ピクシブ百科事典

目次[非表示]

「ノブレス・オブリージュ…私は自らが正しいと思う信念の為に、この命を捧げる!」

演:久保田悠来

概要

仮面ライダー鎧武』の登場人物。
第2話から登場。
ユグドラシル・コーポレーションの重役の息子。呉島光実の兄。一人称は『私』又は『俺』。年齢26歳
自身も同社の主任で研究部門プロジェクトリーダーを務め、自分より歳上の社員達を顎で使える程の権力を持ち、主にプロジェクトマネジメントやヘルヘイムの森における研究班の護衛・インベス掃討の担当を自ら行い、黒影トルーパーの陣頭指揮も行った。

また、仮面ライダー斬月の変身者であり、以前から戦極ドライバーを所持していた模様。
アーマードライダーとしての戦闘訓練と実戦経験が豊富であり、変身後の戦闘力も群を抜いており、身体能力や戦闘センスにも優れる。斬月が初登場した4話では、ヘルヘイムの森で仮面ライダー鎧武を襲い、彼の戦意を喪失させていた。

人物像

性格は寡黙でプライドが高い。普段はあまり感情を表に出さず、近づきがたい雰囲気だが、普通の民間人にまで危害が及んでいることに責任を感じるといった正義感の強さもあり、また初瀬をインベスにしてしまった責任の一端を感じて思い悩む、自分を裏切ったシドの最期にさえも悲しみの色を見せる、一度は自身を裏切った湊耀子を許すなど、情に篤い一面も持つ。
同時に父親から教えられたノブレス・オブリージュの精神を地で行く責任感の強さを持っていて、力なき者たちを護ることを義務としている。

そのため、人類の1/7しか救えず多くの人間を切り捨てることになる「プロジェクト・アーク」の実行にあたっては、ヘルヘイムの森の侵略に立ち向かい、大量虐殺の罪を背負ってでも人類種を存続させてみせるという強い使命感、その大罪を一身に背負う覚悟を抱いている。そのために自身の負担を厭うことはなく、ドライバーの試作品の実験台に自ら志願している(その際に重傷を負っており、その際の傷が未だに残っている)。

評価の項目にもある通り、基本的には善人であり、『仮面ライダー鎧武』と言う作品における数少ない良心
しかし、そんな彼にももちろん欠点は存在しており、その最大の欠点こそ身内に致命的に甘い。という事である。
実際、作品の序盤からその兆候は見受けられ、光実が内心では兄の教育方針に反発していること、自分なりの生き方を探してビートライダーズになっていることに気づかず、凌馬が自分を完全に見限って独自の計画を進めており、シドや耀子が自分ではなく凌馬にこそ従っているという事実にまったく気づいていなかった。

単に心境の変化に気づかないというだけでなく、光実によるスイカロックシードの窃盗や凌馬が独断で進めているオーバーロードの調査にさえ気づかず、またシドが光実に戦極ドライバーを渡したこと、光実が自分に隠れてアーマードライダーをしていたことに気づいてもほとんど咎めずに許してしまっていたりするので、もはや悪癖と呼べるレベルである。

また、能力の高さに反して、プロジェクトアークやスカラーシステムに対する考えなどの現実主義がたたって、自発的な変化が根本的に欠けているという面もある。
最初に得た情報だけで即断してしまい、自分から新たな手段を探すことをしないため、結果的にだが最初のスタンスにいつまでもこだわって変化がないような状態に陥ってしまうのである。
劇中ではオーバーロードの存在を知って計画の変更を命じるなど、柔軟性はあることが確認されているが、「オーバーロードに会って人類を守ってくれるよう説得する」というプラン自体は葛葉紘汰が(正確には、彼をそそのかしたDJサガラだが)考え出したものなので、自分で切り開いた可能性とは呼べない。

こういった点と上述の身内の甘さから内輪で物事を解決しようと言う行動原理があり、戦極の情報に踊らされ、外部企業と協力・提携することでプロジェクトアークの範囲や規模を拡大するという、セカンドオピニオンの発想が欠け、結果的に事態の悪化に加担してしまった。

