スイカアームズ!大玉ビッグバン!
概要
戦極ドライバーにスイカロックシードをセットして変身する形態。
他のアームズと異なり、全身をすっぽりと覆うほどの巨大なマシンとなっており、アーマードライダーが乗り込み、操縦する形で使用する。
スイカロックシードのナンバーはL.S.-10、クラスはA、解錠スイッチはシーソー型。
スイカロックシードは希少種であるらしく、呉島貴虎が所有していたものを盗むことで初変身を果たした。劇中では、エナジーロックシードを使用する新世代ライダー達と互角の戦いを繰り広げるなど、希少性に見合った非常に高い戦闘力を持つ。
一方でエネルギーの消費が激しいのか、一度使用するとロックシードのスイカの色が失われてしばらく起動できなくなるという欠点を持つ。
第7話での鎧武の変身以降、他のアーマードライダーたちも切り札的に変身し活躍に恵まれる一方、無人機や大破した個体が登場するなどやられ役としても登場している。
本体の複眼の色は赤。後頭部は各ライダーの素体と同形状になっている。
『鎧武外伝仮面ライダー斬月』ではプロトタイプのウォーターメロンアームズが登場している。
この時点では他のアームズと同サイズだったが、変身者に多大な負担がかかるという欠点があった。
その後、変身者への負担を軽減するためにこのサイズまで大型化されたものと思われる。
武器および戦闘スタイル
3つの形態を使い分けて戦う。
大玉モード
いわゆる果物形態。強固な装甲によって全身が覆われた形態であり、火縄大橙DJ銃の砲撃でも傷一つつける事が出来ない、非常に高い防御力を発揮する。
この形態でも跳躍や転がることでの移動が可能で、転がる場合はダンデライナーと並走できる程の速度を発揮する。
また、強度と重量を利用する事での体当たり、押し潰し攻撃が可能であり、初級インベスレベルであればそれだけでどうとでもなってしまう。
ブラーボの振り下ろした鉄骨は流石に耐えきれずに切り身に割れてしまったが、短時間で再生するなど破壊対策も万全。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』ではウィザードとの合体技で武神鎧武に致命打を与えた。
ジャイロモード
全高 | 2.37m |
---|---|
全幅 | 4.13m |
重量 | 523kg |
最高飛行速度 | 247.0km/h |
飛行形態。
装甲に組み込まれたバーニアが両肩に展開し、空中を高速で飛行することが可能。両手指先のバルカン砲による射撃戦を得意とする。
飛行能力を持つ唯一のアームズである反面、格闘戦は不得手でほぼ素体そのままのライダーが露出してしまう都合上、防御力はスイカアームズの中でも最弱(シドロックシードで制御されていた無人機は、火縄大橙DJ銃のマシンガンモードで破壊されているレベル)。
このためかアーマードライダー同士の戦闘にはあまり使用されず、出番はヨロイモードに譲っている。
ヨロイモード
身長 | 311cm |
---|---|
体重 | 523kg |
パンチ力 | 33.2t |
キック力 | 51.8t |
ジャンプ力 | ひと跳び3m |
走力 | 100mを9.8秒 |
アーマー形態。
装甲をある程度展開した人型の形態であり、人型の運動能力、装甲の防御力、バーニアを使用したホバー飛行能力を併せ持つ、非常にバランスの取れた能力を持つ。
アームズウェポンは巨大な薙刀「スイカ双刃刀」。ただし、後述の例を見る限り武装は固定ではなく、使用するアーマードライダーによって変化する、ないし変更できるようである。
機動力は低いが運動性能は高く、パワー面では全アームズ最強のスペックを誇る。
必殺技
- 双刃割り
「輪切りにしてやるぜ!」
「スイカスカッシュ」で発動。スイカ型のエネルギーに相手を閉じ込めたあとスイカ双刃刀で連続で斬る。
余談だが鎧武は初使用の際、「輪切りにしてやるぜ!」と言っているが明らかに乱切りである。放送時は特に触れられることはなかったが、2017年放送の「日曜もアメトーーク」『第三回仮面ライダー芸人』にてメインMCの宮迫博之に「輪切りちゃうやん!」と言われてしまった。オレンジ、パインと輪切り続きだったから仕方ないのかもしれないが…。
仮面ライダージオウではこのオマージュとして、鎧武アーマーが「細切れにしてやるぜ!」と言いながらも輪切りに切り裂くシーンが登場している。
