 赤羽根健治(MOVIE大戦2010)
- 石川英郎(仮面ライダー大戦)
- 金光祥浩(『ライダージェネレーション』以降のゲーム作品)
スーツアクター
関連イラスト
関連項目
仮面ライダー(スカイライダー)/仮面ライダー(新) 昭和ライダー
仮面ライダー一覧 主役ライダー
がんがんじい・・・ライバル戦士(?)
仮面ライダーアバドン:同じくイナゴモチーフ。
お彼岸ライダー:不思議コメディ『美少女仮面ポワトリン』36話に登場する謎のライダー。墓場で遊ぶ子供たちの前に現れお仕置きし、ママチャリに乗り颯爽と姿を消す。そのスーツ及びマスクはスカイライダーの流用改造。
キュアスカイ:平成、令和仮面ライダーシリーズの30分前の番組であるプリキュアにおけるスカイ。
有言実行三姉妹シュシュトリアン:同じく東映の不思議コメディー。3話に登場する「ハチ妖怪」は、上記お彼岸ライダーと同じく、スカイライダーのマスクを流用改造したもの。
ストロンガー → スカイライダー → スーパー1