総じて言うと、能力の高さと責任感の強さから来る視野狭窄が強く、手を汚す覚悟があると言えば聞こえはいいが、実際は身内の悪い部分や外様の言い分と言った気に食わない事に目を向けられないと言う悪癖を持つ。
彼の場合、弟の光実と違い、犠牲を最小限にと言う利他原理があるだけ、悪人には堕ちないのだが、ユグドラシルの良心だけに志と能力の高さを活かす事が致命的に下手なのである。

だが前述の通り、その志と実力の高さは他のメンバーの抑止力・ストッパーにもなっており、自分の目的の為に状況を悪くしたい凌馬やシドと言ったメンバーからは行動を制限される目の上のタンコブとして、独自の目的を持つ耀子や光実と言った身内からは最後の一線を守らせる防波堤として機能しており、メタ的には製作陣からもユグドラシル陣営の暴走を止める最後の砦として見られていたようで、作品後半でオーバーロードの存在が露呈するや否や、早い段階で戦線追放へ追いやられる結果になった。
ロシュオがそんな彼を助けたのも、その境遇が自分と重なるものだった事でシンパシーを感じたからなのではないかとされている。
そして貴虎が表舞台から離脱するや否や、あらゆる状況が凄まじい勢いで悪化していった事からも、彼がいかに重要な人物だったのかを物語っている。

また、彼が最後まで生存したのは、作品全体のテーマである希望の象徴とも言え、戒斗の言う『強くて優しい奴から死んでいった』という考えが否定できたといえる。

人間関係

ユグドラシル関係

仲間には基本的に温かく接し、カリスマも持つリーダー気質で、直属の部下たちからは「呉島主任」と呼ばれ慕われている。鎧武がスイカアームズでインベスを蹴散らし部下たちを救ったとき、部下の1人が勘違いをして「さすが呉島主任だ!」と言ったことがあるが、この発言からその圧倒的な戦闘力は部下たちの強い信頼を得ていることが伺える。
但し、リーダーの資質は理知的な物腰に反して、責任感から物事をマクロに見れない=視野が狭いため、司令官などの組織やチームの頭脳よりも前線に立つ現場監督向きと言える。

しかしこの温かい接し方は同時に「甘さ」でもあり、仲間に対して厳しく接することが苦手ということでもある。それが戦極凌馬やシド、弟の光実の暗躍を許すという結果に繋がってしまった。
また初期は仲間以外の人間、特に価値が低いとみなした人間には冷淡な態度をとっており、覚悟や責任感を持ち合わせずに遊びに興じる若者であるビートライダーズたちを「社会に貢献しないクズ共」と嘲り見下し、彼らをプロジェクトのための実験対象として、戦極ドライバーを用いたアーマードライダーの戦闘テストのモルモットとして扱った。
(実際のところ、ビートライダーズが現れた主な原因としてユグドラシルの強引な都市開発があり、いわばビートライダーズの存在自体がユグドラシルのせいなのだが、貴虎が作中そのことに言及することはなかった)

家族関係

家庭では、弟の将来を気遣う過保護な兄でもある。
両親が仕事で長らく海外におり(TV本編中では全く触れられなかったが、Vシネマ版ではこの件についての言及がある)、少年時代からほとんど弟の教育を担うことになっていた。そのため自分が弟の手本になるよう気負いすぎており、結果的にはそれが逆効果となってしまっていた。
(余程、人間味を見せる機会が無かったのか、Vシネマ版では食事時に朱月藤果と思い出を懐かしみ、和気あいあいとしている場面を光実から「初めて見た」と言われる程であった。)

光実には学業に集中し、いずれユグドラシルコーポレーションで働くようにと諭しているが、それを息苦しく感じ反発している光実の本心には全く気付いておらず、それどころか「一番信じてはいけない相手を信じてしまう」と評されている始末であった。
ただ、ある意味で言えば「理解している様に見えて理解しておらず、『どこか自分にとっても都合の良い話や価値観』を無意識に押し付ける保護者」という姿は現実にありがちな保護者像と言えなくもない。