鎧武以外の使用者
第19話でヨロイモードを使用。
新世代ライダーであるシグルドと真っ向から張り合っており、スイカアームズの能力の高さが窺える。
アームズウェポンはスイカバーを思わせるスイカ型の槍。
第34話で使用。
そのあまりの巨大さにビビってしまい、装着は出来たものの気絶して大玉モードから変形できなかった。
そのため、ブラーボによってそのまま転がされる形で使われることに。
一応初級インベス30体、ヤギインベスとライオンインベスを1体ずつ、合計32体撃破という結構な戦果を挙げている。
第39話でヨロイモードを使用。
スイカ型のエネルギーナックルで無人スイカアームズやチューリップホッパーを撃退した。
- 軍隊
劇場版で凰蓮・ピエール・アルフォンゾが率いる軍隊の数人が使用。
生身の状態で使用しているあたり、召喚さえしてしまえば(負担を考慮しないなら)乗り込んでの運用は可能らしい。
小説仮面ライダー鎧武でジャイロモードとヨロイモードを使用。
アームズウェポンは鎧武と同じくスイカ双刃刀。
鎧武のスイカロックシードは本来は貴虎の所有物であったため、以前にもスイカアームズを使用していた可能性がある。
また、プロトタイプであるウォーターメロンアームズも使用している。
HEROSAGAのオーズの世界にて大玉モードとヨロイモードを使用。
S.I.C.のアレンジのためか頭部から装飾が減り、肩アーマーに連装砲塔がついているなど、いわゆる量産機感や軍用機のような印象が強い。
アームズウェポンはスイカを模した影松に似た大型槍で、更には自爆機能も搭載している。
本編でも有人のスイカアームズは彼らが搭乗していると思われ、そちらではスイカ双刃刀を使用している。
『S.I.C HEROSAGA 仮面ライダーディケイドエディション オーズの世界』にて、ライダーロボとの戦いの最中にグローイングフォームに戻ってしまったため黒影トルーパーが使用していたものを使った。
無人スイカアームズ
第24話で初登場した、その名の通り無人機のスイカアームズ。
仮面ライダーシグルドがシドロックシードを使い計3機を操ったがカチドキアームズには敵わず爆散した。
第30話では戦極ハカイダーの戦力チェックとして登場するが、ハカイダーショットで破壊されてしまう。
第39話では戦極凌馬が独断で作ったユグドラシルタワーへの隠し通路内にて、侵入者対策用の迎撃システムとして登場。オートシステムに制御されているためか目が黄色になっていた。
第一陣がバロン・レモンエナジーアームズ、マリカ、ナックルに撃破された後、第二陣が登場し、計4体が登場した。
バトライド・ウォー創生
カチドキアームズとの選択式で、鎧武の超必殺技形態として登場。
豪快で効果範囲の広い技を持ち雑魚戦に向くがボス戦では少し扱いにくい。
また敵リーダーの黒影トルーパーが搭乗していることもあり、アーマー効果と高い耐久力で戦闘員の中でも厄介な存在である。
ネタ
やはり、このアームズにも名前繋がりで「東方Project」の伊吹萃香とのネタやコラボ的なイラストがある。⇒東方果実鎧
他にもスイカといえば…
(ちなみにこのイラスト、スイカアームズ登場前の投稿である)
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーガイム 仮面ライダーバロン 仮面ライダーグリドン 仮面ライダーナックル
小説限定フォーム:斬月の場合はこれに該当する。
HEROSAGA限定フォーム:黒影トルーパーやクウガの場合はこれに該当する。
ウォーターメロンアームズ:プロトタイプ。
パワーダイザー:ある意味ではこれには近いかもしれない。
コダマスイカアームズ:仮面ライダージオウに登場した派生形(但しミニサイズ)
ブレイキングマンモス:ライダーの1フォームとしての巨大戦力。立ち位置としては一番近い。
ロックシードナンバー
ブドウアームズ(L.S.-09) → スイカアームズ(L.S.-10) → マンゴーアームズ(L.S.-11)
ランチャーステイツ → ジンバードラゴンフルーツアームズ/スイカアームズ(斬月)/ジンバーメロンアームズ/ゴールデンアームズ(セイヴァー)/ダークネスアームズ(セイヴァー)/魔蛇アームズ → 超デッドヒートマッハ
外部リンク
アーマードライダーグリドン スイカアームズ 仮面ライダー図鑑
アーマードライダーナックル スイカアームズ 仮面ライダー図鑑