後々、彼の本心に気づき、このギクシャクした関係も紆余曲折を経て最終盤で改善されている分、多少はマシなのかもしれない。

評価

仮面ライダー鎧武における最大の良心

実際、メインライターの虚淵玄は、貴虎を『絋汰と同じ理想を持つが挫折した反面教師と位置付けており、本編における彼の行動も彼の持つ良心と現実とのすり合わせの結果であり、基本的には自分の野望や目的を優先する人物ばかりが登場する『仮面ライダー鎧武』と言う作品において、ここまで真摯に人を救おうとした人間は、主人公である葛葉紘汰以外では、呉島貴虎以外居ない。
その性格と仮面ライダーとしての実力の高さから、キャラクターとしての人気も高く、仮面ライダーバロンと並ぶ、第三の主人公とも言える存在であり、実際、後述の通りに彼を主役とした外伝作品が多数制作されている(尚、弟である光実も事実上の主役を担当する事が多い)。

また、仮面ライダーとしては作品におけるパワーバランスを一手に担っていた存在でもあり、ファンからは性能によらない純粋な戦闘力では最強格と評されている。

作中ではカチドキアームズといった明らかに格上であろう相手でも互角以上に戦ったり、ゲネシスドライバーを使用した新世代ライダーに袋叩きにあうという不利な状況でも粘ったりと、常に余裕のある戦闘をみせるシーンが多く、おまけに明らかに死ぬような状況に陥っても生還するなど、戦闘以外の悪運の強さなど、最後の最後でやられずにいられる良い意味での往生際の悪さが特に評価されている。
また、初戦闘時に斬月に見惚れて戦意が無かったとは言え、戦闘のプロである凰蓮を下している点も評価の一因である(逆に映画では凰蓮が高虎の変身した斬月・真と互角以上に戦えている)。

実際に、彼が敗北に追い込まれたのは仲間の裏切りや動揺によって心が乱れていた時であり、覚悟が決まっていれば、生来の責任感の強さも合間って恐ろしい戦闘力を発揮できるのである。
なお、正面から貴虎を一方的に打ち倒したのは仮面ライダーフィフティーンメガヘクスといったラスボス格ぐらいであり、フィフティーンは他の平成ライダーと互角以上に戦える程の猛者で、メガヘクスはオーバーロードインベスに匹敵するほどの怪人というのもあるのだが、先述の評価から図らずともフィフティーンとメガヘクスの株も上がると言う事態になっている。

主な劇中の活躍

第4話で初めて主人公の葛葉紘汰と対面し、刃を向ける。
「なぜこんなことをする」と問いかける紘汰に対し、「そんなやわな考え方では世界にはびこる悪意に対応できない」という趣旨の言葉を投げかけつつ圧倒。
戦意を喪失して逃げ去る紘汰を無関心に眺めていた。

それ以降はあまり表舞台には出ず、ヘルヘイムでの調査や沢芽市内に現れたヘルヘイム植物の駆除とその隠蔽に奔走する。
第9話ではその姿を紘汰と光実に目撃され、クリスマスゲームの原因を作った。
また元軍人である凰蓮・ピエール・アルフォンゾというイレギュラーな存在にドライバーが渡った時にはそれを危険視しシドを問い詰めている。

第11話ではヘルへイムの森に入り込んだアーマードライダー達を斬月の姿で次々と倒していったが、仮面ライダー龍玄と戦っている最中にインベスの暴走の連絡を受けてそちらに向かったため、龍玄が弟であることに気がつかなかった。
さらに仮面ライダー黒影が事情を知らずゲームの一環と思って攻撃してきたことで現場に間に合わず、見下していた存在の鎧武に後れを取るばかりか、会社の秘密を一部知られてしまう。
散々ビートライダーズに煮え湯を飲まされた結果になったが、それでも生来の優しさから彼らをいたぶろうとは考えず、捕まえた紘汰と戒斗の処遇について「ベルトを取り上げ、メディカルチェックを済ませたら解放する」とシドに話していた。

第14話では会社に向かう車に弟が乗り込んでいたことに気づかず、重要ファイルの入ったパソコンをロックせずに会議室を離れたため、光実に更なる秘密を知られてしまうことになる。
しかし続く第15話でユグドラシルから脱走した紘汰と戒斗を監視カメラ映像で見つけた際、偶然映っていた光実に気づき、初めて彼が仮面ライダー龍玄であったことを知ることになる。
第16話では弟がライダーなのを黙っていたシドに激怒するものの光実を叱ろうとはせず、ヘルへイムの森のある秘密を見せユグドラシル側への引き込みを図る。

第19話にて鎧武との一騎打ちで相打ちになりつつも勝利し、変身前の姿で初めて紘汰と面と向かって対話し、彼にもヘルヘイムの真実を伝える為、光実の時と同じようにその場所に案内する。
そして第20話にて紘汰にヘルヘイムの森が森に侵食され滅んでしまった異世界、地球外惑星、あるいは未来か並行世界の地球であることを教え、ユグドラシル及び自分の理念と目的を教え、紘汰の行動に新たな選択肢を突き付けることになる。
第21話では事実を教えたことについて光実に反感抱かれるが、それに対して「自分らしくない」と思いながらも紘汰の前向きな姿勢に気に入っている様子を見せていた。
第22話では市街地にクラックが開いた際、凌馬から沢芽市を焼き払うスカラーシステムのスイッチを押す責任を追う様後押しされ、自身も苦悩の色は見せつつも引き受けるが結果的にはクラックの自動閉鎖が間に合った。
しかし、激怒して社屋に乗り込んで来た紘汰に、角居裕也がインベスと化した映像を見せ紘汰が知らずに彼を殺した事実を突きつける。
これにより戦意喪失した紘汰を、もう戦う意思を失ったと見てそのまま帰したが、サガラの助言により彼は再び奮起し、スカラーシステムを破壊されるという結果を招いてしまった。
第27話ではヘルへイムの森で社員を襲ったデェムシュと対戦した際に紘汰と共闘したことで彼を認め、オーバーロードインベスの存在を知ったことで新たな希望を抱き、これまでの方針を転換しようとするものの既にオーバーロードの存在を知っていたシドに妨害される。

第28話では凌馬らがオーバーロードの存在を知らないと思いこみ、彼らの渋い顔にも気づかずに「新しい希望の選択肢が見つかった」と嬉しそうに説明。その後オーバーロードの捜索にシド、湊、光実と共に出向くが、その途中で突然シグルドに変身していたシドに襲われる。
シドを圧倒し、マリカに変身していた湊に取り押さえるよう頼むと、今度は彼女に襲われ、劣勢に。そこへ本部でバックアップを行っているはずの凌馬が現れてデュークに変身。変身を解除されるまでに追い詰められる。
そしてシグルドに留めを刺されそうになった時に隠れていた光実の姿を発見、「葛葉紘汰とともに、お前が人類を救うんだ!頼んだぞ、光実!」と彼に叫ぶ。その直後にシグルドに弾き飛ばされ、崖の下へと転落してしまった。
直後に湊と凌馬が「この高さでは助からない」「奇跡的に無事でも、ドライバー無しではヘルヘイムの環境下では生きていけない」等と、生存フラグらしき事を口にしたが…

案の定、第29話ではしっかり生きていた。しかも裂傷や打撲は負っている様だが、骨折や臓器への損傷等は見た感じ無さそう。さすが呉島主任だ!!
崖から落下し、奇跡的に生存していた彼はオーバーロード・ロシュオと遭遇。ロシュオに怪我の手当てをしてもらった彼は、レデュエの拾った戦極ドライバーを受け取り、凌馬達ですら知らなかったヘルヘイムの森の真実を知る。
31話ではDJサガラが現れたことで、ロシュオの本性を知り、また極ロックシード譲渡の瞬間に立ち会うことになる。その後、禁断の果実を求めてやってきたシドに憎悪めいた感情を向けていたが、スルーされ、そのままロシュオに太刀打ち出来ずに呆気なく殺される様を目の当たりにすることになる。

第35話でロシュオから解放され町の被害を確認した後、紘汰に事情を聞こうと接触しようとするがそこでようやく光実の本性を紘汰と共に知ることになる(光実が自分のゲネシスドライバーを所持してた事も知る)。

第36話にて紘汰を襲う光実を止めに入った。湊から全ての事情を聞いた時は自分を襲った事はもう気にしていないらしい。そして、暴走した弟を止める為に戦極ドライバーとメロンロックシードを取り、斬月へと変身。光実の変身する斬月・偽と戦った。 性能では大きなスペックの差があったが、戦闘スキルでは貴虎の方が上だった為に、互角以上の戦いを繰り広げる。
しかし、止めを刺そうとした瞬間、光実との思い出が脳裏をよぎり、躊躇った隙にベルトとロックシードを破壊され海へと転落、そのまま行方不明となってしまう。

第38話では光実の見た幻覚として登場。倒すことで兄を乗り越えたと言い張る光実に対し「お前の人生はすべて私から与えられたものだ。自分の力で勝ち取ったものなど何ひとつない」「呉島光実は呉島貴虎の影だ。私が消えれば影であるお前もまた消えるしかない」と辛辣な言葉を浴びせた(この幻影自体はあくまで「光実から見た呉島貴虎像」なので、当人と比べると異なる)。
その後も事あるごとに幻影として現れ、姿を消しても尚、光実の心に巣くう呪縛として彼を苦しめ続けた。

以上の事から死亡したかと思われていた彼だが、第46話にてやはり生きていた事が発覚した。しかし、今度は海に転落した後に沖合に流されていた際に救出されたが、漂流による脳のダメージが大きく、医師曰く「回復は絶望的だ」という状態であった。
そんな中、夢で新たなる世界へと旅立って行った筈の紘汰と再会。そこで地球がヘルヘイムの侵略を免れ、すべてが終わったことを知る。そして紘汰に「今の自分が許せないなら、新しい自分に変わればいいと光実に伝えてほしい、その為にあんた自身も生まれ変わってくれ」という願いを託され、その想いに応えるかのように目を覚ましたのだった。

上記のように仲間内ではやや軽視されていたり足元を見られていた部分も大きかったが、同時に自身の立場や権限を維持する為に必要な存在でもあった事から、彼らの暴走を抑え自重させるある意味リミッター的な役割を無自覚ながら果たしていたといえる。実際に彼という重鎮がいなくなった事で凌馬たちは自身の欲望を剥き出しにした行動を取り始め、その結果シドの裏切り行為と独走によって起こった様々な要因が重なって結果的に世界中のユグドラシルが崩壊すると言う結末を迎えた事から、彼が持つ影響力は周りや彼自身が思っているよりもかなり大きかったようである。

また、凌馬らの裏切りにより、ヘルヘイムの森の谷底へと落とされたり、光実に敗北し、戦極ドライバーとメロンロックシードを破壊されて海中に沈むといった2度の臨死体験から無事生還するなど強運の持ち主で、ユグドラシルコーポレーション関係者が相次いで死亡した中、唯一生き残った人物である。
最終回時点では回復し、事件の後始末のために奔走し海外へ旅立つ直前である。とも会い、「弟を親代わりとして育ててきた」「弟を理解しきれていなかった後悔を持つ」共通点から心を通わせている。悪用を防ぐため黒影トルーパーのドライバーは処分していたが、1つだけ残していたものは城乃内秀保が強引に使っている(ちなみに城乃内に戦極ドライバーを奪われる際は、抵抗する素振りを一切見せず、わざと奪われたように描写されている)。生身で仮面ライダー邪武と闘うも歯がたたなかった。

MOVIE大戦フルスロットル
沢芽市の復興作業に尽力していたが、メガへクスの侵略を受け再び戦場へ舞い戻る。
当初は変身が出来なかったが、メガへクスが造り出した黒影トルーパーのうちの一体の戦極ドライバーを光実が回収したものと、チーム鎧武のガレージに一つだけ存在していたヘルヘイムの果実(劇中の描写から、恐らく始まりの女の力によるもの)がメロンロックシードへ変化したものを使い変身が可能となった。
メカ戦極凌馬の変身するデュークドラゴンエナジーアームズの相手を引き受け圧倒的なスペック差に苦戦する。自分の研究や思想を理解出来ず、メガへクスに反旗を翻す貴虎を「神になるチャンスを二度も手放した本当に愚かで救えない男」と過去の彼との確執への呪詛と共に貶されるが、「お前の語る神など、意味の無い空っぽの存在に過ぎない!そしてメガへクスの奴隷に成り下がった今、お前自身が空っぽになってしまったんだ!」と真っ向から否定する。
因縁を終わらせるべく互いの必殺技が激突し、肩にソニックアローの一撃を受けてしまうが、無双セイバーの一撃で腹部を貫き致命傷を負わせ辛くも勝利。

そして現れたメガへクスに挑むも極ロックシードを取り込んだことで戦闘力が上がってしまい返り討ちに遭い変身が解除される。それでも諦めず立ち上がると光実からメロンエナジーロックシードを託され、斬月との戦いで破壊されたメカ戦極凌馬の残骸の中から、無事だったゲネシスドライバーを使って斬月・真へと変身。
メガヘクスは禁断の果実の力を得た極アームズを相手に互角以上に渡り合える存在だったため流石に優位に立つことは出来なかったものの龍玄とタッグを組んで逆転の可能性を諦めずに持ち堪え、極ロックシードを取り返したことで復活した紘汰と共闘する。

全てが終わった後、弟とザックたちと共に笑顔で紘汰と舞を見送る。

Vシネマ

2015年4月に発売された本作のVシネマである外伝では主役を務めた。時系列は第20話以降。

本編では余り触れられなかった彼の幼少期や父親について言及された。また、ユグドラシルの更なる闇や幼い頃唯一心を開く事が出来た大切な存在の過去を知り苦悩しながらも「罪を背負ってでも人類を救う」と言う信念を貫こうとした彼の姿勢、そして決して捨てる事の出来なかった彼の優しい心が描かれた。

そして…

貴虎こと仮面ライダー斬月を主役とした『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-が、平成仮面ライダーシリーズ初の舞台演劇として公演が決定。
もちろん貴虎を演じるのは久保田氏ご本人であり、シリーズ原案・監修には虚淵玄が参加。これまで映像では映し出されなかったオリジナルストーリーで、人間ドラマが深く描かれるという。更にこの舞台版限定フォームとして仮面ライダー斬月・カチドキアームズが登場する。
舞台は2019年3月、東京京都にて公演された。

余談

冷徹なキャラ設定と圧倒的な強さにもかかわらず、彼の行動には上記の通り脇の甘さが目立つため、視聴者からぽんこつ兄さん扱いされがちである。しかし同時にヘルヘイムの森の真実と、それに立ち向かう彼の決意と覚悟が明らかになった事、及び戦極凌馬・シド・湊耀子の3名が明らかに何か企んでいる事から、今や彼の方がユグドラシル唯一の良心という評価に変わった。ネット上ではメロンのアニキ=メロニキと呼ばれることも。ニーサンとも呼ばれるが、いかんせん(^U^)を連想させる為、現在は作中でも呼ばれていた「主任」の方で定着している。

春休み合体スペシャルでは、執務室の背後で巨大化したライオンインベストッキュウオーが戦っていることにも気づかず「そんなバカな話があるか、仕事に戻れ!」「みんな…疲れているのか…?と意にも介さなかった。
実況スレなどは志村後ろー!」「天然ボケ」などの評価で埋め尽くされたが、元々烈車イマジネーションの足りない者には見えないという設定があるため、徹底した現実主義者である貴虎には、本当にトッキュウオーが見えていなかった可能性もある(ただし、巨大化したライオンインベスはイマジネーションなど関係ないので見えるはずなのだが、こちらも全く気がついていない)。ちなみにこの件で「メロニキに言わせてこそ意味がある」「人選わかってるな」と貴虎と作品両方の好感度が上がった。

劇場版でシャムビシェが作り出した夢の世界では入院している妻がいるという設定で登場。妻は誰かは明かされていないが、この世界では死んだアーマードライダーも生活しており、時系列的も鎧武外伝第1作の後なので彼女なのではないかと思われる。

演じる久保田氏は『仮面ライダー THE NEXT』にも出演しており、エピローグで『CRぱちんこ仮面ライダー ショッカー全滅大作戦』を打っていた最中にChiharu怪人態に襲われる男性を演じていた。また、特撮とは関係無いが、『戦国BASARA』で伊達政宗役を演じている。
ちなみに本作への出演が決まった際には、パイロット監督を担当した田﨑竜太が嘗て手掛けた『実写版 美少女戦士セーラームーン』を観たそうである。(なお、全くの余談だが、メイン5人の演者のうち1人は『鎧武』にて主人公の姉を演じている)

関連タグ

仮面ライダー鎧武 鎧武外伝
仮面ライダー斬月 仮面ライダー斬月・真
呉島光実 呉島兄弟 呉島天樹
ユグドラシル・コーポレーション
みんな疲れてるのか… ミツザネェ!

関連・類似キャラクター


4号ライダー
笛木奏呉島貴虎蛮野天十郎九条貴利矢

関連記事

親記事

ユグドラシル・コーポレーション ゆぐどらしるこーぽれーしょん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「呉島貴虎」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 2422519

コメント